Archive for the ‘08.お仲間のこと’ Category

ファイティン! happyさん

happyさんから再発したというメールが来たのは6月だった。happyさんの腹膜偽粘液腫は良性なので、米村先生の手術をしたら再発の確率は低いはずだが、ゼロではないということか。。。

そのhappyさんは今、関西で頑張っているはずだ。辛いときだと思う。

いつも明るく振る舞う彼女なので、メールができるようになっても気を遣わせまいと明るいメールを送って来るのだろう。私なんかとぜーんぜん違い、人間ができているのである。でもね、別にいいんだよ、痛いときは痛いって言っていいんだからね。

早く苦しいときから抜け出せますように!

今、頑張っているお仲間のみんなも。。。

  • HIME

    2012年10月26日(金)12:39

    返信

    まだ痛いよね。お熱もあるかしら。一日も早く抜け出せますように。
    で、次回お会いした時におもしろおかしく入院の時のお話が聞けますように。待ってますよん!!

  • pom

    2012年10月26日(金)14:38

    返信

    happyさんは友達作りの名人だからね〜。調子が少しずつ戻ってくれば、あっという間に友達作るはず。その人たちのことを話してくれるかもね。先生との笑える会話とかもありそうだよね。待ってよう!!

  • happy

    2012年11月17日(土)15:47

    返信

    こんにちは

    お陰様で、先週の金曜日に無事退院しました。

    昨年の一回目に比べて、今回二回目の術後は、お腹の痛みや張り、熱が出たりで、かなり辛いものでした!

    入院中は持っていった東方神起のうちわで、先生や看護師さんたちにファンであることが有名になったり、楽しい事もありました・・・。

    退院の日は新大阪で、お好み焼きと焼きそばをいただき、新幹線では歌手の西川峰子さんに握手と激励されました♪

    まだまだ療養中ですが、できる範囲での家事やウォーキングで体力をつけています。

  • pom

    2012年11月17日(土)19:03

    返信

    happyさん、退院おめでとうございます。
    お疲れさまでした〜〜!

    ♪いや〜よいやいや こどもじゃないわ〜 な西川峰子さん! 東方神起はちと難易度高い石橋先生(私が入院したときは美空ひばりを歌ってたけど。笑)とかが新幹線の話を聞いたら、「へえ〜!」って仰りそうですね。

    どうぞ無理のない範囲で体を馴らしつつ、養生してくださいよ〜。これから寒くなるしさ、風邪なども引きませんよう。

    コメント、本当にありがとうございました!!

  • HIME

    10月 26th, 2012

    返信

    まだ痛いよね。お熱もあるかしら。一日も早く抜け出せますように。
    で、次回お会いした時におもしろおかしく入院の時のお話が聞けますように。待ってますよん!!

  • pom

    10月 26th, 2012

    返信

    happyさんは友達作りの名人だからね〜。調子が少しずつ戻ってくれば、あっという間に友達作るはず。その人たちのことを話してくれるかもね。先生との笑える会話とかもありそうだよね。待ってよう!!

  • happy

    11月 17th, 2012

    返信

    こんにちは

    お陰様で、先週の金曜日に無事退院しました。

    昨年の一回目に比べて、今回二回目の術後は、お腹の痛みや張り、熱が出たりで、かなり辛いものでした!

    入院中は持っていった東方神起のうちわで、先生や看護師さんたちにファンであることが有名になったり、楽しい事もありました・・・。

    退院の日は新大阪で、お好み焼きと焼きそばをいただき、新幹線では歌手の西川峰子さんに握手と激励されました♪

    まだまだ療養中ですが、できる範囲での家事やウォーキングで体力をつけています。

  • pom

    11月 17th, 2012

    返信

    happyさん、退院おめでとうございます。
    お疲れさまでした〜〜!

    ♪いや〜よいやいや こどもじゃないわ〜 な西川峰子さん! 東方神起はちと難易度高い石橋先生(私が入院したときは美空ひばりを歌ってたけど。笑)とかが新幹線の話を聞いたら、「へえ〜!」って仰りそうですね。

    どうぞ無理のない範囲で体を馴らしつつ、養生してくださいよ〜。これから寒くなるしさ、風邪なども引きませんよう。

    コメント、本当にありがとうございました!!

お向かいさんのその後(7)

2〜3週間前の話になるが、岸和田の病院で同室だったお向かいさんが、ついに退院された。

長かったーーーー。

1年3か月。

途中、退院した時もあったけれど、ほぼ入院生活。この1年3か月に私はいろいろなことをしたけれど、お向かいさんはほぼ病室の人だったのだ。それに何度かの手術。よくぞ我慢したというか気力が続いたのは、きっと娘さんたちの応援の賜物だろう。

退院したと言っても、すっかり元気になりましたとはいかないので、たぶん今日もトイレに何往復もしてるとか、、、いろいろご苦労されていることだろう。

元気になったらお会いする約束をしている。ぜひともお会いしたい。

これから寒くなるから、お体に一層気をつけて。暖かくなったら会いましょう、絶対に!!!

