モノという集合体は ヒトという立体は このガラスのような厚みも距離ももたないワタシのような ソノモノに解かれた線たちが抽象のように その中で増殖しながら 「あるひとつ(その中)」の連続に澄み通るとき おもては澄んで一斉に幽かに光りつづける それは流星群が鏡の海に沈んでゆく時の仄かな水面の光でもあり 左肺のユーモアや右頬の悲しみ 目に感じた風も 線と言えるとすれば この白っぽい集合体 ある確かにある断層 澄むものと透過してしまうもの
Comments are Disabled
Comments are Disabled