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朝の不安 起きている この大地の響き
空の響き
長い夜の旅を終えて 朝の試練を通る個の痛み
新しい朝を迎えるための手続き
窓の向こうの暗緑のなかから 朝はやって来るから
朝の響きを描きましょう
目を覚ませ形骸(ワタシ)の循環
呼びかけ 造られる橋は
振り向くとすでに幽かに消え出すので
それが形骸に映され消え残っているとき
あたらしいレンガを呼びかけてはひとつずつその場へ置いていく
背面の修復などもしたりする
なんとか向こうへ渡ろうとするのは
いつも波紋は消えようとしているし
その様子はうつくしいから
消えるだけの物足りない「青」の水面
幽かに立ち続ける波と風
ヒトのシゴト?
弁がひとつ閉まるたびに
まだ光になる前の循環は際立つ
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