偶然かもしれないけれど

人間にはテレパシーとか超能力とか、そんなものがあるのかも。。。時々、そんなふうに思う。

昨日のことだ。夕方、会社の近くを歩いていた。日も短くなってきて、涼しいというより肌寒くなってきたけれど、そういえば老紳士さん夫妻はどうしていらっしゃるだろうか。今月末に池田病院受診だったかな? 奥様は私と同じ趣味(というか仕事というか)なので、お元気であった頃なら今の季節はお忙しくしていたはずだ。とそんなことを思っていたら、電話の着信音。

バッグからスマホを取り出すと。なんと老紳士さんからではないか。ホラっ、来た〜!

「○○さん、こんにちは! お電話ありがとうございます。」

元気に電話に出たら、電話口の老紳士さんは「あわわ」と狼狽した。

「すみません、かけるところ、間違えました。」

私の驚くべき能力により、かけるつもりでなかった私にかけてしまったらしい。

「どうされているかなと、ちょうど思っていたところなんです。お急ぎかもしれませんけど、、、その後、奥様の具合はいかがですか?」

「ええ、相変わらずあまり食べられなくて困っているのですが、涼しくなってきたんでね。少し体も楽なようです。」

「そうですか。」

以前、たぶん社交辞令でなく「遊びに来てください」と言ってくださっていたけれど、なかなか伺うチャンスがなかったので、「そのうち伺わせてください」「ぜひ」ということで電話は終わった。

というわけで、奥様のご様子が伺えた。ふーしーぎー。

【これから手術の人必見!】最新手術情報だよ

ごく最近、米村先生の手術を受けた腹膜偽粘液腫患者さんのご家族(M.Hさん)から、最新手術事情をいただいた。すごく参考になると思うので、ここに載せておきたい。なんと、昨年の患者支援の会のシンポジウムで米村先生がお話しされていた、がんが光るのを利用した手法をされたらしい。
(以下、M.Hさんのメール転載)

***
光る癌の仕組みは専門にお任せするとして、
患者サイドからの情報としては、手術2時間前にカプセルをハサミで切り
中の粉をコップへ入れて、ジュースと共に飲むよう指示され、
手術に臨みました。本人いわく凄くまずい薬のようです。
(なのでジュースで飲めとの事みたいです)
カプセルをそのまま飲まないのは、カプセルが溶けない?
そんな都合もあり、粉だけ飲むようにとの指示でした。

私は、粉がカプセルに詰まる(落ちない)ので、つまようじで
より多くの粉を取りだし、飲ませました。
(半分ぐらい詰まるので、つまようじの準備は必須と思われます)

内容物は安全なもののようですが、承諾書を書かされた事から、
試験的な運用なのかもしれませんが、小さながんでも光るという事で、
完全切除へ向けて、1つレベルが上がるのではないかと思われます。

また、術後はICUには入っていないのです。
入るものと思っていたので、軽いから入らないのか?
聞いたところ、混んでる。最近はHCU直行で対応し、
病室が空けば入れると言う流れだそうです。
***

だそう!! 光るっての、やったんですね〜! すごい。

また、HCU直行というのが良い。(これは岸和田徳洲会病院での情報なので、草津総合病院はわかりません。どなたかそちらの情報、ぷりーず!)
患者の精神的負担を思いっきり軽減できる。ICU、本当に嫌で嫌でたまらなかったし。

M.Hさんはこんなことも仰っていた。

***
今困っている人や、これから困る人たち(あまりいないでほしいですが)の役に立つように、情報を伝えていただければと思っています。

腹膜偽粘液腫だけの検索だと10年前の情報とかで、
治らない、余命2年とか、古い絶望的な情報しかないので、
1日でも早く新しい情報を見ていただける事に協力出来れば
何よりです。

手術の怖い話ばかりでもと思い、でも余計なことかな?なんて考えましたが、
つまようじは、まじめな話なんですよ。本当によく詰まる。
飲みが少なくて、光らなかったら・・・・・なんて、
事を思い、病室で真剣にかき出してました。

***

情報提供してくださったM.Hさん、ありがとお〜(←関西弁のイントネーションで)。皆で情報をシェアしていこ〜〜!

