Archive for the ‘08.お仲間のこと’ Category

老紳士さんの話から

もう2か月も前の話になってしまう。

老紳士さんから突如電話があってお会いした。その頃私は展覧会でバタバタしていたのだけれど、その日はちょうど休廊日で、老紳士さんが会社近くまで来てくださっていたこともあり、近くの喫茶店でお会いしたのだった。

老紳士さんは、もやもやとした不安な気持ちを紛らわしたかったのだった。米村先生の受診日を控え、もし結果が悪かったらどうしようという思い。そもそも奥様との二人にとって病院まで行くのを考えるだけで大変という思い。。。

お会いしてみたら、以前のような思い詰めた雰囲気は取れていて安堵した。痛いと仰っていた腰も、痛みのブロック注射でなんとかやれているという。

受診結果と先生の診断はたぶん前回と変わらないだろう。80代の小さな小さな体に、手術やら何やらはかえって酷である。

きっと大丈夫ですよ、と話しながら、老紳士さんの日頃の生活などもお伺いした。実は老紳士さんは定年後に料理を勉強してお上手だと判明。感心してしまった。また他にもいろいろ話してしばし時間を過ごしたのだった。

「そういえば、Kさんのことなのですがね。」

「お家がお近くというあの方ですね?」

「以前はよくお庭に出ていらっしゃるところをお見かけしたのですよ。ところがこのところずっと見えなかったのですが、最近お会いしましてね。それでお話ししたのです。。。」

「どうかされましたか?」

なんでもぽんぽん話される女性のKさんは、娘さんが腹膜偽粘液腫である。「患者の家族」という共通項で、老紳士さんは会えば立ち話をされるようだった。

Kさんの娘さんと私は、岸和田で手術・入院した時期がちょっと重なっている。しかし入院しているときにお会いする事はなかった。娘さんはその後も思わしくなかったようだ。彼女に実際に会ったのは、去年の池田病院の待合室で。お母さんと違ってシャイで本当に痩せっぽちの、とっても若い女性だった。

「娘さん、数か月前に亡くなったのだそうです。」

「え?」

しばらくは何も手につかなかったKさんも、今は気持ちを切り替えて趣味の集まりなどで忙しくしていると仰っていた、と老紳士さんは続けた。

「そうでしたか。Kさんが早く立ち直れたのはよかったです。」

そう言ったけれど、自分が実際に会ったことのあるお仲間で、そのような結果となった人がいて、改めて、この病気は一筋縄ではいなかないのだと思った。

「お年寄りは進行が遅いらしいですからね、ズバリ、ぜ〜んぜんダイジョーブです、奥様は。」

そんなことを言ってみたが、老紳士さんはというと、Kさんの件で動揺したわけでもなかったらしく、たいした返答もなく流されてしまった。なので、逆に老紳士さんが動揺してないんだから、いっか〜と思った。というか聞いて動揺したのは、私のほうである。

彼女が最初に手術したときには、すでにかなり進行していたのだろう。もっと早く対処できていればもっと違ったかもしれない、いや、それもわからないことだが、ただ私たちがその気になればできることは、「早期発見、早期対処」である。これは運命に抗うことではない。運命を自分で切り開くのだ。

緊急企画第2弾「草津入院に持って行くべきもの」大募集!

これから腹膜偽粘液腫の手術を受ける八重桜さんの質問に、皆様が答える緊急企画!

私の家から草津総合病院までは、片道8時間ほどかかります。
子どもたちもいるので、手術後は一人になります。
あれこれ思っても、持ってきてもらったり、買ってきてもらうことは不可能なんですが、
「これは持ってきておいた方がいい」というものがあれば、是非教えてくださいm(__)m

私も2年前、腹膜偽粘液腫患者支援の会の会員用「ひとこと」で、持って行くと良いものを聞いた。そのとき先達の皆様から教えていただいたものは、
腰枕、
音楽プレーヤー、
紙タオル
等だったと思う。

腰枕は腰の痛み緩和用。妊婦さんのU字枕が良いという話だった。私は結局、テンピュールの腰枕を持って行ったのだけれど、腰よりも背中のほうが痛くて。。。でも、ないよりは良かった。

