Archive for 2012年03月

領収書整理でしみじみする(2)

やっと病院や薬局の領収書に行き着く。このブログの最初となった銀座医院の初診時の領収書も出てきた。

添付されている診療明細書の検査項目を初めてじっくり見る。血液検査の項目には、腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、CA125)や内分泌学的検査などもあった。

初診でよくぞ検査してくれました!と思う。と同時に、あの時に亀山先生が見せた表情が思い出され、今頃になって納得した。

先生は私を診察しながら、イライラされているようだった。

「ここ1か月で何キロ太った?」

「さあ、、、体重計に乗るのが怖くてよくわかりません。」

「じゃあ、ベルトの穴がいくつ移動したとか。」

「ベルト、しないし。」

まったくもう!といった顔つきだった。もうその時点で、先生は私がただならぬ病気だと感じていたのだろう。血液検査に腫瘍マーカーもオーダーされているのがその証拠である。(その後、検便の折など、先生は考え過ぎだと思ってしまいごめんなさい、とこっそりここで謝ったりして。と思ったら、何だかその件、心配になってきたなあ。)そんなわけだから先生はより正確に症状を洗い出そうとして、私のあまりのボケっぷりにイラついていたのだった。

血液検査を終えて待合室で座っていると、先生が診察室から出てこられ、私に「ちょっと待っててね。ニコッ」と声をかけてくださった。さっきとは打って変わって優しいじゃん?と、まだ何も知らない私はそれは呑気なものだった。

あの「ニコッ」は、私を不安がらせないように気遣ってのことだったのだと、いろいろ後になってから感じた。

あれから1年が経った。1年でよくここまで来られたよなあ、このボケっぷりで、と、いくつもの病院の領収書を手にして思う。

領収書整理でしみじみする(1)

確定申告時期も後半。ということで、医療費控除をするために病院の領収書やら何やらを、領収書の引き出しからごそごそ出した。

私は領収書を何でもかんでも引き出しにしまう癖がある。引き出しがいっぱいになって整理するときまで、スーパ―の食料品のレシートなども入ったまま、ごちゃごちゃだ。家計簿をつけるわけでもないのだから、最初から捨てちゃえばいいんだけれど。

しかし、今回はそんなレシートを見て、しみじみしてしまった。いつ、どこで、何を買ったかが、その時の詳細を思い出させてくれる。ゴミ箱に入れる前に、1枚1枚見てしまった。

手術を受けに関西に行った日、関空で食べた、あのかつカレーの領収書もあるではないか。

 
 
ケーイ、ワーイ、ケーイ!(関西人以外は何言ってるのかわからないと思う。このCM、実のところ私も見たことないし。)

岸和田の病院を退院後は、ケチケチなくせに巨峰や桃をやたら買っている。あの頃の主食は果物だった。それにお稲荷さん。どんな料理もニオイが気持ち悪くて食べられないなか、少しだけれど食べられたのがお稲荷さんだった。こども用のカレー、あかちゃん用のビスケット、水ようかんも調子よく食べられたからしょっちゅう買っていた。。。

医療費控除の領収書整理のつもりが、違う領収書を見てしみじみしている。大掃除のときに、過去の思い出を見つけて時間が経ってしまうタイプである。

ウォシュレット、壊れる

土曜日、トイレの床が濡れているのに気付く。便器が壊れた? 座るだけでなく、今や抱きかかえる?ほど仲良しなトイレが壊れるのは相当困る。すぐに業者さんを呼んだ。

「ウォシュレットが水漏れしているんですよ。これはかなり古いものですからね。新しいのに替えるしかありません。」

その言葉に諦めて買い替えることにした。

ウォシュレットを買い替えるときには、タンクや便器ごと替えたいと思っていた。最近の便器は掃除がしやすいらしいし。

だが、突然その時がやって来ると、トイレ貯金をしていたわけでもないため尻込みしてしまう。(尻込みだってさ〜!って、自分でウケてる。)便器まで替えると、床の張り替えも必要だという。