追記:りなこさんからコメントいただき、ここに載せたもの以前にM.Hさんからいただいたメールを載せないとわかりにくいと反省。。。

それ以前のメール内容とは、手術で横隔膜や胆嚢、粘液(前回手術で取っていたのでさほどなかった)等を取り、そして、

事前に、薬を飲み、開腹→腫瘍摘出後、特殊ライトを当てると
癌が光る→取り残しなし。
となるような事も行いました。
手術で、最新の技術を盛り込んでいただいたようなので、
これから手術する方はこれがスタンダードとなると思われます。

ということだった。失礼しました!

  • りなこ

    2012年09月13日(木)23:40

    返信

    –最新情報—こういう生情報が本当に聞ける人がいないので、載せてくださって・・本当にありがとうございます。

    ちなみに、このカプセルを飲んだ日の術後の事も書いてありましたが、検査だけではなく、切除の手術も一緒にされたんですかね・・同時進行という事なのかな。

  • pom

    2012年09月14日(金)02:03

    返信

    りなこさん、コメントありがとうございます。
    ご質問について、H.Mさんからその前にメールを頂戴していて、それが抜けてたのでわかりにくかったです。申し訳ありませんでした。
    検査というより、手術で腫瘍の取り残しがないようにするものなのです。ですから、もちろん切除されています。
    良いご質問・ご指摘ありがとうございます! 追記で補足します!!

  • りなこ

    2012年09月14日(金)23:19

    返信

    なんだか質問までしてしまってすみません。。私事ですが、今月末に米村先生に初めてお会いしてきます。これからおこりうる手術内容なので、本当にありがたいです。
    また気軽にコメントさせてもらいます(^0^)!

  • pom

    2012年09月15日(土)02:44

    返信

    りなこさん、どうぞどうぞお気軽に。
    質問があったら、M.Hさんも答えてくれるそうです!

  • りなこ

    9月 13th, 2012

    返信

    –最新情報—こういう生情報が本当に聞ける人がいないので、載せてくださって・・本当にありがとうございます。

    ちなみに、このカプセルを飲んだ日の術後の事も書いてありましたが、検査だけではなく、切除の手術も一緒にされたんですかね・・同時進行という事なのかな。

  • pom

    9月 14th, 2012

    返信

    りなこさん、コメントありがとうございます。
    ご質問について、H.Mさんからその前にメールを頂戴していて、それが抜けてたのでわかりにくかったです。申し訳ありませんでした。
    検査というより、手術で腫瘍の取り残しがないようにするものなのです。ですから、もちろん切除されています。
    良いご質問・ご指摘ありがとうございます! 追記で補足します!!

  • りなこ

    9月 14th, 2012

    返信

    なんだか質問までしてしまってすみません。。私事ですが、今月末に米村先生に初めてお会いしてきます。これからおこりうる手術内容なので、本当にありがたいです。
    また気軽にコメントさせてもらいます(^0^)!

  • pom

    9月 15th, 2012

    返信

    りなこさん、どうぞどうぞお気軽に。
    質問があったら、M.Hさんも答えてくれるそうです!

HIMEさん・TONOさん

「美人の会」のHIMEさんはかなりご近所なので、もはや宅飲み仲間になっている。私も最近はかなり食べられるし、前ほどはゲップも出なくなったので(気を許すと結構出ちゃうんだけど)、気楽な飲み会は楽しい。自宅ならトイレの不安からも解放されるし。

先日もご夫婦で拙宅へ来ていただいた。その日はTONOさん(HIMEのダンナさんだからTONOってことで〜)秘蔵のワインが供出され、大いに盛り上がった。

ちょっと申し訳なかったのは、その日、私はTONOさんの言葉に絡んでしまったのだった。

話はこうだ。HIMEさんの病気がわかったとき、TONOさんは、病気と対峙しなければならない彼女を慮ると可哀想で、自分が守ってあげなければと思ったという。愛に満ちていて実に良い話じゃないの〜! にも関わらず、なぜか私はそのとき、TONOさんがHIMEさんを従属させているような気がする、みたいなことを言ってしまった。

「えっと、彼が言っている意味は、、、」とHIMEさんが入って、話はそこですんだ。

思い返すと、別に従属感はないわけだし、なんで私はそう思ったのだろうかと不思議である。「可哀想」という言葉に過剰反応してしまったのかもしれない。

この会話に口出すこともなく共に飲み食いしていたウチの夫はといえば、以前聞いたことだが、私が病気とわかったときに思ったのは、「これから自分はどうやって生きて行けばいいのだろう」で、専ら自分の心配である。ったく、ちょっとは私を可哀想とか思ってほしいわ!

