Archive for 2012年06月

happyさんからの再発報告

去年のシンポジウムで私に声をかけてくださって以来、意気投合しているhappyさんから、日曜日にメールが届いた。

内容は、前日に行ったという池田病院検診の結果だった。再発が見つかり、8月頃に手術することになったと。

「一年ちょっとで、再発してしまいショックですが、体力つけて頑張ってきますね」

絵文字つき、いかにも明るく振る舞うそのメールはカラ元気満載、ショックな気持ちが逆に痛いほど伝わってくる。

再発って、やっぱり、あるんだ。。。

私もショックを受けてしまった。

happyさんに返信しようと一所懸命メールを打つけれど、どうもニュアンスが伝わらない気がして、思い切って電話してしまった。

「もしもし?」

「もしもしー。」

どのくらい話しただろう。

話してわかったことだが、happyさんが去年受けた米村先生の手術では、温熱化学療法をしなかったとのこと。米村先生の腹膜偽粘液腫の手術では腹膜切除に加えて温熱化学療法がデフォだと思うけど。

「先生忘れたんじゃないのぉ?」

「まさかー、こればっかりは忘れないでしょ〜。」

happyさんは良性。その時の状態からも、お腹に抗癌剤を入れるよりそのまま様子を見たほうが良いと先生は判断されたのだろう。

米村先生がこれまで診て来た患者さんのなかには、とても珍しい例ながら、何もしなくても偽粘液腫が消えてしまった人もいるらしいし、お腹を開いてポロッと取れてしまった人もいるとか。いろいろなパターンがあるわけで、一律同じ手術ではないはずだ。

「先生は、再発したらまた切ればいいんだって言うしね。」

「それでね、先生に何回まで切れるんですかって聞いたら、15回まで切れるって言うのよー。」

「簡単に言うよねー。」

「ホント、簡単に言うんだから。。。」

「今度は温熱するんじゃない? そうしたらもう再発しないよ、きっと。」

「うん、しっかりやってもらうわ!」

happyさんはすっかりさばさばした口調で言った。

明日は我が身である。私もさばさばといきたい。だが、その前にウジウジ聞いてしまった。

「聞いてもいい? お腹、膨れてきた感じ?」

「うん、ちょっと太ったかなあって。でも3か月前の検診では何でもなかった。」

そうなのかー。他にも変わったこととして、便の出具合に変化があり、緩いのがちょろちょろと出てくるらしい。。。

「ねえ、happyさんのこのこと、ブログに書いてもいい?」

「うん、書いて。こういう例もあるって、他の人に知ってもらいたいし。」

「わかった。」

happyさんの、再手術体験報告もいずれ聞けるだろう。

happyさん、その持ち前のスカッとさわやかな性格で、8月になったらスカッとさわやかにやっつけてきて! それまで美味しいもの食べて体力温存、ファイティン!!

東戸塚記念病院に行った

土曜日は、紹介状を持って東戸塚記念病院の外科へ。

正直なところ、他の病院にしようと思っていた。というのも、以前、腹筋痛のような痛みと熱で行ったときに納得いかない診断だったのが、実はこの病院だったから。しかし今回、お世話になりたいのは外科だし、もし腸閉塞になったら近いほうが良いに決まってると思い直した。

このたびの担当医は、有田先生。

紹介状には岸和田徳洲会病院の紹介状コピーも添付されていて、先生は一瞬、なんだこれは?と思われただろう。

お腹の触診と聴診をして「腸閉塞はありません」。先生、スミマセン、今は違うと私も思います。。。

その後、CTを撮ることとなった。私が結石のことを伝えたので、造影剤なしで撮ることに。

真ん中の骨の上側、やや左の、白色ポインタが指し示している左上のうっすら濃い色部分。これは総胆管の拡張かも?とのこと。下の絵の赤い部分のことらしい。

むー。胆摘との関係はあり?なし?

