Archive for 2011年06月

岸和田徳洲会病院に入院

24日から大阪に来ている。月曜手術にしたため、前日に受診する麻酔科が金曜日になってしまったからだ。
2日ほど親戚の家に厄介になり、甥が麻酔科も今日の入院も付き添ってくれた。
とても助かる。

ベッドで下剤を飲まなければと思いつつ、ゴロンとしていると、なんと米村先生が。今日は日曜なのに。厚生労働科学研究費補助金による難治性疾患克服研究事業の臨床研究について説明を受けた。もちろん、同意。早くこの病気の標準治療が確立してほしいし、また、将来的に特定の遺伝子が発見されたりしたら嬉しい。

明日の手術についての不安は一切なし。それより術後に入るICUのほうが不安。あそこは時間の感覚がなくなるし、腰痛いし。ラジオ、腰枕を持って来たので、使わせてほしいなあ。

もう消灯時間。。。眠くないので、ワンセグで大阪放送でも見ようかなっと。

 

あれから1年以上経った2012年9月追記:手術日のこと、ICUのことなどを思い出しながら振り返ってみました。
手術とICUの数日(その1)
手術とICUの数日(その2の前に)
手術とICUの数日(その2)
手術とICUの数日(その3)
もっと、本当は緊張したり痛く苦しかったはずですが、人間というものは、嫌だった事を結構忘れられるようです。。。

点滴の針

今ごろになって、東海大学病院のスタッフは、血管に針を刺すのが総じて上手いのではと思ったりして。

うれしい電話フォロー

岸和田の病院に日帰りで行ってきた翌日、なんと銀座医院の亀山先生から電話を頂戴した。普通、病院の先生がフォローの電話なぞくれるだろうか? 感激してしまった。

実は5月13日に、ちょっと背中が痛いというのが口実で、銀座医院を受診した。大学病院の先生とセカンドオピニオンの件でうまくいかず、不安だったのだ。紹介状を期日までに書いてくれるか心配だったし、また、セカンドを受けた結果、地元近辺の病院で治療を受けたいと思ったところで、大学病院の治療方針は受け入れがたく、ほかに良い病院があれば教えていただきたいと思っていた。

そのとき亀山先生は、医者は職人が多い(愛想は悪い)、でも腕はいいかもしれないよ、とおっしゃりながらも、いろいろアドバイスしてくださった。そして気落ちする私に、「医療の進歩を期待するのもいいよ」ともおっしゃった。抗がん剤治療などを受けなければならない患者にとっては、希望を持てることが重要だし生きる気力となる。それに本当にがんばって生き続けていけば、治る方法が開発される可能性だってあるわけだ。

その亀山先生からのお電話である。ちゃんとセカンドオピニオンが受けられたか、心配してくださっていた。それで、大阪で手術することになったことまでをお話しした。私もその後、自分がどういう診断や治療を受けるかをきちんと話して、先生の今後の診療に役立てていただきたいと思っていた。

先生はさらにいろいろアドバイスしてくださってエールを送ってくれた。さんきゅ〜、先生。手術して戻ってきたら、調子が悪いときにはいつもお世話になりたい。

これまで特に「かかりつけ医」はいなかったし、それをなんとも思っていなかったが、今、「かかりつけ医」の重要性をつくづく感じている。自分の病歴をわかってくれているのは安心だ。もちろんわかってくれているだけでなく、見立てがよく、さらに熱い思いのドクター。そんな先生が身近にいてくれるのは、なにより心強いものだ。

岸和田徳洲会病院に来た

早起きして飛行機利用で岸和田徳洲会病院へ。手術日の決定と、術前の検査のためだ。外科の待合室は人でいっぱい。おばあさんたちの泉州弁を聞きながら、うつらうつらしつつ順番を待った。

米村先生に呼ばれ、さくっと診察したあとCTなどの検査をした。検査結果が出るまで、病院のスタッフに教えてもらった中華屋さんで昼食。鳥の唐揚げがおいしいらしい。それで鳥唐野菜炒め弁当を注文。ご飯少なめとお願いしたけどボリュームたっぷり。リンゴ、初物のスイカの果物まで入っている。

食べ終わった頃に仕事先から電話が入る。メールチェックしたり、携帯であちこち連絡をとっている合間を縫って、うまい具合に店のおばちゃんが「食後のコーヒー出すなー」と言って絶妙なタイミングでコーヒーが出てきた。なんだかすごい、関西って。会計の時には、「忙しなあ」と“ねぎらい”の言葉をかけられた。こういう時は何と答えると大阪的にGOODなんだろう?

病院に戻って、先生から手術内容を聞く。胆のうと脾臓を摘出、腹膜切除、さらに腹腔内温熱化学療法、入院期間は3週間。さらに良性と悪性の中間なら20年生存率90%と聞き、小躍りしてしまう。それって完治も同然ではないか。

その後、コーディネーターから入院の説明を受ける。病室のネット環境について聞いたら初めて聞かれたとのこと。全部一式用意できるならOK、ということは病室にLANはないだろうから、ipadを持ち込もうっと。

なんだか楽しい気分になってきた。