話はずれたが、そんなこんなでも、HIME & TONOは懲りずにまた来てくれるらしい。冬は花咲ガニ持って来てくれるんだよね! カラの鍋と野菜を用意しておくよ〜ん。

  • HIME

    2012年07月30日(月)12:36

    返信

    私たちのことを載せていただいてありがとうございます。
    え~ダンナが「TONO」???なんて笑っちゃいましたけど。
    花咲ガニの件、ダンナは忘れてましたよ。
    季節になったら注文するよう言っておきますね。

    この先、宅飲みが増えればお互いいろいろなことが起きると思いますが(私たちがいつ爆弾発言するか……)
    まあ、末永くお付き合いのほどを。

  • pom

    2012年07月31日(火)16:10

    返信

    先日は失礼しました。
    こちらこそどうぞよろしくお願いします。

    TONOは花咲ガニのこと、忘れてた? そっか〜。
    それではうなぎの蒲焼きと、アワビと、ウニと、カラスミと、キャビアと、岩ガキってのも忘れちゃったかしら〜〜??(どさくさに紛れて今度から好物をサブリミナル的につぶやくことにしようっと。笑)

  • HIME

    7月 30th, 2012

    返信

    私たちのことを載せていただいてありがとうございます。
    え~ダンナが「TONO」???なんて笑っちゃいましたけど。
    花咲ガニの件、ダンナは忘れてましたよ。
    季節になったら注文するよう言っておきますね。

    この先、宅飲みが増えればお互いいろいろなことが起きると思いますが(私たちがいつ爆弾発言するか……)
    まあ、末永くお付き合いのほどを。

  • pom

    7月 31st, 2012

    返信

    先日は失礼しました。
    こちらこそどうぞよろしくお願いします。

    TONOは花咲ガニのこと、忘れてた? そっか〜。
    それではうなぎの蒲焼きと、アワビと、ウニと、カラスミと、キャビアと、岩ガキってのも忘れちゃったかしら〜〜??(どさくさに紛れて今度から好物をサブリミナル的につぶやくことにしようっと。笑)

お向かいさんのその後(6)

お向かいさんが、いよいよ小腸の穿孔を塞ぐ手術を受けることになった。

入院される前に、お向かいさんにお電話した。「もしもし?」

「ア、もしもしぃ!」

youさんそっくりの(というか、娘さんのyouさんがそっくりなんだけれど)元気なお向かいさんのお声! youさんからお母さんのことはずっと伺っていたが、直接、話せて嬉しい。

お向かいさんはご自宅に戻ってから、3kgばかり体重を戻したのだそう。あれから20kg減ってしまっていたというから、3kg増くらいでは全然まだまだだが、声には張りがあり、体力がついてきた感じがこちらにも伝わってくる。

「youさんから、お友達といっぱいお出かけしていると伺っていますよ。」

「今度の手術のことをいろいろ考えてしまうと怖くなってしまうから、家にばかりいないでね、出かけていたのよ。」

これまで本当に大変だったから、不安材料を挙げていけばあれやこれやと出てきてしまうのは当然だろう。そんな不安を忘れるためにも、お出かけしていたのですね。

健康になるために、勇気・根性・体力を必要とする手術をしなければならないなんて、まったくもって大変なのである。

電話を切る前に、お向かいさんは仰っていた。

「前向きよ!」

そうそう! とっととやっつけて、すっかり良くなったら新幹線でぴゅ〜っと東京来てください。私もすてきなお庭を拝見しに、遊びに行かせてください。待ち遠しいなあ!

  • HIME

    2012年07月24日(火)13:05

    返信

    いつ手術なのかな?来月中旬、検査なので(そんなにいないかな?)もし入院中であればお見舞いしてきますね。
    詳細はFBまたはMAILで。

  • pom

    2012年07月24日(火)22:46

    返信

    どれくらいの予定か、youさんに聞いてみるといいかもね。
    それでは、FBのメッセージのほうでね。

  • HIME

    7月 24th, 2012

    返信

    いつ手術なのかな?来月中旬、検査なので(そんなにいないかな?)もし入院中であればお見舞いしてきますね。
    詳細はFBまたはMAILで。

  • pom

    7月 24th, 2012

    返信

    どれくらいの予定か、youさんに聞いてみるといいかもね。
    それでは、FBのメッセージのほうでね。

happyさんからの再発報告

去年のシンポジウムで私に声をかけてくださって以来、意気投合しているhappyさんから、日曜日にメールが届いた。

内容は、前日に行ったという池田病院検診の結果だった。再発が見つかり、8月頃に手術することになったと。

「一年ちょっとで、再発してしまいショックですが、体力つけて頑張ってきますね」

絵文字つき、いかにも明るく振る舞うそのメールはカラ元気満載、ショックな気持ちが逆に痛いほど伝わってくる。

再発って、やっぱり、あるんだ。。。

私もショックを受けてしまった。

happyさんに返信しようと一所懸命メールを打つけれど、どうもニュアンスが伝わらない気がして、思い切って電話してしまった。

「もしもし?」

「もしもしー。」

どのくらい話しただろう。

話してわかったことだが、happyさんが去年受けた米村先生の手術では、温熱化学療法をしなかったとのこと。米村先生の腹膜偽粘液腫の手術では腹膜切除に加えて温熱化学療法がデフォだと思うけど。