音楽プレーヤーは暇つぶしというか、廊下を歩く練習の時も良いと。今ならスマホに入れていくのもいいなあ。

紙タオルを推薦した先達は、タオルを洗濯できないときもあるだろうからと。

腹膜偽粘液腫の手術を草津または岸和田で受けたご経験者の皆さん(ご家族含む)も、奮ってコメント欄におすすめの物をご推薦くださいませ!! とりあえず、

1)腹膜偽粘液腫の手術というと、入院期間は早くて2週間、長けりゃも〜っと長いわけだけれど、とりあえず数週間の入院期間というイメージで。

2)遠方で家族がそうそう来られない、ということを念頭に。

3)草津総合病院なら特に、とか、腹膜偽粘液腫の手術なら特にとか。

ということも考えながら、お願いします。「入院の手引き」みたいなのに載っていそうな一般的な物は無視で〜〜。

あ、以前のM.Hさんからの情報として、爪楊枝は必携だそう。
(アミノレブリン酸蛍光ガイド手術の話。詳しくはM.Hさんの体験談を→「【これから手術の人必見!】最新手術情報だよ」
荷物になるものでなし、持って行くといいかもね。

何が大切かは好みの問題だってある。だから、おすすめグッズがずらっと並んでも、すべて持って行く必要はなく、ピンと来たものを持って行けば良いと思う。というわけで、

「これ、私はすごーく良かったんだけど、少数派かも?」

と思っても、逆にとりあえずおすすめコメントをお願いしまっす。人によってはそれがあるとないとじゃ大違いな病院ライフになるわけだから。ただでさえ大変で不便な入院生活、少しでも快適に過ごしたいもんね。

  • M.H

    2013年06月11日(火)17:36

    返信

    私は患者ではありませんが、遠方から岸和田へ送り出した身として持っていってほしいものは、飴と水でしょうか。術後家族はお世話できない状況(ICUへ入る)となります。しかし3日後ぐらいから水と飴は食べてよいとの指示が岸和田では出ましたが、遠方からなので付き添っていられず、患者本人も売店へ行ける状況ではない為、手元にあったほうが良いと思います。あとは大手術からの発熱なのでしょうか?冷えピタ的なものがあってもよいのかもしれません。いずれも売店にあるのですが、患者本人が気の向くままに動けないということを考えるとあるとよいと思います。※草津での対応はわかりませんが、岸和田では看護師さんに買い物を頼むことはできませんでした。

  • pom

    2013年06月12日(水)17:33

    返信

    うぉぉお、M.Hさん、ありがとー! 募集したものの、すぐに来るかどうか心配だったので。。。

    水と飴ね。そっかー。私の場合は水と飴OKのときはもう歩けてたからわからなかった (^^ゞ 体調、回復度は人によりますよね。

    冷えピタは私も持って来れば良かったと思いました。

    看護師さんの買い物代行はないだろうから、最初の数日に必要そうなものって重要かもね。

  • もこもこ

    2013年06月12日(水)21:29

    返信

    こんばんわ~私は岸和田に4年前でした。ちょうどマイケルジャクソンが亡くなった日が手術日だったみたい(:。:)

    追加の持ち物として・・・ベットの周りにぶら下げられるS字フックとかタオルがずれない様に洗濯バサミ(可愛いもの)が便利でした。
    点滴ぶら下げて歩行リハビリが始まれば、巾着袋とか小さい手さげ袋があれば、貴重品や携帯を入れて売店とかへ足を伸ばせます。
    症状も経過状態も個人差がある病ですが、順調回復されてる患者も沢山いますよ~ね☆ 

    • pom

      2013年06月13日(木)18:20

      返信

      M.Hさんの後に誰もコメントくれなかったら、もこもこさんに頼もうと思っていました〜!笑 ありがとうでござる!

      S字フック、洗濯バサミ、巾着等、そうだそうだ便利だったわ〜。忘れてた。私は可愛くない洗濯バサミだったけどorz

  • SN

    2013年06月12日(水)23:22

    返信

    はじめまして。
    これなら私も書き込みできる内容だと突然失礼します
    私も母親が岸和田で手術していますが、米村先生が術後にガム噛むと感染症を予防できるという論文があるからガム食べたらいいと言われ、術後数日からガム食べさせてました(^^;
    そのおかげかわかりませんが感染症は大丈夫でした。

    • pom

      2013年06月13日(木)18:26

      返信

      SNさん、はじめまして。とても良い情報をありがとうございます!
      とくにご年配の方で体力がなかったりしたら、余計に感染症が心配だし。。。
      ガムは飴と同じように、術後の腸管の動きも良くなるらしいですね。

  • 八重桜

    2013年06月13日(木)05:16

    返信

    ぽんぽこさん、皆さんに声を掛けてくださり、ありがとうございます(ToT)
    本当に嬉しいですっ!助かりますっ!
    ぽんぽこさんの行動力、さすがですっ!m(。≧Д≦。)m

    そして、コメントくださってる皆さん、ありがとうございますm(__)m

    絶対、それぞれ持って行ってみます!

