患者会の役員を2年弱経験した中で、地味に面倒くさく気をもむ任務として、会議や講演会の場所決め・場所取りがある。
会員は全国に散らばっているから、日本のどこでやっても良いのだが、なんとなくの便利さ等から、これまで東京都内、それも東京駅や羽田空港から比較的行きやすい場所で探すこととなり、となると、ザギン勤務のワタクシが土地勘があるという理由で、お役を任ぜられるわけである。
会の資金がザックザク、なワケないし、無駄につかってははならん!な精神で、会議となれば安い公共施設を狙わざるを得ない。が、公共施設というのはこれがナカナカ、私たちのような会には予約しずらいシステムになっている。
会議ができる公共施設は、区民会館とかナンちゃら会館とかで、おおよそは当該地区で生活する人たちのためのものだから、使用条件が「区民および区内在勤者」だったりする。団体の構成員が全員区民でないとダメとか、半分以上だとか、5人以上だとか、結構キビシイのである。(区民とか問わないところもあるが、そういうところは半年前から予約可能だったりして、すでに埋まっている。)
そういうワケで、全国組織なウチらは、使用条件が緩やかなところを探さなければならないというのが、最初の難関。
第二の難関は、予約時のハンディである。区民以外の団体も受け入れている施設でも、やはり地元民や地元福祉団体を優先するのは当然だ。ってことで、1か月間の地元民のみ予約可能期間を終えての、残りの枠を、やっと予約できるのである。
で、先週の木曜日、行ってきました抽選会。
その日、私は展覧会の搬入日で、自宅からたくさんの荷物、それも、折れやすく変な形をしたものや重いものなどを持っていかねばならなかった。その日は車でなく電車移動になる事情もあった。会社ですませるべき仕事もあって。なのにその数日前には久々のサブイレウスで苦しみ、調子だってイマ2くらいではないか。正直言って「抽選会なんか行ってられるか!」だったのである。
しかし。行ったんだよね〜、大荷物抱えながら。
抽選に参加しなくても、抽選後に希望の枠が残っていればネット予約できる。でも、もし残っていなかったら? 最悪は飯田橋にあるボランティアセンターのフリースペースを当日、なんとか陣取るか? いやいや、この心労をいつまでも持ち続けるより、ここで頑張って、スッキリしたい!
程よい時間だとラッシュのピークになっちゃって荷物が潰れるから、早めに行ったダスYO。それでも、そこそこ混んでて、折れやしないか心配だった。
マグネットが付いているのが優先予約されたところで、残りで抽選。1番に着いたのに、10番くじを引いてしまい、第一希望は取られてしまった。で、第二希望を予約。会議室、取れたっス! 使用料もとっとと払い、任務を終えた。
展覧会会場で荷をほどくと、パーツが1つ、折れていた。く〜〜、ちょっと泣く。で、折れてないのと、会議室取れないのと、選ばなきゃいけないなら?と思ったら、今回は折れても違う方法でできそうだし、会議室取れるほうが気が楽だ、と思って無事立ち直れまシタ。
とまあ、そんなくらい、気をもむ任務なのである。病気になったときは、元気になってからこんなことしてるなんて想像だにしなかったが、まあ喜ばしいことに違いない。