ALCS 2

メジャーリーグ、アメリカンリーグのチャンピオンシリーズ(ALCS)最終決戦を前に、これまでの試合の流れを振り返ってみた。それをふまえて、第七戦を想像してみる。


■第一戦 : Yankee Stadium
Boston 5 — 2 NewYork
魔球とも言われるナックルボールを操るウェイクフィールドが第一戦のボストンの先発投手になったことが奇妙な巡り合わせの始まりだった。ボストンはオークランドとのディビジョンシリーズを5戦フルに戦った。それも激しい接戦ばかり。ニューヨークはミネソタと。手こずったけれどもまあ順当に4戦目までに勝抜きを決めた。ニューヨークは1日休んでチャンピオンシリーズへ。ボストンは連戦で、自然とローテーションはウェイクフィールドに回ってきた。1日休んで体も軽く前がかりになっていたニューヨークの打線にナックルボールはよく効き、安打を放ったのは比較的安定した打撃ができるポサダと松井だけだった。
■第二戦 : Yankee Stadium
Boston 2 — 6 NewYork
シリーズを有利に進めるためにはボストンはこの試合を取らなければいけなかった。一気に決めてしまうか、第7戦までもつれるかしか勝機はないと思っていた。この試合のボストンの先発はディビジョンシリーズでロングリリーフ、先発とフル回転の大活躍を見せたロウ。疲れが残っていなければいいと思っていたのだが、押さえきることはできなかった。
■第三戦 : Fenway Park
NewYork 4 — 3 Boston
この試合だけは全く予想が付かなかった。というかもう楽しむしかないって感じ。だって先発は偉大なクレメンスと現役最強右腕ペドロ・マルチネスだよ。ボストンのファンからすればボストンの現エースと過去のエースの投げ合い。しかもクレメンスは今年限りの引退を宣言している。
試合は実際非常に緊迫した素晴らしいものになった。惜しくもボストンは負けたけれども(ボストンファンとしては)クレメンスに花を持たせたと考えれば十分納得がいった。途中思いがけぬハプニングもあったけれどね。
■第四戦 : Fenway Park
NewYork 2 — 3 Boston
また巡り合わせの話をしよう。ここで雨。一日順延されたことでここでまた「魔球」ウェイクフィールドの登板となった。正直短期間で2度目の先発では目も慣れて来る。心配だったのだが、第一戦以上の投球を見せてくれた。打線も決して効率的ではなかったけれども、効果的な3点を奪い逃げ切った。こう言う試合で勝てるのが今年のボストンの強い所だ。これで2勝2敗のタイ。この試合が終わった後、ヤンキースが勝つなら後二つ連勝、ボストンがどちらかをとれば第七戦でボストンとの思いをさらに強くし、掲示板にそう書いた。
■第五戦 : Fenway Park
NewYork 4 — 2 Boston
第二戦と同様、この試合も取りたい試合だった。同じく二戦に登板して打たれているロウの奮起に賭けた。ロウのピッチングは悪くなかった。2回に若干崩れた所を攻め込まれ3点を失った以外は安心して見ていられた。さすがロウと思った試合だったが、打線が「完全試合男」ウェルズと守護神リベラにしてやられた。
■第六戦 : Yankee Stadium
Boston 9 — 6 NewYork
再逆転されて4-6となった辺りではやられたか、という思いがよぎった。終盤によく引っくり返してくれた。本当に今年のボストンの粘りには勇気づけられる。ぼくも頑張らねば。
強風によるものか極度の緊張がもたらすエアーポケットか、いくつかのミスが出てそれが得点に結びついた試合。ニューヨークの最初の逆転の鍵になったのは名ショート、ガルシアパーラの凡ミスだった。しかし彼はその後の打撃で発奮。7回には逆転を呼び込む長打を放ち、レフト松井のミスを誘った。
■第七戦 : Yankee Stadium
Boston ? — ? NewYork
もつれた末の総力戦ではボストンが有利と見る。再びクレメンス対マルチネス。マルチネスへのブーイングはものすごいだろうなあ。でもマルチネスはそれを自分のパワーに替えられる選手だ。六戦でミスをした松井はこれも凄い選手。そういう借りは返しに来るだろう。ガルシアパーラがそうしたように。
いつも言われる「バンビーノの呪い」、第三戦のいざこざの後のドン・ジマーコーチの涙の会見、ボストンにとっての新旧エースの対決。日程の妙や他にもいろいろな伏線と巡り合わせ。本当に面白かった。後一戦。まあ、じっくり楽しもう。

しかし、ナショナルリーグでシカゴが負けちゃったのは残念だなあ。フロリダもいいチームだけれどさ。第六戦でレフトよりのスタンドの観客がフライを捕球しようとするレフトフィールダーのプレーを邪魔してしまった。それがシリーズの流れを変えてしまったのは誰の目にも明らかなのだけれど、ファンはもちろん故意じゃない。ボールが来たから取りにいってしまった。そんな純粋な気持ちからの失敗をカバーしてあげられなかった選手が力不足だったのだろう。


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