「先生忘れたんじゃないのぉ?」

「まさかー、こればっかりは忘れないでしょ〜。」

happyさんは良性。その時の状態からも、お腹に抗癌剤を入れるよりそのまま様子を見たほうが良いと先生は判断されたのだろう。

米村先生がこれまで診て来た患者さんのなかには、とても珍しい例ながら、何もしなくても偽粘液腫が消えてしまった人もいるらしいし、お腹を開いてポロッと取れてしまった人もいるとか。いろいろなパターンがあるわけで、一律同じ手術ではないはずだ。

「先生は、再発したらまた切ればいいんだって言うしね。」

「それでね、先生に何回まで切れるんですかって聞いたら、15回まで切れるって言うのよー。」

「簡単に言うよねー。」

「ホント、簡単に言うんだから。。。」

「今度は温熱するんじゃない? そうしたらもう再発しないよ、きっと。」

「うん、しっかりやってもらうわ!」

happyさんはすっかりさばさばした口調で言った。

明日は我が身である。私もさばさばといきたい。だが、その前にウジウジ聞いてしまった。

「聞いてもいい? お腹、膨れてきた感じ?」

「うん、ちょっと太ったかなあって。でも3か月前の検診では何でもなかった。」

そうなのかー。他にも変わったこととして、便の出具合に変化があり、緩いのがちょろちょろと出てくるらしい。。。

「ねえ、happyさんのこのこと、ブログに書いてもいい?」

「うん、書いて。こういう例もあるって、他の人に知ってもらいたいし。」

「わかった。」

happyさんの、再手術体験報告もいずれ聞けるだろう。

happyさん、その持ち前のスカッとさわやかな性格で、8月になったらスカッとさわやかにやっつけてきて! それまで美味しいもの食べて体力温存、ファイティン!!

お向かいさんのその後(5)

先週の日曜日、youさんからお電話をいただき、お母さんの最近のご様子を伺えた。話の内容は、本当にうれしいものだった。

これまでのことを思い出すと。。。youさんのお母さん=お向かいさんの長期にわたった入院生活は、実のところ大変なものだった。腸に開いた穴が塞がらず、一時は危篤な状態まで陥ったこともあった。

その後回復され、やっとのことでめでたく退院となったのだが、手放しで喜べなかったのは腸の穴が塞がらなかったからである。退院してもストマをつけ、さらにポートを埋め込んでの生活なのだ。栄養補給のためにポートに点滴を自分でつなぎ、夜寝ている間ずっと点滴するというのが、今のお向かいさんの日課。それでもご飯だっておいしく食べられるし、お出かけもされているようで、お元気にされているようだった。

そんな状態ではあるけれどもお向かいさんもyouさんも受け入れ、今、毎日の暮らしを楽しまれている。

とは言っても。やはりストマが外せるものなら外したいし(トイレ滞在時間は長くなるけど~)。何より、夜中の点滴はトイレで何度も目が覚めて熟睡できないだろう。点滴棒をお供にトイレに行くのも、ホント煩わしいもんなあ。

そんな煩わしさにオサラバするためには手術が必要。そこで決心されたようで、

「7月に手術することになったんです。」

この報告のために、youさんはお電話してくれたのだと思う。

今はとても前向きだと言う。以前の前向きは、気持ちを鼓舞するために無理矢理言っていたウソ前向きだったけれど、今度は本気の前向きだ。

手術してすぐは大変だろうけど、今度こそスッキリできますよ! 絶対に。お向かいさん、東京で待ってますよ!

手術跡は、恥骨と剣状突起近くに注意ダ!

なんだか話がゴチャゴチャになりそうだから、最初に今日の話のポイントを書いておく。

1)恥骨付近と剣状突起付近はケロイドになりやすいようだ。

2)上記付近に「Nexcare マイクロポアメディカルテープ」を貼っているといいかも。

3)患者仲間から聞いた話で気づくこともある。

以上の3点。

GWに、もこもこさんと会ったときに、いろいろお話をした。もこもこさんが飼っているというカメの話もやたら面白かったのだが、話のおおよそはやはり病気関係のことになった。

今もいくつか記憶に残っている話がある。一つは、彼女は抗癌剤のTS−1を服用して様子を見た期間があり(結局その後手術したのだけれど)、化学療法をしている人の気持ちが少しは分かる、と言っていたこと。爪が黒くなるとかいろいろあって、大変だったと思う。