結局、便器はそのままで、ウォシュレットだけ買い替えることにした。

「えーっと、リモコンを付けなくても良ければ、このページのこちらになります。」

「いや、リモコン付きで。」

なくても機能的には問題ないが、今リモコンをかけている壁のねじ穴を隠すために壁紙を張り替えるよりはいいかもという理由。

「それでは、こちらの機種。汚れにくい最新モデルです。」

「じゃ、それ。」

「ベージュなので、2週間ほどかかるかもしれません。」

「はあ?」

我が家の便器はホワイトでもアイボリーでもなくベージュ。昔、便器で流行った色らしい。でも今では需要が少ないため受注品とのこと。ウォシュレットを新しくしたら、後から便器だけ買い替えることもできますよと言われたが、ベージュ・ラビリンスにハマるのもどうなんだろ。

「月曜日にいつ入るか連絡します。」

そう言って、業者さんは帰って行った。

ただいま、トイレにはマイナスドライバーが置かれている。水が滴らないようウォシュレットの元栓を閉めたため、使用前後には開閉作業を行わなくてはならない。そこまでしても洗わないではいられないのは、性分というより時代なのだと思う。

プチ腸閉塞で病院に行くか?

木曜日のプチ腸閉塞中、足の指や裏がつったりこむら返りを何度も起こした。お腹激痛&嘔吐でそれどころでないのに、こんな時になるなんてと思っていた。

ところが後でネット検索してみると、脱水症状を起こした時に足がつることがあるらしい。飲まず食わずで、液体をひたすら吐きまくっていたので、身体が干涸びかけていたみたい。

あんまりひどいとマズイらしいから、そういう時にはとっとと病院に行ったほうが良いということも知ったが、またあんなふうになったとき、すぐに行くだろうか。

一人で歩ける状況ではない。なんとか行けたとしても、家の近くの病院はどうも気が進まない。なんたって、以前のことがある。

2年前に高熱が出て病院に行ったときに何でもないと言われ、その後、下腹が筋肉痛のように痛むので行くと、「そこまで言うなら」的にレントゲンを撮って「気のせいかもしれません。様子をみましょう。でも便秘ですね」と、便を軟らかくする薬を処方されるだけだった。

下腹の痛みは半年間続いた。笑うことも、咳もくしゃみも堪えないと痛くてたまらなかった。でも「気のせい」なのだと思っていた。その時はまだ、お医者さんによって見立てが違うなんて、思ってもいなかったときだから。

考えてみると、あの時にはすでに下腹が出ていた。その冬にスカートを買おうと店で試着して、鏡に映ったお腹の具合に衝撃を受け、運動しなくてはと思ったし、最近、知り合いから「一昨年の夏にはお腹が出てきたと話してましたよね」と言われている。

もしあの病院で超音波検査等をしてくれたら、卵巣が腫れているのはわかっただろう。そうしたら、結果的にもっと早く病気がわかったはずだ。すぐに適正な治療までたどり着けたかはわからないが、もう少し早く治療できて、もしかしたら胃を切らずにすんだ、なんてこともあったかもしれない。あの時、下腹を触診された記憶がないので、最初から「何でもないのに、また来た」くらいに思われたのだろう。

腸閉塞の話に戻れば、腸閉塞なら珍しくないから誤診は少ないだろうけれど、気乗りしないよなあ。ちなみにその病院は「アナタ、家近いから入院でなく、点滴は通院で」と高熱時に通わされる距離なんだが。。。

ドタキャンしました

今朝起きてしばらくして、あの膨満感が襲ってきてしまった。これってやっぱり腸閉塞? 2日前に出したし、ガスだって出てたけど。。。

午後には出社しようと様子をみるも、どんどん苦しくなるばかり。そのうち、緑がかった茶色い液体を何度となく吐いた。じっと寝ていられない腹痛も。病院に行こうにも、とても歩いては行けない。今日はもうダメだ。

諦めて会社に電話。や、休みます。。。

関係各位へ。この場を借りて、ドタキャンをお詫び申し上げます。(こんなとこで謝っても、気付かれないけど。Tさん、Mさん、ゴメンナサイ。)

おかげさまで、夜には治った。今回は苦しい時間が長かったなー。ふー。満腹感を望むより、こうならないことの方がずっといいや。節制&摂生します。。。