    私事で申し訳ありませんが、今「早番」続きでして(;_;)
    早番地獄から抜け出したら、ゆっくりコメント入れさせてくださいm(__)m (/_;)/~~ (。´Д⊂)

    本当に皆さんありがとうございます(ノ_<。)

    • pom

      2013年06月13日(木)18:29

      返信

      八重桜さん、来てるよ来てるよ〜。
      でも、忙しいときはお互い様だから、焦らなくていいですから(きっと、他にもいろいろ情報くると思います)
      後でごゆっくりどーぞ。
      八重桜さんのおかげで私もブログネタができたし〜、これから手術する人の参考にもなるよね!

  • ぺぺろみあ

    2013年06月13日(木)15:05

    返信

    はじめまして。1月に草津で手術した者です。
    手術までに数日あったので、現地で色々調達しました。

    ・食器洗い洗剤とスポンジ(箸とコップは自分で洗うことになります。それらを入れておくケースもあると便利)
    ・ペーパータオル(箸とコップを拭く用)
    ・軽めの尿取りパッド(術後軽い尿漏れになりましたが、売店ではオムツしか売っていません)
    ・綿棒(長い入院で耳痒くなるので)
    ・爪切り
    ・痒み止めの塗薬
    ・小銭と千円札(一万円は売店でしか使えません)

    自販機は各階にあるので、お水も売ってますよ。

    あとテレビが非常に見づらい位置にあるため、3DSと大量の本持っていきました。
    (荷物は宅急便で病院に送れます)

    あとは皆さんと同じです。
    手術頑張ってくださいね(^^)

    • pom

      2013年06月13日(木)18:33

      返信

      ぺぺろみあさん、はじめまして〜。ってか、実は初めてな気がしない。。。わかった! ちありんさんのブログでコメントされてますよね? 私、ちありんさんのブログも拝見してるし〜〜〜。(そうだ、挨拶コメントいれよーっと)

      おすすめグッズ、ありがとうございます!
      なるほど〜なものばかり。

      1月に手術されたとのこと、お疲れさまでした。ぺぺろみあさんもご自愛くださいませませ!

  • りなこ

    2013年06月13日(木)17:11

    返信

    こんにちは。
    今度、草津に主人が一か月入院予定です。
    (前回は2週間入院しておりました)

    主人は、手元における小さめの電気スタンドを持っていきたいそうです。備え付けの電気は、けっこう明るい様なので、夜遅くに電気をつけるのは隣の方を気にしてしまうので・・持っていきたい様です。

    他の方のコメントにもありましたが、宅急便で送ります。みなさんの意見を参考に、お守りがわりに、うちも備えていきます!

    • pom

      2013年06月13日(木)18:37

      返信

      りなこさん、いろいろご心配なところ、ありがとうございました!

      今度は1か月なんですね。じっくりしっかりって感じですね。

      電気スタンド、これも良いですね〜。草津は調光できないのかな。。。岸和田はできたから、私は夜遅くもずーっと弱い光をつけっぱなしでした〜(真っ暗なのが苦手)。

      あと、宅急便で送れば良いってのは、気持ちがラクになりますね!!

  • ちありん

    2013年06月19日(水)00:41

    返信

    初コメントです。
    いつも読ませていただいてます!
    コメントしなきゃと思いながら、時間が経ってしまい、皆さんが色々書いておられるし、ぺぺろみあさんも詳しく書いてくださってるし、よかったです。
    コメント欄でも私のことが話題になっていて、びっくり~うれしい~です!!

