この記事は、実際には2011年6月14日に記しました。
どうせ貯血に来院するなら、もう一度、その日に予約を入れましょうということで、外来診療。手術内容について、主治医と入院前の最後の確認をした。この日があって良かったと思う。これまで、気が早い私は何度も「現時点でわかる状況は?」と伺ってばかりいた。その度に先生は不機嫌に「お腹を開けてみなければわからないです」と繰り返した。頭では理解しても、手術するまで自分の病気の内容がわからないという事実がもどかしく、不安感を増幅させた。
先生が「悪いようにはしないから」とおっしゃる。ちょっとおかしかった。そしてお願いをした。
「今後のQOLとか考えるんです、リンパ浮腫にならないためのケアが自分にとって難しいと思うから、もし、リンパ節を取るかどうか悩むことが起きたら、取らないでほしいんです。」
リンパ浮腫にならないためにはマッサージが欠かせないらしいし、正座もしないほうが良いなど、私はネット上で知識を得ていた。毎日疲れてすぐ寝てしまうし、正座ができないなら趣味の茶道も無理。なるべくなら取りたくない。
先生は「う、ん」と返事をされ、紙に何かを書き留めた。その「う、ん」になぜか私は安堵し、手術への不安が和らぐのを感じた。
(2011年11月24日追記:このときの外来診療予約表を見ると、この話は、どうやら4月8日のことのようだ。4月1日は胃の内視鏡の結果をもとに、再度、手術内容を確認したのだと思う。ということは、婦人科外来は手術前に4回行ったことになる。)