Archive for 2011年09月24日(土)

食あたり

もっとステキなものに当たりたい。。。食あたりになりました。

去ること数日前の明け方。膨満感で目が覚めた。寝たままの体勢ではいられない腹痛で、立ったり座ったり足踏みしたり叫んだり、とにかく痛くて痛くてたまらない。そのうち軽い吐き気もやってきて、苦い液を吐いた。

2時間くらい苦しんでようやくおさまった。食べ過ぎたかも? 最近は、吐き気のしない料理なら1人前の4割位まで食べられるようになってきており、イイ気になっていたのだ。

その日、仕事に行ってからもなんとな〜くお腹がしくしくした感じ。今日は絶食のほうがよいだろうかなどと考えている間に夕方になってしまったのだが、とりあえず病院には行っておくかと思い、仕事を抜けて銀座医院に行った。

受付で亀山先生の受診をお願いする。あ〜、また言われちゃうかな、来る時間が遅いって。

待っている間に体温測定と問診票記入。順番が来て、診察室に入る。先生からどうしたか聞かれ、明け方の状況を伝える。

「以前、もっと早い時間に来いって言ったでしょう?」

やっぱり言われてしまった。。。「だってぇ、絶食したほうがよいか聞くくらいな気持ちだったんだもーん。」

「だってぇ、、、もーん」と言ってセーフになれるのは若い女の子だけだ。もはやこの手が通用しなくなって幾久しいのにイイ加減反省したまえ、ワタクシ。(そう言えば、岸和田での入院時にも1回やってしまった。石橋先生に、もう痛み止めの薬は飲まなくて良いと言われたのに飲んで便秘になり「医者の言うことを聞かないからだ」とたしなめられたのだった。だってぇ、夜に痛くなるのが怖かったんだもーん。)

亀山先生からも「前もそんな感じで来て大変な病気だったじゃない?」とたしなめられてしまった。スミマセン。

「はい、あっかんべーして。」

「あっかんべー。」

「じゃそこに寝てお腹見せて。」

「ハイハイ。」

先生は聴診器の音を真剣な顔つきで聞いてから、「すぐに血液検査とレントゲン行って来て」と仰った。

「血液検査とレントゲンもするんですか?」

「腹痛はいろいろな病気が考えられるからね。」そして、遅い時間に来たからといって診察に手を抜くことはないが、遅いと検査ができなくなってしまうし薬局も閉まってしまうよと仰った。

慌てて診察室を飛び出す。すぐに血液検査をしてもらった。次にレントゲン室に呼ばれて、なんとか検査を受けられた。おかげさまで、すぐに検査結果を先生に診ていただくことができた。

「白血球が多い。腸が炎症を起こしているね。白い線が見えるでしょ? これは良くない。ガスも溜まっている。」

検査にはまだ反映されないけれど、膵炎などの可能性もあるという。また、黒い血便や血が出ていないかを聞かれ、出ていないと答えると、今後、出ていないかよく観察するようにと言われる。

「今夜、もしまた痛くなったら、躊躇しないで救急病院に行ってね。血液検査の結果も持って行くように。今日は薬出すから。薬局行ったら水もらってまず飲んでね。それから、、、」

といろいろアドバイスしていただいた。

時計を見ると6時を回っていた。すぐそばの薬局には、薬が必要な患者さんがいたら閉店時間を過ぎても待ってもらうとのこと。いろんなところに迷惑かけてるなあと本気で反省した。

その夜は下痢をした。夕食はぶどう少々とYHフローレで様子見。とくにその後、腹痛になることはなかった。

もう何ともなければ来院してもしなくても良いと言われていたけど、一体これは何だったのか知りたくて、翌日また受診。下痢もあったし。

「食あたり。下痢したでしょう?」

「しました。」

胃を切っていると殺菌力がなくなって、普通の人なら大丈夫なものでも当たったりするとのこと。たぶん、デパ地下の春雨サラダがダメだった模様。でも、なぜか火が通った料理は気持ち悪いものが多く、冷たい料理は食べやすいんだよなあ。困った。

また、お酒はしばらく飲まないように言われる。しばらくって、どれくらい???

「飲んでるとは知らなかったなあ。」

飲むと知っていれば、最初から禁酒を言い渡していましたよ、な雰囲気。ほんの少しだけですヨ、少しだけ。なくなってしまった臓器の代わりに、ほかの臓器が役割分担するまでまだ少々かかるということだ。

とりあえず一件落着なので、ついでと言ってはなんだが、最近、下腹部がちくちく痛い症状を訴えてみる。

「子宮はもう取っちゃったよね? 大腸の内視鏡検査はしたことある?」

「ないです。」

「すると良いよ。」

「大腸の内視鏡1回やるのと胃カメラ3回やるのなら、胃カメラ3回のほうがずっとラクって知り合いが言ってましたけどぉ!」

「開腹手術していると腸が癒着してヘアピンカーブになってたりするだろうけど、大丈夫、ダイジョーブ。ウチ、上手いよ。」

女性のがんの死因の一番は、乳がんでも卵巣がんでもなく大腸がんなのだそうだ。便の検査で分かる以前の段階で発見できれば、より早期での治療が期待できる。

ということで、体力が戻ったら検査をしようということになった。検査は下剤を飲んでお腹を空っぽにしなければいけないから、今やったらもっと痩せちゃうし。

そんなこんなななか、台風で大変だったりなんてのもあり、ただいま体重は着衣のままでジャスト40kg。背が低いからまだガリガリではないけれど、食あたりには今後注意したいっス。