    少しですが、私も書いておきますね。
    術後すぐはおむつでしたが、それは看護師さんが準備してくれて、あとから入院費の中に入ってたと思います。
    おむつが取れても子宮と卵巣を取ったので、出血が続き、ナプキン1袋買ってきてもらいました。

    爪切りも後々いります。
    水を買ったり、テレビカード買うための小銭や千円札。
    あとはS字フックのついたカゴ。
    音楽プレーヤー。

    八重桜さん、いつ手術なのですか?
    私、京都なので何かお役に立てることあれば言ってくださいね!
    成功お祈りしています。

    • pom

      2013年06月20日(木)04:46

      返信

      うぉお〜、ちありんさん!
      お越しいただきありがとうございます。
      ご挨拶すべく、ちありんさんのブログにコメントしようとしたのですが、私はアメブロ登録をどうやらしているらしく(いろいろ忘れてる)、、、ごちょごちょしているうち日が過ぎてしまいました。失礼しました。
      今後ともよろしくお願いいたします!

  • ひさみ

    2013年06月19日(水)21:10

    返信

    コップの種類に一言!!!

    コップに蓋がついているとほこりよけで便利でしたよ。ちなみに私は、CAN DOの100円ショップで購入しました。

    リーズナブルでしょ??

    でも、八重桜さんのお住まいの近くにCAN DOがあればいいんだけど・・・

    • pom

      2013年06月20日(木)05:07

      返信

      私も父の勧めで、愛用のカップ&家にあったタッパーウエアのコップの蓋だけ(だいたいサイズが合った)をもっていきまひた。でも、今の自分の生活を考えてみると、、、朝、たっぷり入れたコーヒーを夕方までちびちび飲んでいることが。それも蓋なしで〜。笑

  • pom

    2013年06月20日(木)04:40

    返信

    愛猫の写真! 最強だわー。

  • M.H

    6月 11th, 2013

    返信

    私は患者ではありませんが、遠方から岸和田へ送り出した身として持っていってほしいものは、飴と水でしょうか。術後家族はお世話できない状況(ICUへ入る)となります。しかし3日後ぐらいから水と飴は食べてよいとの指示が岸和田では出ましたが、遠方からなので付き添っていられず、患者本人も売店へ行ける状況ではない為、手元にあったほうが良いと思います。あとは大手術からの発熱なのでしょうか?冷えピタ的なものがあってもよいのかもしれません。いずれも売店にあるのですが、患者本人が気の向くままに動けないということを考えるとあるとよいと思います。※草津での対応はわかりませんが、岸和田では看護師さんに買い物を頼むことはできませんでした。

  • pom

    6月 12th, 2013

    返信

    うぉぉお、M.Hさん、ありがとー! 募集したものの、すぐに来るかどうか心配だったので。。。

    水と飴ね。そっかー。私の場合は水と飴OKのときはもう歩けてたからわからなかった (^^ゞ 体調、回復度は人によりますよね。

    冷えピタは私も持って来れば良かったと思いました。

    看護師さんの買い物代行はないだろうから、最初の数日に必要そうなものって重要かもね。

  • もこもこ

    6月 12th, 2013

    返信

    こんばんわ~私は岸和田に4年前でした。ちょうどマイケルジャクソンが亡くなった日が手術日だったみたい(:。:)

    追加の持ち物として・・・ベットの周りにぶら下げられるS字フックとかタオルがずれない様に洗濯バサミ(可愛いもの)が便利でした。
    点滴ぶら下げて歩行リハビリが始まれば、巾着袋とか小さい手さげ袋があれば、貴重品や携帯を入れて売店とかへ足を伸ばせます。
    症状も経過状態も個人差がある病ですが、順調回復されてる患者も沢山いますよ~ね☆ 

    • pom

      6月 13th, 2013

      返信

      M.Hさんの後に誰もコメントくれなかったら、もこもこさんに頼もうと思っていました〜!笑 ありがとうでござる!

      S字フック、洗濯バサミ、巾着等、そうだそうだ便利だったわ〜。忘れてた。私は可愛くない洗濯バサミだったけどorz

  • SN

    6月 12th, 2013

    返信

    はじめまして。
    これなら私も書き込みできる内容だと突然失礼します
    私も母親が岸和田で手術していますが、米村先生が術後にガム噛むと感染症を予防できるという論文があるからガム食べたらいいと言われ、術後数日からガム食べさせてました(^^;
    そのおかげかわかりませんが感染症は大丈夫でした。

    • pom

      6月 13th, 2013

      返信

      SNさん、はじめまして。とても良い情報をありがとうございます!
      とくにご年配の方で体力がなかったりしたら、余計に感染症が心配だし。。。
      ガムは飴と同じように、術後の腸管の動きも良くなるらしいですね。

  • 八重桜

    6月 13th, 2013

    返信

    ぽんぽこさん、皆さんに声を掛けてくださり、ありがとうございます(ToT)
    本当に嬉しいですっ!助かりますっ!
    ぽんぽこさんの行動力、さすがですっ!m(。≧Д≦。)m

    そして、コメントくださってる皆さん、ありがとうございますm(__)m

    絶対、それぞれ持って行ってみます!

