腹膜偽粘液腫手術の「へそ問題」の件

昨日の池田病院での定期受診では、私自身の経過は良好、また、病院での出来事や先生から伺ったお話など、ブログに書いておこうと思うことがたくさんあった。

それは後ほどに譲り、急遽?「へそ問題」の件をクローズアップ!

私の腹膜偽粘液腫の手術痕では、それ以前に大学病院で受けた開腹手術の痕をほぼ、なぞるように切られている。「ケロイド治したる〜」と米村先生は仰っていたが、同じところを切ることでケロイド部分を切除するだけでなく、新たな傷を作らないという見た目の問題が配慮されているとは思う(んな割には、結構ズレてるところも多く、二重線になってたりするんですけどぉ)。そんなわけでか、おへそは除けて切ってある。だからおへそ健在だ。

さて、数ヶ月前に手術した方が、おへそがわからなくなっているという話題をされていたので、米村先生方が執筆されている「腹膜播種に対する腹膜切除アトラス」を見てみた。すると「腹膜切除の手術手技」のうち「皮膚切開」というところに、こんな内容も載っていた。

「腹膜偽粘液腫では傍臍転移がしばしば見られる。臍を腫瘍・皮膚とともに合併切除する。」

そして腹膜偽粘液腫の傍臍転移の側面写真とか出ていた。

私におへそがあるということは、腹膜偽粘液腫手術ではもれなくおへそを切除するのでなく、腫瘍がそこにあった場合のみ、だろう。

さて、くだんの話題をされていた方は、おへそを切除したというわけでもないらしい。私と同じく、腹膜偽粘液腫手術前に受けた手術をなぞって切った結果、おへそが埋没?したもよう。前の手術がおへその孔からの腹腔鏡予定だったのが結局普通に切ることになったため、おへそを除けることなく切っているのである。

昔はおへそはばい菌が入るからと切るのに除けていたわけだけれど、今はそんなことはないようだ。だから、私が受けた正中切開という方法でも、欧米では美容上の観点からも、おへそを回避せずに「おへそ縦断方式」(本当の名前は「臍切開法」らしい)がなされているらしい。

蛇足ながら、へそなしのスーパーモデルっているよね。昔、した手術でおへそがなくなったとか。堂々と「へそなしへそ出しルック」を披露している。おへそなんて簡単に形成手術で作れそうだが、そうしない理由は、なくても良い、いや、ないほうがむしろカッコいいのか?

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