1度目の大学病院での手術では、事前に自己血を貯血。院内の血液センターで400ccずつを2回、計800cc採った。2度目の貯血では、血を増やすというホルモン剤も打った。血を採ってくださった血液内科の医師がとても楽しい先生で、緊張がほぐれて良かった。
手術の出血量は1リットルもなかったとのこと。
2度目の岸和田の病院で手術を受けるにあたり、輸血について先生に「貯血はしないんですか?」と尋ねると、「間に合わん」との答えだった。時間的に間に合わないのかと勝手に思っていたが、術後、それは量的に間に合わないのだと知る。
手術時の出血量は4リットル以上。自分の血が全部出てしまった計算になる。輸血は20単位。1単位とは200ccの血液でできる輸血用の血だそうだ。私のおぼろげな記憶が正しければ、術後、ICUでも黄色い血液製剤を輸血した。腹膜切除がいかに困難な手術か、この出血量が物語っていると思う。
追伸:献血をしてくださって私のところにその血が来た皆さん、ありがとうございます。