Archive for the ‘08.お仲間のこと’ Category

お向かいさんのその後(4)

先週、ついにお向かいさんが退院された。「おめでとうございます」だけれど、どちらかというと「お疲れ様でした」とねぎらいの言葉を贈りたい。

私の手術の1週間後に手術してから、、、丸9か月。いったんの退院、転院を経て、やっと。手放しで喜べないのは、自宅で栄養点滴をしばらく続けなければならないことなどや、合併症の根本的な治療がまだ残っているから。

これまで娘さんを通じて、折に触れて様子などを伺っていた。一時は生きる希望をなくす事態にまで陥っていたようだった。

私が入院しているとき、お向かいさんに東京に遊びに来てくださいと私は言った。お向かいさんも東京に知り合いができて嬉しいと仰った。私は秋冬の間、お向かいさんと娘さんと私が東京でお花見しながら散策する姿をずっと想像した。

今年の桜は遅かったけど、お向かいさんの退院を桜は待っていたのかな。残念ながら今すぐは無理だろうけれど、しばらくしたら二人は遊びに来てくれるだろう。豪遊するんだってさ〜。

退院が決まったときには、お向かいさんが長く入院している草津の病院に、「美人会」仲間のHIMEさんがちょうど検診で行き、お向かいさんに会って来たという。

「非常階段を上り下りする練習してましたよ。自宅に階段あるからって。目が輝いていました。」

お向かいさんも美人会入会ですよ!

オンナっぷりを上げよう!(と思った)

一昨日の日曜日、先日のシンポジウムで知り合った人が声をかけてくれて、女性5人が集まり、ランチしながらおしゃべりを楽しんだ。5年前に手術して無再発の人、これから手術する人。いろいろ話が聞けた。

みな、腹膜偽粘液腫経験者(&患者)。この病気にならなければ、誰もが一生会うことはなかっただろう。でも、今や前から友達のような気がしてしまう人たちだ。

そして彼女たちは皆、積極的な暮らしぶりというか元気はつらつなうえに、女っぷりが良く目を見張るばかり。

腹膜偽粘液腫美人説を唱える私の予想通りではないか(って、いつそんな説を唱えたんだ?)。仮説を彼女たちは実証してくれたが、自分が例外になっちゃうじゃん。。。そこで!標記のスローガンとなるのである。

ちなみにその日は、一口一口休みながらゆっくり食べ、口を閉じたままでこっそりゲップしていた。帰り道に「ゲップしてたの、わかった?」と皆に聞くと、「わかんなかったよ」との答え。優しさが聞こえなくしてくれていたのかも? オンナっぷりを上げるためにも、ゲップ対策はワタクシの今後の研究課題である。

  • HIME

    2012年01月25日(水)10:29

    返信

    先日はお疲れ様でした。ぽんぽこさん、とても目がキラキラしていて輝いていましたよ。私はお会いできたこと大変感謝しているんです。私もこれからの治療が心配ですが一緒にがんばっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

  • pom

    2012年01月25日(水)20:30

    返信

    HIME、ご来訪ありがとうござる。
    TONOがお待ちかねのところ、鍋の準備は間に合いましたか。
    心配してもしなくても結果には影響が及ばないので、心配しないほうがお得です、ってあんまり役に立たないアドバイスでスミマセン。。。
    一緒にスッキリしよ〜! これからもよろしくねん。
    PS:目のキラキラはコンタクトに☆を描いておいたワケはなく、っつーか最近、飛蚊症っぽいんだよねー。

  • HIME

    1月 25th, 2012

    返信

    先日はお疲れ様でした。ぽんぽこさん、とても目がキラキラしていて輝いていましたよ。私はお会いできたこと大変感謝しているんです。私もこれからの治療が心配ですが一緒にがんばっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

  • pom

    1月 25th, 2012

    返信

    HIME、ご来訪ありがとうござる。
    TONOがお待ちかねのところ、鍋の準備は間に合いましたか。
    心配してもしなくても結果には影響が及ばないので、心配しないほうがお得です、ってあんまり役に立たないアドバイスでスミマセン。。。
    一緒にスッキリしよ〜! これからもよろしくねん。
    PS:目のキラキラはコンタクトに☆を描いておいたワケはなく、っつーか最近、飛蚊症っぽいんだよねー。

