凪止 DownUnder

どうして動かないのだろう
騒ぐ海も凪の海も
しかし海の底は動きを止めることなく
妄想は止めどもなく溢れゆらめいて
視界の果てその向こうにまで流れて行く
凪いでいる表層のどこかではなく
薄皮の下から深海に至るそこで向こうで
位置を決めることなんかできないし無意味だ
ではそこに意識的にアクセスするにはどうしたらいいのだろう
そうしなければ動かないような気がしていて
アクセスした先が動き出さないかもしれないことへの
恐怖なのかそのカンが鈍くなっているのか
火の玉のような渦になりそこへ降りてゆけば
そこここのツムジを飲み込んでさらに大きな渦にしたものだ
それともある一点へアクセスすることの違和感か
それは激しく動いているそのものへのアクセスの筈なのに
ピンで一点を止めてしまおうとすることの無意味
だから動く渦になる火の玉になる
むねをはって