お向かいさんのその後(4)

先週、ついにお向かいさんが退院された。「おめでとうございます」だけれど、どちらかというと「お疲れ様でした」とねぎらいの言葉を贈りたい。

私の手術の1週間後に手術してから、、、丸9か月。いったんの退院、転院を経て、やっと。手放しで喜べないのは、自宅で栄養点滴をしばらく続けなければならないことなどや、合併症の根本的な治療がまだ残っているから。

これまで娘さんを通じて、折に触れて様子などを伺っていた。一時は生きる希望をなくす事態にまで陥っていたようだった。

私が入院しているとき、お向かいさんに東京に遊びに来てくださいと私は言った。お向かいさんも東京に知り合いができて嬉しいと仰った。私は秋冬の間、お向かいさんと娘さんと私が東京でお花見しながら散策する姿をずっと想像した。

今年の桜は遅かったけど、お向かいさんの退院を桜は待っていたのかな。残念ながら今すぐは無理だろうけれど、しばらくしたら二人は遊びに来てくれるだろう。豪遊するんだってさ〜。

退院が決まったときには、お向かいさんが長く入院している草津の病院に、「美人会」仲間のHIMEさんがちょうど検診で行き、お向かいさんに会って来たという。

「非常階段を上り下りする練習してましたよ。自宅に階段あるからって。目が輝いていました。」

お向かいさんも美人会入会ですよ!

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