    私事で申し訳ありませんが、今「早番」続きでして(;_;)
    早番地獄から抜け出したら、ゆっくりコメント入れさせてくださいm(__)m (/_;)/~~ (。´Д⊂)

    本当に皆さんありがとうございます(ノ_<。)

    • pom

      6月 13th, 2013

      返信

      八重桜さん、来てるよ来てるよ〜。
      でも、忙しいときはお互い様だから、焦らなくていいですから(きっと、他にもいろいろ情報くると思います)
      後でごゆっくりどーぞ。
      八重桜さんのおかげで私もブログネタができたし〜、これから手術する人の参考にもなるよね!

  • ぺぺろみあ

    6月 13th, 2013

    返信

    はじめまして。1月に草津で手術した者です。
    手術までに数日あったので、現地で色々調達しました。

    ・食器洗い洗剤とスポンジ(箸とコップは自分で洗うことになります。それらを入れておくケースもあると便利)
    ・ペーパータオル(箸とコップを拭く用)
    ・軽めの尿取りパッド(術後軽い尿漏れになりましたが、売店ではオムツしか売っていません)
    ・綿棒(長い入院で耳痒くなるので)
    ・爪切り
    ・痒み止めの塗薬
    ・小銭と千円札(一万円は売店でしか使えません)

    自販機は各階にあるので、お水も売ってますよ。

    あとテレビが非常に見づらい位置にあるため、3DSと大量の本持っていきました。
    (荷物は宅急便で病院に送れます)

    あとは皆さんと同じです。
    手術頑張ってくださいね(^^)

    • pom

      6月 13th, 2013

      返信

      ぺぺろみあさん、はじめまして〜。ってか、実は初めてな気がしない。。。わかった! ちありんさんのブログでコメントされてますよね? 私、ちありんさんのブログも拝見してるし〜〜〜。(そうだ、挨拶コメントいれよーっと)

      おすすめグッズ、ありがとうございます!
      なるほど〜なものばかり。

      1月に手術されたとのこと、お疲れさまでした。ぺぺろみあさんもご自愛くださいませませ!

  • りなこ

    6月 13th, 2013

    返信

    こんにちは。
    今度、草津に主人が一か月入院予定です。
    (前回は2週間入院しておりました)

    主人は、手元における小さめの電気スタンドを持っていきたいそうです。備え付けの電気は、けっこう明るい様なので、夜遅くに電気をつけるのは隣の方を気にしてしまうので・・持っていきたい様です。

    他の方のコメントにもありましたが、宅急便で送ります。みなさんの意見を参考に、お守りがわりに、うちも備えていきます!

    • pom

      6月 13th, 2013

      返信

      りなこさん、いろいろご心配なところ、ありがとうございました!

      今度は1か月なんですね。じっくりしっかりって感じですね。

      電気スタンド、これも良いですね〜。草津は調光できないのかな。。。岸和田はできたから、私は夜遅くもずーっと弱い光をつけっぱなしでした〜(真っ暗なのが苦手)。

      あと、宅急便で送れば良いってのは、気持ちがラクになりますね!!

  • ちありん

    6月 19th, 2013

    返信

    初コメントです。
    いつも読ませていただいてます!
    コメントしなきゃと思いながら、時間が経ってしまい、皆さんが色々書いておられるし、ぺぺろみあさんも詳しく書いてくださってるし、よかったです。
    コメント欄でも私のことが話題になっていて、びっくり~うれしい~です!!

