「DOCTORS」の第3話に腹膜偽粘液腫の患者さんが出てくると聞き、第1話から録画して見ている。TVドラマはあまり見ないが結構面白い。相良先生みたいな先生が実際にいたら良いな〜。
第3話は「腹膜偽粘液腫」がキーワードのように何度も出て来た。見ていた人にはこの病名がなんとなく頭に残っただろう。義妹から、「お姉さんが今年手術した珍しい病気が、同じ年にドラマでとりあげられるなんて、なんだか不思議な気がしました。」とメールが来たが、実のところ、私もそう思った。本当は、病気が取り上げられるのは米村先生の信念ある手術の認知度が高まった結果で、うまい時期?に私が発症した、というのが正しい気がするが。
さて、ドラマで堂上総合病院が行った手術は、森山先生が言ったように腹膜偽粘液腫の「根治手術」だ。根治手術は一般的にはしない腹膜切除まで行い、腫瘍を完全切除する、というのが根治手術を受けた私の認識で、そのとおりにドラマでも腹膜を切除していた。
今、そのような手術をする先生は、米村豊先生のほか、名前を存じ上げている先生では奈良社会保険病院の鍛利幸先生とか。たぶんあまりいないと思う。だから森山先生はスゴイのである。
手術後の病室で、蘭ちゃんの皆川先生が患者夫婦に「あとで森山先生が術後のケアについて説明にいらっしゃいます」と言うシーンがあるのにも納得した。術後がまた一苦労なもので。
また、心配する患者に術前、看護師が「絶対に大丈夫」と笑顔で応えるシーンがあった。患者はその笑顔に安心する。それを見て、私はいつもの米村先生のことを思い出した。初めて診察を受けたときからずっと、米村先生はちょっと笑えるようなことを仰るので、私なぞ、合併症の多さなど調べたものの、気楽に手術に臨んでしまった。だって先生は、「ケロイドになっているところ、(切り直して)きれいにしたる〜」とか言うんだから。手術をするしないは慎重に決めるべきだろうが、するとなったら余計な不安は持たないほうがラクだ。
そんなこんなな思いを抱きつつ、夫と録画したドラマを見終えて、夫曰く。
「腹膜偽粘液腫の患者が、あの写真もどっちも美人だ。」
そこですか。だからさー、この患者の女性はみんな美人なんだってば。