膵臓のほうは腫れていないので膵炎ではないが、いずれにしてもこのCT画像では確定診断ができないということで、後日、造影剤をしてCTを撮るべく、腎臓の血液検査をしてから帰ることになった。結果として無駄に健康保険を使った気がし、このご時世にあって後ろめたい。先生ときちんと話し合って無駄なく検査すべきだった。

診察室を出るとき、有田先生は「銀座医院にはこちらから伝えておきます。亀山先生は同じ大学の1年後輩で、とても優秀な先生ですよ」と仰った。へー!と思うとともに、この偶然から先生方の連携に憂うことはなさそう。難民にならずにすんだよ。。。

引き続きアミラーゼとリンパ球↑

様子を見ていたアミラーゼとリンパ球の件で、銀座医院で再度、血液検査をした。

(最近、写真が少ないので、にぎやかしに入れてみた〜〜。)

なんだかよくわからないが、今回も白血球像が基準値からはみ出てる。。。アミラーゼもビミョーにはみ出てる。先生によればアミラーゼのビミョーな数値はがんの可能性もあるらしい。可能性としては低いだろうが、10万人だか100万人だかに1人しかならない病気に当たっている経験上、無視するわけにもいかない。

「次の検診はいつだっけ?」

「7月28日です。」

亀山先生は「ちょっと遅いなあ」と仰りながらも、米村先生宛の紹介状を作ってくださった。また、腸閉塞の件もあるので、家の近くの病院へもいただいた。

その日は、アミラーゼの数値がどうこうより、先生が紹介状に生年月日を書き入れながら「松田聖子と同い年だね!」などと仰ったのが意外で面白かった。先生が松田聖子の話題もOKだったなんて〜〜。

話は戻り、白血球についてはもう少し様子を見ることにして、1か月後に改めて検査することになった。

24年度 厚労省研究費補助金交付決定

すでに噂では聞いていたけれど、腹膜偽粘液腫の今年度の「難治性疾患克服研究事業」の厚労省研究費補助金交付が決まったそうです。

以下、腹膜偽粘液腫患者支援の会の「ご意見・ご感想」欄に投稿された文をそのままコピペ。

***

支援機構の勝谷様より、正式決定待ちだった「24年度厚生労働化学研究費補助金」の決定通知がありました。昨年度に続き2回目、今回は390万円です。この研究補助金は成果が出せれば3年受けられるものです。(以下略)

***

良かったです!

先生方はますます大変だと思いますが、お体に気をつけて研究を進めていただきたいです〜〜!

お向かいさんのその後(5)

先週の日曜日、youさんからお電話をいただき、お母さんの最近のご様子を伺えた。話の内容は、本当にうれしいものだった。

これまでのことを思い出すと。。。youさんのお母さん=お向かいさんの長期にわたった入院生活は、実のところ大変なものだった。腸に開いた穴が塞がらず、一時は危篤な状態まで陥ったこともあった。

その後回復され、やっとのことでめでたく退院となったのだが、手放しで喜べなかったのは腸の穴が塞がらなかったからである。退院してもストマをつけ、さらにポートを埋め込んでの生活なのだ。栄養補給のためにポートに点滴を自分でつなぎ、夜寝ている間ずっと点滴するというのが、今のお向かいさんの日課。それでもご飯だっておいしく食べられるし、お出かけもされているようで、お元気にされているようだった。

そんな状態ではあるけれどもお向かいさんもyouさんも受け入れ、今、毎日の暮らしを楽しまれている。

とは言っても。やはりストマが外せるものなら外したいし(トイレ滞在時間は長くなるけど~)。何より、夜中の点滴はトイレで何度も目が覚めて熟睡できないだろう。点滴棒をお供にトイレに行くのも、ホント煩わしいもんなあ。

そんな煩わしさにオサラバするためには手術が必要。そこで決心されたようで、

「7月に手術することになったんです。」

この報告のために、youさんはお電話してくれたのだと思う。

今はとても前向きだと言う。以前の前向きは、気持ちを鼓舞するために無理矢理言っていたウソ前向きだったけれど、今度は本気の前向きだ。

手術してすぐは大変だろうけど、今度こそスッキリできますよ! 絶対に。お向かいさん、東京で待ってますよ!