    少しですが、私も書いておきますね。
    術後すぐはおむつでしたが、それは看護師さんが準備してくれて、あとから入院費の中に入ってたと思います。
    おむつが取れても子宮と卵巣を取ったので、出血が続き、ナプキン1袋買ってきてもらいました。

    爪切りも後々いります。
    水を買ったり、テレビカード買うための小銭や千円札。
    あとはS字フックのついたカゴ。
    音楽プレーヤー。

    八重桜さん、いつ手術なのですか?
    私、京都なので何かお役に立てることあれば言ってくださいね!
    成功お祈りしています。

    • pom

      6月 20th, 2013

      返信

      うぉお〜、ちありんさん!
      お越しいただきありがとうございます。
      ご挨拶すべく、ちありんさんのブログにコメントしようとしたのですが、私はアメブロ登録をどうやらしているらしく(いろいろ忘れてる)、、、ごちょごちょしているうち日が過ぎてしまいました。失礼しました。
      今後ともよろしくお願いいたします!

  • ひさみ

    6月 19th, 2013

    返信

    コップの種類に一言!!!

    コップに蓋がついているとほこりよけで便利でしたよ。ちなみに私は、CAN DOの100円ショップで購入しました。

    リーズナブルでしょ??

    でも、八重桜さんのお住まいの近くにCAN DOがあればいいんだけど・・・

    • pom

      6月 20th, 2013

      返信

      私も父の勧めで、愛用のカップ&家にあったタッパーウエアのコップの蓋だけ(だいたいサイズが合った)をもっていきまひた。でも、今の自分の生活を考えてみると、、、朝、たっぷり入れたコーヒーを夕方までちびちび飲んでいることが。それも蓋なしで〜。笑

  • pom

    6月 20th, 2013

    返信

    愛猫の写真! 最強だわー。

Happyさんの近況

お仲間がその後どうしているか気になるものだが、本人に聞くのもナニである。。。そう思うのは私だけではないと思う。

「みんな、げんき?」と書かれている通販雑誌がある。日ごろ気にも留めない言葉も、体調が悪い時にそれが送られてくると、私なぞ

元気なんかじゃありません!! ムキ〜〜〜っ。

と、ついネガティブに捉えてしまう。自分がそういうタイプなので、他の人もそうだったらと思うと、「元気?」はともあれ「どうですか?」でも聞きづらい。もし悪かったら「聞いちゃってごめんなさい」だし、そっとしておいてほしかったかもと思うから。

だから、Happyさんに近況を伺ってよいものか考えてしまっていた。でも、こう思うことにした。患者さん同士で情報交換したい気持ちは彼女もよく理解している。そして、彼女は悪くなっているはずがない!と。で、先日、お電話しちゃったのである。

Happyさんのいつもの明るい声に一安心。ではあったが、抗がん剤生活はやはり大変なようだった。

エルプラット6回めの投与が終わり(要するに抗がん剤生活半年)、彼女は先生に、効果があまり出ないならもうやめたいと伝えたという。彼女の場合、投与日当日は大丈夫でも、翌日から3日間くらいがとてつもなく辛いのだそうだ。その後数日間も、何もできないという。で、やっとのこと復活してハ〜っと思っているうちにまた投与日がやってくるわけで。

「あの辛さは、やった人じゃないとわからない。」

あのHappyさんの言葉である。

だが結局、あと4回頑張ってから手術に挑むことになったという。3回目の手術で腫瘍が取りきれた人がいたということで、彼女もこれから3回目の手術を受けるのである。その準備として抗がん剤で腫瘍を小さくし、取りやすくするということだろう。

あと4回。そして3回目の手術。あまりに大変なことすぎる。。。もはや閾値を超えているため、逆にこんな会話になる。

「Happyさん、もう、コンサートとか行っちゃって、パワーもらってくるしかないね。」

「そうなのよ〜。月末と月初めは抗がん剤でへろへろでしょう? でも、月半ばは大丈夫だから。それがね、またこれが、私の都合に合わせてくれちゃってるわけよー、行きたいコンサートが。」

とおどけるHappyさん。でもこんなことも話してくれた。「私だって、気持ちが落ち込むこともあるのよ。そんなに強くないし。」うん、知ってる、だって、この病気ってやっぱり軽々しくはないよ。。。

Happyさんは立ち止まっていない。前に向かって進んでいる。

前に向かっている人たちは、気持ちの問題ももちろんだが、栄養が摂れて体力もついていて、乗り切る能力が高くなる。Happyさんもそう。あと4回を乗り切りつつ腫瘍を小さくしちゃって、さらなる手術で大成功!というシナリオなのだ。

  • happy

    2013年06月09日(日)14:31

    返信

    pomさん、こんにちは~

    お陰様で元気に復活してきましたよ!