一つは、友達になった仲間が何人か亡くなったということ。そのような話を美人の会のMさんからも聞いたことがあるが、同じ病気の、よく知る人が亡くなるというのはけっこう辛い気がする。この病気を侮ってはいけない。そう感じる話だった。これらの話はまた気になったら詳しく書きたい。

それから、手術跡の話にもなった。「恥骨部分と胸のところがケロイドになっている」と。どっちが切り始めでどっちが切り終わりか知らないけれど、切った両端数センチがケロイドになっているということだった。

さて、私も胸のところがプチケロイドになっていたので、インナーの擦れ防止も兼ねてマイクロポアメディカルテープを貼っている。その後、どうなったかをブログに書いたかどうか覚えていないので書くと、

「ビミョーに改善している。少なくとも悪くはなっていない。」

元々12.5mm幅のを持っていて横に並べて貼っていたのだけれど、そんなに期待していないし面倒なので、Amazonで25mm幅を新たに買い、縦にぺたっと数センチ貼って過ごしている。かゆくなったり剥がれない限りそのままだ。

これまで胸元しか気にしてなかったのだが、もこもこさんに言われて恥骨部分も気にしてみると、な、なんとこっちのほうが問題でしょな感じ。幅7mm程度に腫れている。肥沃な土地にいるミミズみたいだ。それで早速、こちらにも25mmを数センチ縦貼り。毛は貼ったら痛いから、手前までにしておいた。

約10日間貼ってみての感想は、、、盛り上がりがかなり平坦になっていた。驚くとともに素直に嬉しい。貼らなかった手術跡先端は傷が盛り上がったまま。それでえいやっと、そこにもテープを貼ってしまった。ところが毛が両サイドにあるから(傷口には毛が生えない。。。生えたら見えないからいいのに)やや浮いている感はあるのだけど。今後どうなるかなー。

最後におまけの話題。表題にある「剣状突起」という語を、私は最近知った。理科で習ったことがあっただろうか? 私の記憶ではまったくない。胸の谷間の下にある骨らしいのだが、この辺りかなと触ってみてもなんだかよくわからない。

一番最初に受けた手術時、事前の説明で、先生が開腹部分を示すために人の写真図に点線を書き入れられた。その写真にはおへそが写っていたが、胸部までは写っておらず、先生は点線を伸ばされ、その先に「M」の文字を入れられた。そのとき、「M」が何を示すものかわからなかった。しかしどうもこの「M」が剣状突起なのではないか?

二番目の岸和田での手術後、石橋先生にじっくり手術で何を取ったのか説明していただいたとき、先生はまずボディとなる弧を2本、おへその「×」、そして胸の骨と思われる富士山を書かれた。

先生が描いた富士山は、なぜか赤塚不二夫のべしを彷佛させてしまう(他の人が描いても)。何で、ただの尖った山でなくて「M」なのか。なんとなくそのほうがカッコいいから? まあでも気にも留めていなかったのだけれど、もこもこさんからケロイドの話をされて、私も〜〜!と思ってぜひこれをブログに書こうと思った時に、さて胸のこのあたりは何が目印なんだろう、そういえば、、、とあの「M」を思い出し、調べたら剣状突起という語が出て来たのだった。

でも、「M」が剣状突起を本当に示すものかどうか私は知らないので、だれか教えてください。

2012年5月30日追記:M=剣状突起で合っているもよう。米村先生たち編集の『腹膜播種に対する腹膜切除アトラス』(腹膜播種治療支援機構の書籍販売ページに書籍紹介。問い合わせフォームから購入可)にある「腹膜切除の手術手技」内「皮膚切開」に図入りで「剣状突起から恥骨までの正中切開で切除する。」とあった!

  • もこもこ

    2012年05月18日(金)20:44

    返信

    そうなんですね~剣状突起のMの絵だったんですね☆
    腹部ギリギリの開腹手術されたんですねー。硬い硬い手術台で・・・私たちみんな、よく頑張りました!!
    親しく頻繁に連絡を取り合ってた同じ患者さんが、旅立たれるのは本当に辛いです。個人情報保護で、詳細は出せないけど。毎月懸命に病院へ通いながらも明るくって、こちらも元気にして貰いました。思い出せばありがとうの気持ちが溢れます。
    いま、こうして生きてることを大切にしたいです。

  • pom

    2012年05月18日(金)22:48

    返信

    Mがホントーに剣状突起かどうかはわかりませんから〜〜。誰か教えてくれないですかねえ。

    「いま、こうして生きてることを大切にしたいです。」忘れがちだけど、私もそう思います。

  • もこもこ

    2012年05月19日(土)21:04

    返信

    あ~誰か教えて欲しいですね、でも剣状突起って名前面白いね☆ 
     ts1の服用でも副作用っていうんでしょうが、個人差がありありですよ。私は大丈夫でしたが吐き気があったり辛い方もおられました。 それに、これはがん細胞を消滅させるものでなく、進行を止めると聞きましたよ。だから、髪の毛も抜けなかったです。でも、稀に消滅した方もあったみたいなことも聞きましたから、素人の患者には分かりませんね~ とにかく、気持ちが負けないことも大事ですよね。負けないぞ!!ね!!

