HIPECの日本での保険適用化にもはずみをつけたい気持ちから、以下、共同通信PRワイヤーの海外リリースの記事をまるごとコピペ。すでにこの治療を受けた者としては「そんなことも知らないの〜?」みたいな?
ソースはこちら↓
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201211028060/
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2012年11月2日
8th World Congress on Peritoneal Surface Malignancies
◎腹膜転移治療が大腸がん患者の福音に
AsiaNet 51240
共同JBN 1345(2012.11.2)
【ベルリン2012年11月2日PRN=共同JBN】8th World Congress on Peritoneal Surface Malignancies(第8回腹膜表面悪性腫瘍世界会議)は10月30日から11月2日までドイツのベルリンで開催され、世界中の多くのがん患者に希望をもたらす画期的なパラダイムシフトが強く印象づけられた。これまで腹部の固形がんの一つである腹膜表面悪性腫瘍にかかった患者は、治癒的治療の対象とはなり得ないと考えられていた。これらの患者は予後の可能性が極めて低く、「支持療法で最善を尽くす」という枠内でもっぱら全身化学療法を受けるだけであった。
この国際学会では、大腸がんの中の腹膜表面悪性腫瘍の集学的治療が有望であり、治療5年後の生存率が30-50%になり得るとの考え方を共有する確実なデータが提出された。外科医でこの会議の議長を務めたポール・シュガーベーカー医博(米ワシントンDC)は、腫瘍縮小手術(CRS)と腹腔内温熱化学療法(HIPEC)および補助的な化学療法を組み合わせを利用するアプローチの先覚者の一人として認められている。HIPECでは化学療法剤がセ氏42度で60分から90分かけて腹腔患部に投与される。シュガーベーカー医博は「残余のがん組織は、在来の化学療法で処方される多様な規定濃度の細胞毒性薬が投与される。この治療法が成功するのはそのためである。特定の患者によっては、生存率が2倍になる可能性があり、従ってこの方法は個別の対症アプローチの中での治療選択肢の一つになると考えられる」と述べた。
個別治療という観点は大切であり、その理由は、この治療法が腹部以外への転移が見られない単独かつ限定部位の腹膜偽粘液腫にかかった患者にのみ適しているからである。同会議の共同議長ポンピリュウ・ピソ医博(ドイツ・レゲンスブルク)は「しかし結局のところ、この患者集団は大腸がん患者全体の15%を占めている。要約すれば、ドイツでは結腸がん患者が毎年新たに7万人になるが、この治療法を使うことによって約1万人の患者の予後が改善されることになる」と指摘した。
詳しい情報は下記のサイト参照。
http://www.peritonealconference2012.com
http://www.dgav.de
▽報道関係者問い合わせ先
Dr. Bettina Albers
albers@albersconcept.de
+49-174-2165629
ソース:8th World Congress on Peritoneal Surface Malignancies
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