お向かいさんのその後(3)

病室で知り合ったお向かいさんは、てっきりもう退院しているかと思いきや、まだ入院中なのだった。お正月は超豪華おせちでも注文しちゃって、自宅でゆっくり過ごすんじゃなかったの? お向かいさんは手術の合併症が治らないのだ。

私のように1か月で退院する人もいれば、入院生活が長引く人もいる。退院しても、後遺症で苦労したりする。その苦労ぶりも聞けば実に様々だ。

だいたい、腹膜偽粘液腫は症状や悪性度が人によって違うようなので、経過のたどり方も一様ではない。それゆえ、どう対処していくかを決めるのはなかなか難しいと思う。

私が入院中、お向かいさんは「私がいなくなったら、娘たちの帰ってくるところがなくなってしまうから。私も歳だしね、いつまでもというわけにはいかないけれど、もうしばらく、帰ってこられる場所があるようにしたいのよ。だから手術を受けることに決めたの」と仰っていた。

守る者がいるというのは、すなわち強くなれるということだ。

強いってことは、大丈夫ってこと。

お向かいさん、がんばれ〜〜! 娘さんだけでなく、私も待ってるからね。

  • you

    2012年01月10日(火)10:08

    返信

    ありがとう

    • pom

      2012年01月15日(日)11:49

      返信

      良くなるように念を送ってますから〜〜! ビビーっ!!!

  • you

    1月 10th, 2012

    返信

    ありがとう

    • pom

      1月 15th, 2012

      返信

      良くなるように念を送ってますから〜〜! ビビーっ!!!

お向かいさんのその後(2)

お向かいさん親子はどうしているだろう。退院したらメールの一つもくれるはず。コメントを入れてくれたものの、そんな話が出てこないし。どうも気になり、日曜日に娘さんに電話させていただいた。

なんと、お向かいさんは転院したという。退院じゃなくて? 転院??

手術の合併症を治療しなくてはならないのだ。簡単には治せないらしい。

便秘だ下痢だとわめきながらも元気でやっている私がいる一方、私の一週間後に手術されたお向かいさんが、いまだ病院でつらい日々を送っている。他人事ではない。切除した部分は違うけれど、私にだってそのおそれがあったわけだから。

合併症は偶然なのだろうか。起きるべくして起きたのだろうか。そんなことを考える考えないに関わらず、今、合併症で苦しんでいる人がいる。手術以前には、そのおそれがあると分かってもそうなるかどうかなんてわからない。

合併症以前の話として、もし自分がこの手術を受けなかったら?と思うことがある。抗がん剤治療をしながら、あと何年生きられるだろうとビクビク過ごすのはやはり嫌だ。しかし、もしかしたらあっちこっち臓器を取らなくても、抗がん剤がなんだか効いちゃって20年くらい平気で生きられるかもしれない。経過観察しているうちに、偽粘液腫が消えてしまった人もすごく稀だけどいるっていうし、自分にもその可能性があるかもしれない。。。

でも、どれも「かもしれない」だ。

「あなたは手術しますか」

↓     ↓

「Yes」  「No」

こんな絵?が頭に浮かぶ。これまで生きてきて、時々、この図が浮かぶことがあった。誰もが、いくつもの戻れない Yes or No を繰り返して生きるのだが、今回の私の Yes or No はあまり迷うことなくYes で進み、正解だったと思っている。

お向かいさんはどうだろう? 本人から聞いていないからわからないが、今の状況では少し悩んでいるかもしれない。というのも私たちの病気は、偽粘液腫がお腹に充満したり臓器を圧迫していなければ、それなりに元気で過ごせたりするのだ(違う人もいるかもしれない)。もちろん、月日が経つにつれ手の施しようがない状況になる可能性は高まるけれど。

将来的に患者が悩むことのない最良の治療法が見つかるのを望むが、近い将来として、もっと治療できる病院が増えるとか、いろいろな選択肢の幅が広がったら良いなと思う。

それはいずれの話なので、今はお向かいさんの「想定外の落とし穴にはまっちゃって時間かかったけれど、Yesで正解だったワ」という言葉があとどれくらいで聞けるかなと、待っているところだ。

