腹膜播種へのアプローチ

米村先生が10月末の「第53回 日本癌治療学会学術集会」でレクチャーする(した)記事が、facebookの「Dr.Yutaka Yonemura: Peritoneal Metastases Center 米村豊:腹膜播種センター」(2015年10月22日投稿)や、また腹膜偽粘液腫患者支援の会の掲示板[1653] に出ている。
(、、、とナニげに米村先生のFBも併せてご紹介っス。)

以前は、腹膜播種はもう治療はできないと思われていたわけだけれど、ついに腹膜播種の治療について、上記の学会で語られるようになったということで。

学会で扱われたテーマ(テーマはいっぱいある、その一つ)のタイトルが「胃がん腹膜播種へのアプローチ」で、腹膜播種が治療の対象として取り上げられるのはこれが初めてらしいので、前進しているわけだけれど、アプローチってところがまだこれからというか、、、次回はもう一段階踏み込んだテーマタイトルになっていたらいいなあ。

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(10月30日のプログラムのpdfからhttp://congress.jsco.or.jp/jsco2015/user_data/upload/File/JSCO2015_program_1030_0908.pdf)

これを見ると、米村先生以外は胃あるいは十二指腸にとどまってレクチャーされている。臓器ごとの括りだから当たり前だけれど、、、私は医療のことは素人だからかもしれないが、がんの学会でも、臓器ごとにとどまらず、臓器をまたがっての横断的なのもないと、腹膜偽粘液腫を含む腹膜播種は結局のところお手上げと思われてしまうのではないかと、感じてしまう。

私が入院している時だったか、診察を受けた時だったか、米村先生が、この手術は胃だけ手術できてもダメ、大腸だけでもダメ、婦人科も何もできないとダメ、みたいなことを仰っていたのを思い出す。

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