銀座医院に行く

この記事は、実際には2011年5月16日に記しました。

2月から「これは病院で診てもらわないと」と思うようになっていた。中年太りだと思っていたお腹ぽっこりがじわじわと張ってきて、ついにはおへそがめくれそうなくらいになってしまったのだ。

お腹ぽっこりとの関連があるのかわからないが、1年前の1月に、突発的に39度もの熱が出て3日間寝込んだ。家の近くの病院に行くとインフルエンザではないので、様子をみましょうとのこと。その後、くしゃみや笑うことができないほどの腹筋痛になり、また病院に行ったがわからなかった。筋肉痛は夏まで続いた。とにかく体に変なことが続いている。

また「様子をみましょう」で終わるのでは? そうは思いつつ、昨日は会社の近くの銀座医院を受診した。

担当は亀山先生。血液検査のほか、お腹を触ると腹水があるとおっしゃる。どうもそれがゼリー状だと(触っただけでわかるとは!)。

そして今日、超音波検査を受けた結果、卵巣がかなり腫れている、脾臓も大きいけれどこれは元々かもしれない。腹水はいろいろな病気が考えられるが、女性の場合、まず婦人科を受診したほうが良いとのことだった。

「紹介状書きますから。どこ行く? がん研とか、このあたりなら聖路加とか。」

「え? がん研? あ、あのう、今の診察状況から判断して、軽症だった場合、外科的処置ってありますか? 手術とか。」

「うん、開腹手術。卵巣がそのくらい大きいと、腹腔鏡は無理だと思う。」

え?え?「先生、意味がわかりませんでした。もう一度言ってください。」

「開腹手術。」

ショックを受ける暇もなく、行きたい病院があればそこに紹介状を書くと先生がおっしゃるので、乳腺の腺筋上皮腫で経過観察を受けている東海大学病院をお願いした。

亀山先生はすぐにインターネットで東海大の診療時間を調べてくださり、「明日、土曜日だけどやってる。明日必ず行くように」とおっしゃった。そして私の左手にちらりと目をやりながら付け加えた。「結婚してる? なら、ご主人も行くようにね。」

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