『腹膜偽粘液腫の本邦における発生頻度・病態の解明・治療法の開発』のWebサイト

表題は

厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 腹膜偽粘液腫の本邦における発生頻度・病態の解明・治療法の開発研究班 

クリックして中を見てね!

今年1月のブログにあげた「難病情報センターのサイト紹介(No.192 腹膜偽粘液腫)」のことである。

***

腹膜偽粘液腫というなんだそりゃ?なものになると、「余命は?」とか「不治の病か?」という疑問がわく人が多いのだが(実際、私もなったとわかったとき、調べて、そのときは愕然とすることしか見つからず気落ちした)、ここにその答えに代わるものが出ている。

稀な疾患で、原因も不明であり、治療法も確立されていません。この疾患は、不適切な治療が行われると死にも至る深刻な病気です。

(↑「概要」3段落目)

治療は外科的に可及的切除することがもっとも有効な治療法です。(中略)手術中は腹水を吸引し、腹膜や剥離面にこびりついている粘液を洗い落とす必要があります。このとき温熱化学療法が非常に有効です。

腹膜切除は偽粘液腫に侵されている腹膜を完全に切除する唯一の手術方法です。

(↑どちらも「情報」治療方法)

組織学的に境界悪性とされる播種性腹膜粘液腺腫症(DPAM)の術後5年生存率は我々の成績では90%であるが、悪性である腹膜粘液性癌腫症(PMCA)は48%と不良である。 原因は腹膜での再発、切除が不完全で腫瘍が遺残するためである。

(↑「目的」5番)

不完全切除の原因はPCI28以上・65歳以上の高齢者・小腸間膜高度転移・緊急手術例・従前の手術回数が多い例であった。このような例でも完全切除できるように、2期的手術・化学療法後の再切除を取り入れたいと考えている。

(↑「目的」研究計画・方法 4)安全で根治性の高い手術療法・有効な化学療法の確立)

ということである。

引用の、それも私の勝手な抜粋なので、実際のサイトに当たって確認していただきたい。

悪性の場合の成績がふるわないが、完全切除を目指して研究されていることがわかるので先生方の頑張りをひたすら応援だわ!なんだけど、これって1年じゃ終わんないでしょ。

Leave a Comment

* are Required fields