YHフローレとエプリッチ

土曜日は冷蔵庫の配送日だった。その2、3日前から下段の冷凍庫と野菜室も冷えなくなったので、買い替えて正解だった。

冷蔵庫は設置しても冷えきるまでに最低数時間はかかるので、なるべく中身を空にするようにした。日頃、庫内のチェックなどしていないので、食品を一掃する良い機会でもある。賞味期限切れのものが結構あるのだ。ドレッシング、ジャム、佃煮、、、瓶詰系がいっぱい。

そんな瓶詰の背後に隠れ潜んでいたのが、YHフローレとエプリッチ。

その節はお世話になりまして。元気になった今の味覚でもう一度、味わってみたいけれど、賞味期限が随分前に切れているため捨てることにする。ありがとう。さようなら。

せっかく出て来たので、いまさらではあるが私個人の利用してみた感想を。

【YHフローレ】

ヤクルトの「ミルミルS」(Sのほうね)が大好きだったら、結構好みの味だと思う。私自身はこの手のものの中では美味しいかもと思ったけれど、大好きとまでは。。。そんな感じだったので、義務的に飲んでいた。いろいろな栄養成分が入っているのは良い。最初のころは200mlという量が多く、1本飲みきるのに苦労した。だんだん胃腸も回復してきて200mlが一気に飲めるようになってきたら、今度はお腹が下ってしまった。「ごくごく飲み」は気を付けたほうが良い。ゆっくり飲まないと下痢をする。(なのに、便秘のときに「飲めば出るかも?」と思って飲んでも、出ないものは出ない。)

ストローが付いていないということは、経口摂取の人が少ないのだろう。ということは、口から飲むことはあまり考えていないのかも? 味についてもっと改良の余地はないのだろうか。もっと美味しいのが飲みたいし、もっと少量パックがあっても良いと感じた。

【エプリッチ】

これも一度には食べられない量。食べきりサイズがあったらなあ。しかし、味がバラエティに富んでいるし、通販で1つから買えるので試し買いができるのは良い。

コーヒー味は私にはイマイチだった。ほかに買ったフレーバーはどれもほんの2、3口食べるのはおいしい気がする。大勢の人たちに出すために、ようかんの一口分くらいに切って出すのに便利なものみたい。とにかく一人で一度には食べきれないし、同じ味が続くと飽きる。

【結局のところ。。。】

便利、美味しい、値段も高くない、ということでよく利用した栄養補給用の食品は、結局のところ、ウィダーインゼリーなどだった。。。亀山先生もカロリーメイトやウィダーを飲んどけ、とも言ってたなあ。

転ばぬ先の腸閉塞対策

銀座医院に続けて行っちゃったおかげで、ラッキーなこともあった。腸閉塞対策における援護である。

亀山先生は二見先生に、私が腸閉塞で来院したことを話され、開通前&開通後の腸閉塞レントゲンを見ておいてもらったと仰っていた。で、大建中湯がいいとか、いろいろ話し合ってくださったらしい。嬉しい限りである。

さらに。入院設備のある外科に突如腸閉塞で行く前に、先にかかっておいたほうが受け入れてもらいやすいから、そうできるように行きやすいところに紹介状を書こう、とのこと。まるで念願の関所手形が下りる気分だ。

「実は今も、腸閉塞2、3歩手前な雰囲気なんです。」

数日おきにお通じはあるし、ガスも出ているけれど、なんか微妙な予兆があるのである。たとえばお腹があまり空かないとか、食べるとやや膨満感があるとか。

「消化の良いものを食べてね。きのこはダメだよ。麦ご飯も。」

「麦ご飯も?」

「うん。そのまま出てくるよ。」

便秘に良い食べ物って、腸閉塞には良くなさそう。

そしていまだ数歩手前な雰囲気。昨夜は膨満感で横になった途端にこみ上げて来て、トイレに駆け込み少しだけリバース。スパゲティが数センチの長さでトマトソースとともに出て来た。よく噛んでるつもりだったんだがなあ。

