Archive for 2016年05月

腹膜播種治療トレーニング プログラム

2016年9月1日に「Japanese School of Peritoneal Surface Oncology(JSPSO)」が開校するとのこと。なんとなんと!それは、腹膜偽粘液腫を含む腹膜播種をばっちり治す包括的な治療について研修する学校なのである。

研修資格はもちろん医師免許のある方。外科医・産婦人科医・麻酔医・画像診断医など。

従来は腹膜偽粘液腫を含む腹膜播種は手術はムリってことだったけれど、米村先生たちによって手術対象となった。私も恩恵を受けた一人。でも、はるばる大阪や滋賀の病院に入院せねばならなかったし、退院しても術後のケアが居住する県内の病院で対応してくれないとか(最近は減ってきたようだが)いろいろあったわけで。

ゆくゆくはもっと身近な場所で治療を受けられるようになるかも!

意欲のあるお医者さん、これからの医療を考えるお医者さんに、このプログラムが目に留まるよう、少しでも何かの検索で引っかかってくれたらと祈って。。。

日本腹膜播種治療トレーニング プログラム

Asian SCHOOL OF PERITONEAL SURFACE ONCOLOGY And Asian PERITONEAL SURFACE ONCOLOGY TRAINING PROGRAM

想像だけれど、英文のほうは海外の医師向け。英語で研修可能なのだと思う。日本語のほうは、これは私の推測にすぎないが、研修施設が太字とそうでないのがあって、そうでないほうは基本的に英語での研修ってことで、棲み分けてるとか?

と、その前に

あー、また月末だ。31日だ。ビジネス以外で忙しがっているから、こんなひどい月末になるのだとわかっているけれど、、、どうするのが私の正しい道なのか、わからないっっ。

予告通りの「天国からのサプライズ(本編)」とさらに、もう二つ(仮タイトルは「よく頑張りました」と「番茉莉」)をしたためようとしているのだけれど、たぶん、少し後になりそう。

と、その前に、これだけは先に出しとこ〜な情報をまず投稿することにした。お医者さんが一人でも、目に留めてくれればという願いを込めて。

天国からのサプライズ(イントロ編)

父が入院したのは6日の金曜で、それは私にとってなんだかんだの忙しさがちょっと越えて、ビミョーなインターバルのときだった。父を病院に連れて行った義妹の報告からは、それなりに心配なものの命に別状はないように思えた。

そこで思いついちゃったのが、「capiさんからイタダキ会」である。

以下、登場人物は「絵馬(あらすじ編)」と絵馬の話に出てくるんだけど。

なんかもー、絶対、仕組まれたね、天国から。

父は長寿遺伝子にスイッチ入れてます

「これまで生きてこれたことがもう、凄いことなんですよ。」

父の主治医が、心臓カテーテル検査(&ステント留置)後の説明時、私たちに言った。そしてこう続けた。「今日、突然死しても、全然おかしくないんです。」

父があとどれくらい生きられそうなのか、聞きたいと思っていたのだけれど、どうもそういうところを超えた状況に、もはや父はいたようだ。

「(循環器外来に経過観察で)pom父さんが来るとき、いつも一人で来るじゃないですか。89歳で付き添いもなく来られる人なんて滅多にいませんよ。7年前に心筋梗塞やって高血圧でもともと片肺機能してなくて、心臓も肥大してて不整脈で、薬でコントロールしているとは言え、凄いですよ。それで今回、心不全に肺炎併発ですからね、もう、神様に選ばれた人としか言えないですよっっ。」

状況把握していない家族にややキレそうになりながら説明する主治医に、義妹も私も「はあ。。。」みたいな感じだった。だって、父は目をぱっちり開けて、普通に話してるし。ベッドが低反発で柔らかすぎだと文句を言って、家から座布団持って来させてるし〜〜。

父はこれまで老人なりに普通に生活できていて、お金のこともきちんとやっている(私よりマトモ)。足の悪い母に代わって日常の買い物もするし、問題があるといえば、認知症が始まったのか勘違いが時々あり、ガンとして引かないので、母や私たちと口論になってしまうことがあることくらいだった。

「pom父さんを一日も早く退院させてあげたいと思っています。自宅介護ですよね? 就寝時は酸素吸入したほうが良いでしょう。入院しちゃうとだいたい、高齢の方は元の生活レベルまでは戻らないんです。もう歩けないかもしれないし。認知症も進むでしょう。」

これまでの勘違いも、血管が詰まることから起こる認知症によるものらしい。

認知症が進むのも困るが、歩けないのも困る。トイレはどうするのだ? これまで介護認定すら受けたことがない人なのに。介護がそもそも必要だった人だったのか。

いろいろ考えてしまうが、しかし。

昨年1月に胆管癌で手術した母は84歳だけれど、今、主治医が驚くほどのハツラツぶり。「1年以上経って、勝ち組ですね。pom母さんは60代とまでは言わないけれど、70代に見えますよ!」と主治医から言われて、まんざらでもない母を見ると、全然ダイジョーブだわ〜、と思う。

母の主治医も、高齢者は退院後、元の生活には戻れないと仰っていた。だけれど、母はがんで手術したのがウソのようだと自分でも言っている。まったく前と変わらない。私以上に強靭な生命力である。

そんな母を見ているので、父も、主治医の予想を覆してくれそうな気がするのである。

私の両親は、私に「へその一つや二つ、なくてもどうってことない!」と私を励ます人たちである。「へそがなくなったら、ほぞも噛めないし〜」みたいな、なんでそんなジョークが、再発したと落ち込む娘に言えるんだ?な人たちである。そしていつも私に「くよくよするんじゃない!」と言うのある。

なんであんなに能天気でいられるのか。自分の親ながら不思議だ。しかし、そういう性分が長寿遺伝子のスイッチを押しているのだと、私は思う。

来週あたり退院できるかな、pom父さんは。

I’m home

旅に出ていたわけでもないのだが、自分のうちを留守にして、人のうちを作ってた感じかも?
まだ少し、バタバタが続くのかな。