    • pom

      2012年05月22日(火)14:14

      返信

      白血病はともあれ、抗がん剤はがんを小さくするけれど消すものではない、と私も聞いたことがあります。でも消えた人もいたりするんですね〜。
      気持ちって、ホント、大事なんだと思う。気持ち次第で免疫力と運がアップする気がしますよね!

  • もこもこ

    5月 18th, 2012

    返信

    そうなんですね~剣状突起のMの絵だったんですね☆
    腹部ギリギリの開腹手術されたんですねー。硬い硬い手術台で・・・私たちみんな、よく頑張りました!!
    親しく頻繁に連絡を取り合ってた同じ患者さんが、旅立たれるのは本当に辛いです。個人情報保護で、詳細は出せないけど。毎月懸命に病院へ通いながらも明るくって、こちらも元気にして貰いました。思い出せばありがとうの気持ちが溢れます。
    いま、こうして生きてることを大切にしたいです。

  • pom

    5月 18th, 2012

    返信

    Mがホントーに剣状突起かどうかはわかりませんから〜〜。誰か教えてくれないですかねえ。

    「いま、こうして生きてることを大切にしたいです。」忘れがちだけど、私もそう思います。

  • もこもこ

    5月 19th, 2012

    返信

    あ~誰か教えて欲しいですね、でも剣状突起って名前面白いね☆ 
     ts1の服用でも副作用っていうんでしょうが、個人差がありありですよ。私は大丈夫でしたが吐き気があったり辛い方もおられました。 それに、これはがん細胞を消滅させるものでなく、進行を止めると聞きましたよ。だから、髪の毛も抜けなかったです。でも、稀に消滅した方もあったみたいなことも聞きましたから、素人の患者には分かりませんね~ とにかく、気持ちが負けないことも大事ですよね。負けないぞ!!ね!!

    • pom

      5月 22nd, 2012

      返信

      白血病はともあれ、抗がん剤はがんを小さくするけれど消すものではない、と私も聞いたことがあります。でも消えた人もいたりするんですね〜。
      気持ちって、ホント、大事なんだと思う。気持ち次第で免疫力と運がアップする気がしますよね!

老紳士さんと会った

夕方、ある方から「いま、銀座なんです」と電話があった。

ここ数日、仕事がバタバタなのだけれどちょうど1時間ほど空けることができ、その方に会った。

老紳士のその方は、奥様が腹膜偽粘液腫の患者さんだ。奥様は病気がわかる数年前まで、高齢にもかかわらずバリバリお仕事を続けていたという。その忙しく飛び回っていた奥様は手術してずいぶん経つが、今、自宅療養をされている。

老紳士さんはいくつかのことを心配されていた。奥様が体調が悪いのか外出をしたがらないこと。日頃外出しないから、明後日の池田病院の受診に体力が持つかどうか(遠いから)。受診して診断結果が良くなかったら。もし、彼女がもっと悪い状況になってしまったら自分はどうやって生きていったら良いのか。。。

献身的な老紳士さんは、いろいろ考えると眠れなくなると仰った。自宅にこもる奥様の相手を一日中していて、どこか息抜きも必要な感じだった。

「今日は必要なものがあってここまで来たのですけれど、見つかりませんでした。久しぶりにここまで来たんです。以前はしょっちゅう来てたんですけれどねえ。」

もしかしたら、探し物はあってもなくてもどっちでも良かったのかもしれない。老紳士さんにとって、街まで出てきたことと誰かに心配事をしたことが、ほんの少し心をほぐすことにつながったのではないだろうか。

私に答えを求めているわけではないだろう。だとしても私は「きっと大丈夫ですよ」などと、ありきたりなことしか言えなかった。経過観察の診断については、良性か悪性か中間なのかで予後が違うということから、そのあたりをまず伺ってみると「聞いていないんですよ、とても恐ろしくて」ということだった。

何でも全部知っておきたい私には意外だけれど、手術で腫瘍は全部は取りきれなかったとのことで、聞きたくない気持ちは察する。

そもそも米村先生の手術を受けることになったのは、まだ腹膜偽粘液腫とわからず大学病院で手術して、数ヶ月と経たないうちにまた手術が必要と言われてパニックになってしまったところ、知り合いがネットで米村先生を見つけてくれて受診し、手術してもらったとのこと。高齢の方にとってはこの病気に限ったことでなく、身近にネットを検索してくれる人がいるかいないかで、その後たどる道が違う気がする。

