3月後半から何かと忙しく、そのままゴールデンウィークに突入。半ばとなる平日の2日、「ワスレナイデ」とばかりにやって来たのが腸閉塞である。チョー・ヘイソク。イケメン韓国人ならウエルカムなんだけど。
その日は会社にいた。昼食後しばらくしてから、これって腸閉塞だよね、な感じ。これまでの経験から2〜3時間後には激痛&嘔吐の予想。午後に受診できる病院ってどこよ? ああもう痛くなってきた、とりあえず銀座医院行こう。。。
ヨロヨロしながら苦しさを堪えつつ病院に到着。受付でお腹が痛い人用の問診票に記入していたので、診察室に入るなり亀山先生から「お腹痛いの?」とギロっと睨まれる。とほほ、先生、そんな顔で見ないでほしーの。
「変なもの食べた?」
ワン!ちょっと拾い食いを、って違うって。食べてないっス。
「お腹見せて。ここは痛い? ここは? 便は出てる? ちょっと張ってるなあ。」
で、血液検査&レントゲンコース。血を採って、レントゲン撮って、、、同じ階の移動でも、腹痛時はつらい。
なんとか終わり、待合室でしばらく待っているうち、あれ?痛いのが消えている。。。ぽっこり固かったお腹も、やわらかくなっている。なんだー、治っちゃいました!
先生に診察室に呼ばれたので、「センセー、治りました。お騒がせしました、帰りまーっす!」
「治ったの? だったら本当に治ったか、もう一度レントゲン行って来て。」
というわけで、ビフォーアフターの2枚を見比べて通過したのを確認。先生も嬉しそうに「良かったネー」と仰った。そりゃそうだ、ここで手に負えない場合、紹介先の病院を見つけるのも一苦労。GW中の平日午後だし。
先生もホッとされ、私も打って変わって元気になりレントゲン写真について説明してもらった。
「これがニボーって言って、、、」
それ知ってる〜。腸閉塞を調べたときに出て来たわ。
「上の黒い部分が空気で、下が水で、、、」
そうなのかー。記念にレントゲン写真の写真を撮りたいのに、携帯忘れちゃったなあ。
「血液検査のほうは特に問題ないね。」
血液検査だと、通過障害でなく血行障害で腸管が壊死する腸閉塞がわかるのだそう。
「白血球がちょっと高いけれど、これは体質だろう。こういうときに以前の検査結果が役に立つ。」
これまでいろいろなところで白血球が高いと言われてその度に気になっていたのだが、体質なのね。
「熱が7℃あるね、平熱も高い? そうでなかったら炎症を起こしているのだろうから薬出しておこう。今日はとりあえず絶食しな、ね。今夜、また熱が出たりお腹痛くなったりしたら躊躇せず病院行って。」
「はーい。」
「だいたいこういう時は、最初から外科に行って! それも大きな病院の!!」
それが正解なんだろうけど。と、つい、こちらは無言になる。
腸閉塞の場合、外科を受診→入院が基本らしい。でも、痛くて嘔吐もしたりするなか、もし平日午前だったら、なんとか大病院にタクシーで乗り付けたとしても、まず外来を一人で受診できるのか。
初診受付から始まって(紹介状がないから初診料に3000〜5000円プラスされるのはもーこの際観念する)、外科まで行くのが一苦労。どれだけ待つかもわからない。待って受診してレントゲン室や採血室へ行ってまた戻って診察を受けて、までこなすのに、大病院は時間と移動がもう大変。痛い&ゲロゲロで、途中で「♪道に倒れて 誰かの名を〜 呼び続けたことがありますか〜」になっちゃいそうだ。
まあそれでも診療時間内は診てもらえるわけだから良い。時間外はどうするか。小さい救急病院に行っても外科の先生がいるとは限らないから、必ず外科の先生がいそうな大きい病院に行ったほうが良さそう。そうしないと、翌日また来いと言われるか、朝まで放置されるからしい。
でも、大病院にタクシーや自家用車などで行って、受け入れてくれるだろうか。救急車で運び込まれる一刻を争う患者さんが優先だろうから、詰まってます痛いですゲロゲロ〜な程度では門前払いを食らったりはしないだろうか?
あれこれ考えると、いずれ通過するのを祈りながら我慢するのが賢明? それとも「救急医療情報センター」とかに電話したら受け入れてくれる病院を教えてくれる?
そもそも、腹膜切除手術をしているって言ったら、外科の先生はビビっちゃうんだろうなあ。。。
いろいろ考えると、なんだか不安なのである。次はまた近いうちにやってくるのだろう、チョー・ヘイソク君が。そのとき、どうするか、だ。
ま、あんまり考えても仕方ない。今度は実況生ブログでもするか。ってそんな余裕はないか。
で。とにかく久しぶりに来たのだから、このところの排便状況について、なんでこーなるの?を伺った。ずっと出ないのに出るとザーザー、しかも1回で出きらない。数分と経たぬうちにまた催し、何度もトイレに行くのである。
これは腸の癒着でかもしれないし、大腸がんなのかもしれないし、また、何度も出ることはこう仰っていた。
「専門用語になるけど、リキューコウジュと言って、、、」
??? 私の頭の漢字変換は「利休坑儒」だったが(意味不明じゃん)、後で調べたら「裏急後重」だった。去年から飛躍的に医学用語の語彙力が高まってるよなー。
これは炎症でなるだけでなく、先生によればりきむ力がなくてもそうなるらしい。腹筋が弱ってるかも?
そんな勉強もさせていただきつつ、「決心がついたら大腸カメラねー」とまた言われてしまった。先生、忘れてないな〜。
帰り際、そうだ!と思って、去年の3月にした腫瘍マーカーの検査結果を知りたいと先生に言った。
「いいよ。コピーをあげる。」
看護師さんがコピーしてくださり、その日もお土産(?)ができた。
昨年3月2日のCEAが13.5(ヤバいですマーク付き)、CA19-9が25.1(問題なし)、CA125が79.6(ヤバいですマーク付き)だった。
HIME
2012年05月31日(木)09:47
4人の中に私も入っているのかな???
pom
2012年05月31日(木)17:28
うおっ、あんた「漢」だねえ。オンナのなかのオトコだわ。(賛辞だからね!)
うん、計算に入れました。
私さー、以前は難病というと寝たきりな人とか介護が必要な人しか想像できなかったわけ。難病ってそういうくくりではないんだよね。
今回書いた部分は表面的なことのみにとどまっているんだけど、書くまでには、「人はなんで生きるか」的なところまでいっちゃってね(金銭にかかわることも含めて)、そのあたりはもうちょっと考えをまとめないと誤解を招くと思って書かなかったんだけど。
いやー、それにしても、ここにコメント入るの、想定してなかったわ。