 

アミラーゼが高くてリンパ球が多い

先週の火曜日、そろそろ大腸カメラをやってやるか!と上から目線、態度デカめで銀座医院に行った。腸を押すと痛い理由がわかるかもしれないし。それから、検査とは関係ないけれど、平熱が低くなってしまって大丈夫なのかどうしても聞きたい。内視鏡検査はお任せ!な二見先生と日にちを相談させていただく前に、検査します宣言&「ついで聞き」のため亀山先生の診察室へ。

先生に最近の体調を聞かれたので、先日の体調不良のことや右耳下に小さな腫れを見つけたことを言うと、大腸カメラは発熱のほうを片付けないととたしなめられる。

「あの、体温が下がってから35℃台なんですけどー。」

これについては先生、まるでスルー。それより微熱があったことが問題らしい。以前からの診察を振り返ると、気にしなくて良いことにKameyamaセンサーは無反応、ということが判明しているので、大丈夫ってことらしい。

「それじゃ、胸の音を聞かせて。」

先生が聴診器を持ったので、私はシャツを、、、

「うぎゃ〜〜っ!」

「どうした!?」

「シャツにシミが。。。さっき飲んだコーヒー、こぼしてた。」

水色のシャツにコーヒーを、滝で言ったら袋田の滝レベルでザーッとこぼしていたのである。施設かどこかで「オバアちゃん、まーたこぼしちゃったの?」と言われている老後が頭に浮かんでいる場合でなく、これはかなり恥ずかしい。

「気付かなかったよ」と先生は仰ってくださったが、そのあとこう続けた。

「……そこから胸の音は聞こえないでしょ?」

動揺してか、ワタシは胸のボタンははずさず、シャツの下からお腹を出していた。。。

そんなこんなな診察で、背中に痛みがあるかどうかなども診ていただき、血液検査もした。

血液検査では白血球は正常だが、アミラーゼが少し高いとのこと。そこで、結果が後日になる検査もすることになり、金曜日に再度、病院に行くことになった。

金曜の朝、先生から結果が良くないので説明するからとわざわざお電話を頂く。喉元過ぎればなアバウトな性格が見透かされているもよう。

結果を伺いに行くと、唾液腺でなく膵臓のアミラーゼが高く、さらに白血球の中のリンパ球の割合が高いということだった。たとえば膵臓がんなども否定はできないらしい。

「経過観察の腫瘍マーカーの値、わかる?」

「わかりません。」

次からは聞くことにしよう。米村先生は腫瘍マーカーの値は見方がある、数値だけで一喜一憂すべきでないというようなことをおっしゃっていたが、亀山先生も、私の場合は術後のマーカー値と比較しないことには、今、マーカーをしたところで判断がつかないというお話だった。

今回の微熱などの不調は、先生によればたぶん感染症だろうが(確かそう仰っていたような)、また一週間くらいしてから治っているかどうか診ようとのこと。そして、

「来月の経過観察はエコー? CT? あ、MRIね。そのとき膵臓あたりも撮ると思うけど、それで米村先生にも診てもらってね。」

ということだった。

只今35.5℃

午後になって体温が上がっただろうと測ったのに、もっと下がってる。

入院していたとき看護師さんから「汗かいていると気化熱で皮膚の温度が下がってきちんと測れませんよ」と教えてもらったから、汗をかいてないか確認してから測っている。

もしかして、体温計壊れたとか? 確かめるために、夫の体温を測ってもらった。

「36.5℃だよ。」

あ、そう。壊れてなかったか。壊れているのは私の体内温度調節機能か? これまで35.5℃なんて、なった記憶がないんだけど。

今朝の体温35.8℃

これってどーなのよ?