支援の会の親睦会などに出て情報交換するのもいいのではと話すと、元気な患者さんたちに会って、それに比べて自分のところはと思うと辛い、それに、本人自身が外に出ず、自分ばかり頑張って患者の皆さんに会っても、、、ということだった。

でも、私には会おうと思ってくださったのだ。 私は「何か良い情報がありましたら、必ずお知らせしますからね!」と言った。

「今度、家に遊びに来てください。」

「はい、ぜひ伺います。」

1時間があっと言う間に過ぎた。明後日、「だいじょーぶ」な結果でありますように。

  • HIME

    2012年04月27日(金)13:18

    返信

    私も存じ上げてる老紳士の方ですね。
    もしぽんぽこさんの立場が私だったら…….。辛いですね。
    何とか手を差しのべてあげたい気持ちは沢山あるのですが。

    • pom

      2012年04月27日(金)20:55

      返信

      そうそう、HIMEさんも知っている方です。
      時々、お電話とかしてみようかなと思ってます。
      奥様はとても品が良い美しい方で、なのにちゃきちゃきな感じもあるんだよ。
      もっとお知り合いになれたら、ご夫婦も私たちもお互いが楽しくなれると思うんだよね〜。
      そのうち、会えるチャンスもあると思うから、そのときは
      HIMEさんも一緒によろしくね!

      • Hime

        2012年04月28日(土)00:23

        返信

        かしこまり!です。

        彼女がもっと悪い状況になってしまったら自分はどうやって生きていったら良いのか。。。

        私も悪化したらダンナもこのように思うのかな?と思うと何としても元気で居続けなければと思う私でした。
        このご夫婦、応援したいですね。いつでも呼び出してください。

        • pom

          2012年05月02日(水)08:38

          返信

          遅レスすみませーん。
          「自分はどうやって……」は昨年の今頃、私もダンナから言われたんだけど、
          「私を不憫に思うんじゃなくて、結局のところ自分の心配なわけ?」と、ムカついた心の狭いワタクシでした。w

  • もこもこ

    2012年04月28日(土)00:23

    返信

    ぽんぽこさんが出没されるのは銀座界隈ですか~?!

    ぽんぽこさんとhimeさんがタックを組めば最強ですね

    • pom

      2012年05月02日(水)08:43

      返信

      返信遅れてすみまっせーん。
      ちょっとワイハに弾丸ツアーに行ってたもんで。(ウソです)
      本当は、銀座の会社と自宅の往復でした。。。
      出没というより、半分棲息している感じです。な、ワリにはあんまりお店を知りません。コンビニとかお弁当屋とか、郵便局の場所とか、そーいったところはカンペキですが。。。

  • HIME

    4月 27th, 2012

    返信

    私も存じ上げてる老紳士の方ですね。
    もしぽんぽこさんの立場が私だったら…….。辛いですね。
    何とか手を差しのべてあげたい気持ちは沢山あるのですが。

    • pom

      4月 27th, 2012

      返信

      そうそう、HIMEさんも知っている方です。
      時々、お電話とかしてみようかなと思ってます。
      奥様はとても品が良い美しい方で、なのにちゃきちゃきな感じもあるんだよ。
      もっとお知り合いになれたら、ご夫婦も私たちもお互いが楽しくなれると思うんだよね〜。
      そのうち、会えるチャンスもあると思うから、そのときは
      HIMEさんも一緒によろしくね!

      • Hime

        4月 28th, 2012

        返信

        かしこまり!です。

        彼女がもっと悪い状況になってしまったら自分はどうやって生きていったら良いのか。。。

        私も悪化したらダンナもこのように思うのかな?と思うと何としても元気で居続けなければと思う私でした。
        このご夫婦、応援したいですね。いつでも呼び出してください。

        • pom

          5月 2nd, 2012

          返信

          遅レスすみませーん。
          「自分はどうやって……」は昨年の今頃、私もダンナから言われたんだけど、
          「私を不憫に思うんじゃなくて、結局のところ自分の心配なわけ?」と、ムカついた心の狭いワタクシでした。w

  • もこもこ

    4月 28th, 2012

    返信

    ぽんぽこさんが出没されるのは銀座界隈ですか~?!

    ぽんぽこさんとhimeさんがタックを組めば最強ですね

    • pom

      5月 2nd, 2012

      返信

      返信遅れてすみまっせーん。
      ちょっとワイハに弾丸ツアーに行ってたもんで。(ウソです)
      本当は、銀座の会社と自宅の往復でした。。。
      出没というより、半分棲息している感じです。な、ワリにはあんまりお店を知りません。コンビニとかお弁当屋とか、郵便局の場所とか、そーいったところはカンペキですが。。。