お向かいさんのその後

病院で同室だったお向かいさんのことが気になっていた。しかし、病気のこともすっかり忘れるほどお元気に過ごされていたら、私が「その後、いかがですか」などと聞いてくれば、嫌かもしれない。そう思うと、連絡するのがはばかられた。

そんな折、お向かいさんの娘さんがこのブログにコメントを入れてくださった。「色々あって、お向かいさんは再入院中(大阪市内)ですが、本人 いたって前向きです、ご心配なく。」と。

「前向きです」って一体何よ? ってことは後ろ向きの時があったってことじゃないの。ご心配なくって、ご心配しちゃうよぉ!!

お向かいさんは8週間の入院生活を終えて退院したものの、その後、もはやこれまでと思うまでに体調が悪化してしまったのだそうだ。そんな思いと病状を抱え、ご本人はさぞ辛かっただろうが、ともに過ごされていたyouさんも心労が重なったことだろう。

話を聞くにつけ、現在の医療体制への疑問がふつふつとわき起こる。なぜそんなに具合が悪くても入院できないのだろう? そう思うのは素人考えなのだろうか?

やっと入院できて、今、一進一退ながら「前向き」な方向へ向かっているようなので、ゆっくり養生されてお元気になってほしい。

腹膜偽粘液腫の手術(姑息手術ではなくて)は、やはり大手術だ。そのため、なりうる合併症もいろいろあるのだと思う。でも、お向かいさんも私も、この手術を受けて病気を乗り越えることにしたのだ。

お向かいさん、がんばって。ってか、がんばらなくて良いから、じわじわ〜〜っと元気になっていって。なぜだか、お向かいさんが元気になって初めて、自分も元気になったと言えるような気がして。。。

入院中のご本人からもお電話を頂戴できた。先ほどまで熱があったけれど、今は下がって電話できたと。お声を聞けて少しほっとした。

お向かいさん、元気になったらお会いしましょうね!

祝! お向かいさん退院!!

ずっと気になっていた。岸和田で同室だった方はいつ退院できるかと。

ちょうど私の向かいのベッドにいらっしゃった、同じく腹膜偽粘液腫の患者さん。お互い体調が良いときには趣味のことなど、いろいろおしゃべりをした。お母さん思いで足しげく病院に通ってくる娘さん(コメントをくださったyouさん)とも波長が合い(って、私が勝手に思っているだけ?)、痛かったり辛かったり飽き飽きしたりする入院生活中、助けていただいた部分が大きかった。

いつだったか、そろそろ退院ではと娘さんにメールしてみた。答えは「”Coming soon” だと思います」とのこと(こーゆーお返事、すっごく波長が合う気がするんですけど!)。3日間熱が出なかったら帰って良いと言われ喜んだ途端、熱がぶり返してしまったりと、なかなかに大変だったようだが、徐々に回復されているようだった。

そして先ほど、娘さんからメールが。タイトルがなかなかスバラしい。

「サヨナラキシワダ」

やったね! おめでとう〜〜!!

今日、無事、退院されたそう。良かった、良かった、良かったよーん! なんだか泣けてくる。お向かいさんは私より1週間あとの入院で、実に8週間も岸和田にいたわけである。私の倍だ。大変でしたね、お疲れさまでした。

まだお熱も少しあったりするようだが、何はともあれおめでとうございます。

お向かいサーン、最初は自由の身になってウッキウキだけど、だんだん「あー、病院にいたほうが楽だった」なんて思っちゃうこともあったりして。人間なんて、ららーららららーら♪ お互いそこを乗り越え、元気になってお会いましょう!

  • さちこ

    2011年08月29日(月)11:37

    返信

    ど、どうして
    んー もう 言葉が出ない
    ぐるぐると何度もブログを読んで
    理が非でも 受けとめなくちゃ

    とこちらにお邪魔しました
    ちっとも知らなかったから 驚いたよ
    一度で覚えられない難しい名前の病気にかかっていたなんて
    大事な大切な快復期
    はやくまた三人で会えますように
    また遊びに来るぜい

    • pom

      2011年08月29日(月)13:52

      返信

      なつ・さちさん! ブログ読んでくださりありがとうございます〜〜。
      メールしようかどうしようか、、、悩んだんだけど、「病気になりました」なんて唐突じゃん? 言われたほうだって困るだろーし、と思ってお伝えしてなかったんだけど、いや〜、人生いろいろ♪ってことで。
      また三人で集えるように、ちょっとずつ肥えますんで、待っててくださいね〜〜!

