術後18日目

ガストロ造影(胃腸の通りの検査)とレントゲンをした。
問題なし。

食べると戻してしまう原因はわからないので、夕食はほんの数口食べて終わりにする。歯磨きのとき来そうだったが、なんとか大丈夫だった。

この写真は、家族に見せるために撮ってみたもの。(その後、トリミング加工したけど。)

「お腹の排出液もほとんどなくなり、当てているカーゼの量が減ってきました。紙パンツおしめをやめ、普通のパンツを履くことにしました」とメールして家族を安心させたつもりだったのだが、戻って来た返事はこうだった。

「痛ましいよ。言葉が出ない。ところでこの写真、乳首見えてない?」

てなわけでお目汚しとなる右側、トリミングして掲載。

術後17日目

五分粥になるが、食べると必ず戻してしまう。

先生から右側を下にすると胃から食べ物が腸に落ちると聞いたので、夕食時は休み休み食べちょっと左を下にしたりしながらゲップを出して戻さないようにし、食後の薬はゆっくり時間をかけて飲み(水も飲まないといけないから)、それからは右側を下にして斜め座りしたり、頭をあまり低くせず右向きで横になる。

食事から2時間経ち、歯磨きをしにいったら、結局、食べたものを皆、戻してしまった。なぜか、すごく落ち込む。

術後16日目

今日は熱もないのになんだかだるい。

今日の回診では、順調にいけば1週間程で退院できるという。お腹から排出していた液も収まりつつあり、便も出ているので(水状だけど)お腹の張りが減ってきているとのこと。

先生に眠れているか聞かれる。眠れていないのだ。寝ても1時間で必ず目が覚める。そんなことを1日に3〜4回しかできていないから、圧倒的に睡眠が足りない。だからだるいのだろうか。

すると、先生は眠剤を出そうとおっしゃってくれた。それも6時間くらいぐっすり眠れるのをだそうだ。それ位、目覚めることなく寝たら、ずいぶん体がラクになるかもしれない。

3時頃、酸っぱいものがこみあげ、そのあと少しばかり戻す。

夕方、ガーゼ交換時に、ドレーンを抜いたところから膿のようなものが流れ出ているのに気づく。ドレーンは随分前に抜いており、それまでなんともなかったのに。

術後15日目

 毎日、早朝というより夜明けから目が覚めている。やっと窓の外は朝焼けに。

今日はお腹の傷からニョロリと出ていたチューブが外される。

テープかぶれを起こした部分が水疱になっていたのだが、それも先生に処置してもらう。

今日の昼から流動食でリスタート。嬉しいが、流動食でも食べると痛くなってきてしまう。そののち、久々の便意。で、いきなり下痢。

今の体温、37.1度。

術後14日目

今日はここ数日に比べて最も調子が良い気がする。
それもそのはず、先ほど米村先生が来られ、昼のレントゲン結果から、胸の水は改善されてきたとのこと。飲み物フリー、しかし食事はまだだけど、飴やガムを食べることを推奨される。喜び勇んで売店へ行った。こどものようだ。

今の時点でも微熱がでない。快方に向かっている実感。

今日は、先月分の医療費明細が上がってきて、支払いに1階に行く。同月内に収まるように入院すれば節約できるのは知っていたが、仕事の都合上、月末入院手術にしたのだから仕方ない。

術後13日目

体重計を借りて、入院後はじめて計ってみる。
なんと、3kg以上増。絶食、顔もやつれてきたのに、これはどういうことか。

日曜でも、米村先生の回診。お腹の張り、お腹からの排出量などを見ていただいたついでに質問してみた。むくみとのこと。こんなにむくむものかと驚く。

昨日と変わらず痛み止めを服用、おしっこの出をよくする液体も点滴から入れる。昨夜便秘の薬も飲んでいるが、効いてくれない。

夕方、熱を計る。37.9度だった。

術後12日目

早朝の血液検査のあと、出張レントゲンが来る。

今日の回診で、CT検査の結果、胸水があるとのこと。炎症は起こしていないらしい。
再びお腹に管を入れ、水を排出してもらう。

術後11日目と、手術の切除部位

結局のところ微熱が下がらない。その上、昨日はお腹の激痛で、もうどうにかなりそうだった。オキシコンチンという薬が来るまでの数時間、七転八倒すらできない痛みに耐え続けた。

今朝の回診では、ニョロっと出ていたお腹の管をすべて外される。何だかうれしい。なのに、血液検査で白血球が多いということで、突如、絶飲食に逆戻り。五分粥までいっていたのに。。。

でも食べるのにお腹の痛みとの闘いだったため、絶食は気にならない。水が飲めないのが嫌だ。

高カロリー輸液の点滴を受けていたが、さらに濃いめ?になったもよう。おまけにイントラリポス20%までぶら下がる。食事抜きなのだから仕方ないか。

3時に造影剤を使ったCT検査を受ける。

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今回の手術について、術後、先生から直接話を伺いたいたかった。そこで先日、胃腸の通りの検査をした際、米村先生と一緒に手術してくださった石橋先生に伺うことにした。石橋先生は図解入りで説明してくださった。

切除部位は、胆嚢、脾臓、腹膜、胃の幽門側、横行結腸。
わらび餅のように粘液腫が腹膜についていたらしい。

今朝の回診では、米村先生が手術で全部取り切ったとおっしゃっていた。
まずはめでたし。

術後8日目

昨日まで微熱が続き、どうにもこうにも辛かった。
今朝は36.9℃。やっと下がったかな。

ICUを出るとき、先生がドレーンの管をお腹から3cmくらいのところ切ってくださっているので、動き回りやすい。
まだ出続ける廃液は、ガーゼをぶ厚くお腹に固定し、吸い取っている。
数時間おきに看護師さんがガーゼ交換してくれるのだけど、
3つあるうちの一番下部がビチャビチャになる。
それでも輸液とともにあれこれぶら下げるよりはるかにマシだ。

前回の経験から腰痛対策にテンピュールの腰枕を持参したのだが、それは正解だったものの、今度は背中の痛みに悩まされ中。
たぶん、ここのそばがら枕が自分には合わなかった模様。首が高くなってしまい、背骨に負担がかかるのだ。そこで数日前に夫の実家から、テンピュール枕を持って来てもらった。
もう寝る時辛いことはないが、今も起きていても背中の痛みが取れないのはなぜだろう。

相部屋の空きが出来、好き放題していた個室から相部屋へ移動。窓側なのが嬉しい。

今日は胃と腸の通りをみる検査があるというが、何時になるのかまるでわからず。流動食を食べなくてすむのでちょっとラク。何しろ食べると胃痛、そして下痢というコース。先生からは3分の1食べれば良いからと言われているものの、食事は恐怖です。

2013年11月4日追記:
背中が痛かったのは、胃など上腹部の切除が多かったからだと思う。お仲間から腰が痛くなるとは聞いていたが背中が痛い話は出ていなかったことと、自分自身がこの時点では胃を切った事実をわかっていなかった、というのがあって、ひたすら枕のせいにしていたのだけど。

術後5日目

あー長かった。本当に長かった。
昨日ICUから出て、重篤患者の入る部屋で一泊、
今日の昼、一般病棟へ。
相部屋希望だが空きがないので、個室でイヤホンなしにTVを見る。

これまで管があちこちから出ていて、寝がえりもままならず
背中が痛かった。
やはりICUは特殊空間である。
なんであんなにストレスをためられるようになっているのか、
改善してほしい!!

今日から水も飲めた。何日ぶりの水分か。
給湯器のお茶が、美味しかった。