  • you

    2011年08月29日(月)23:42

    返信

    POMさん!なんだか今日は、母を主役にしていただいて有難う♪
    いろいろ思うように動かない身体ですが、それでも病院にいるときより、よく笑います。
    ご自身も、まだまだ大変な中、‘泣けてくる‘ほど想っていただいて、こっちが泣けてくる!!
    入院生活は母も私も辛かったけど、POMさんに出会えたことは、神様のご褒美 お情け?(笑)
    ホントに心強かったです。
    遠いところに、☆粋な姐さん☆が出来たこと、嬉しいです。
    これからも、どうぞ宜しくー♪

    • pom

      2011年08月30日(火)03:50

      返信

      youさん、コメント、カムサハムニダ(サヨナラキシワダの韻を踏んで?韓流あいさつしてみた)。
      病気は嫌だけど、ナイスな母娘とお友達になれたことは私も本当に嬉しいことでした。
      お母様は、氷しか食べてはいけない時があって、それも1日に何個って決められていて、テーブルの上に正の字を書いた紙が置かれていて、、、その上、痛そうだったし、つらいだろうなって。だから早く良くなってほしかったです。
      粋な、というよりチビな姐さんですが、これからもよろしく~! ザギンやハマを闊歩しましょう! お母様にもお伝えしてね。あ、それから、いつか素敵なお庭を拝見させてくださいとも、ね。
      しばらくはゆっくり養生を。youさんも体に気をつけてね。

  • さちこ

    8月 29th, 2011

    返信

    ど、どうして
    んー もう 言葉が出ない
    ぐるぐると何度もブログを読んで
    理が非でも 受けとめなくちゃ

    とこちらにお邪魔しました
    ちっとも知らなかったから 驚いたよ
    一度で覚えられない難しい名前の病気にかかっていたなんて
    大事な大切な快復期
    はやくまた三人で会えますように
    また遊びに来るぜい

    • pom

      8月 29th, 2011

      返信

      なつ・さちさん! ブログ読んでくださりありがとうございます〜〜。
      メールしようかどうしようか、、、悩んだんだけど、「病気になりました」なんて唐突じゃん? 言われたほうだって困るだろーし、と思ってお伝えしてなかったんだけど、いや〜、人生いろいろ♪ってことで。
      また三人で集えるように、ちょっとずつ肥えますんで、待っててくださいね〜〜!

  • you

    8月 29th, 2011

    返信

    POMさん!なんだか今日は、母を主役にしていただいて有難う♪
    いろいろ思うように動かない身体ですが、それでも病院にいるときより、よく笑います。
    ご自身も、まだまだ大変な中、‘泣けてくる‘ほど想っていただいて、こっちが泣けてくる!!
    入院生活は母も私も辛かったけど、POMさんに出会えたことは、神様のご褒美 お情け?(笑)
    ホントに心強かったです。
    遠いところに、☆粋な姐さん☆が出来たこと、嬉しいです。
    これからも、どうぞ宜しくー♪

    • pom

      8月 30th, 2011

      返信

      youさん、コメント、カムサハムニダ(サヨナラキシワダの韻を踏んで?韓流あいさつしてみた)。
      病気は嫌だけど、ナイスな母娘とお友達になれたことは私も本当に嬉しいことでした。
      お母様は、氷しか食べてはいけない時があって、それも1日に何個って決められていて、テーブルの上に正の字を書いた紙が置かれていて、、、その上、痛そうだったし、つらいだろうなって。だから早く良くなってほしかったです。
      粋な、というよりチビな姐さんですが、これからもよろしく~! ザギンやハマを闊歩しましょう! お母様にもお伝えしてね。あ、それから、いつか素敵なお庭を拝見させてくださいとも、ね。
      しばらくはゆっくり養生を。youさんも体に気をつけてね。