    抗がん剤の副作用で慢性的な便秘ですが、来週の東方神起東京ドームコンサートに向け、テンション↑↑です。

    では、楽しんでまいりますね♪

    • pom

      2013年06月11日(火)14:18

      返信

      happyさん、コメント入れてくれてコマウォヨ〜!

  • wakaba

    2013年06月09日(日)15:17

    返信

    Happy さん

    カレンダーとにらめっこしながら
    楽しい予定どんどん入れましょうね~

    エルプラット卒業生より

    • pom

      2013年06月11日(火)14:20

      返信

      wakabaさん、何か情報等あったらまたよろしくです〜。

  • ひさみ

    2013年06月09日(日)16:06

    返信

    皆さんこんにちは

    こちらのブログお仲間さんでにぎわって?ますね。。。
    皆さんいろいろな形で不安をかかえながらも一生懸命頑張っているんですよね。ぽんぽこさんの文章からもしっかり伝わってくるのでたくさんの方のよりどころです。
    私は 当初手術まで5か月あったので 2週間毎に米村先生の診察と腹水の吸引の為草津に通っていた頃同病の方に声をかけていただきました。
    お腹が大きかったのですぐに解ったのでしょうね。
    「腹膜偽粘液腫の方ですか?」って。その方は4年前に手術をされて今は1年に1回診察に来られているとの事でした。生憎その日に限って診察が早く回ってきてしまいゆっくりとお話しができなかったのですが、覚えていることは「手術の事は何も心配しなくても、米村先生に任せたらいいのよ」って言葉とお元気な姿を拝見できた事です。
    連絡先を伺っておけばよかったと悔やまれました。

    その後私は、術後後遺症が残ってしまい、精神的に病んでしまいました。お仲間の事も気にはなりましたが、知る元気はありませんでした。

    今では この場を通して皆さんの頑張りを心の拠り所に「再発はしないぞ」って前向きに今できる事を頑張っています。

    ぽんぽこさんりがとう!!!!

    happyさん
    先日私の友人も東方神起のライブではじけてきていましたよ。。
    残念ながら私は切符が入手できませんでした。。。

    • pom

      2013年06月11日(火)14:23

      返信

      ひさみさん、そうそう、前向きが大事っす! くよくよとかしていても、全然おトクなことはないからなあ。
      皆で盛り上がっていきましょう〜〜。

  • happy

    2013年06月09日(日)16:17

    返信

    wakabaさん、ありがとうございます。

    体調の良い時期はどんどん楽しい事をして、
    免疫力を高めております♪

  • happy

    2013年06月09日(日)16:31

    返信

    ひさみさん、「病は気から」ですよ・・・。

    いつも東方神起のお陰で、元気でいられます!

    来週のライブでパワーもらってまいります♪

  • りんご

    2013年06月29日(土)15:45

    返信

    はじめまして。私は去年の9月に岸和田で腹偽の手術を受けました。こちらのサイトは、手術前に主人が見つけてくれました。
    私は某サイトで、ある方に良くして頂いていて、その方とぽんぽこさんののおかげで、岸和田でhappyさんにお会いすることが出来ました。ただその時に、happyさんから腫瘍をすべて取ることができなかったというお話を伺って、ず~~っと気になっていました。happyさんの近況がわかって、安心しました。
    happyさんは、すごく明るくて、優しいかたでした。
    あの時はすごく元気をもらいました。
    私も前向きにがんばっていかなければと、思います。

    • pom

      2013年07月02日(火)12:53

      返信

      りんごさん、はじめまして。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。
      happyさん、HIMEさんからお話は伺っていたので、その後どうされているかな〜と案じていたところ、コメントをいただき嬉しいです。
      速攻happyさんに電話したら、happyさんはちょうど池田病院受診の日で点滴中だった〜〜〜。けど、そのときは調子良さそうでした。たぶん、今週は副作用で辛いから、りんごさんのコメントは来週あたり、読むんじゃないかと思います。
      happyさん、腫瘍も小さくなっているとのこと。彼女、頑張ってますよ。
      りんごさんも前向きにがんばっていると知ったら、もっとパワー出ると思うよ〜〜!

  • happy

    2013年07月20日(土)09:33

    返信

    pomさん、りんごさん、こんにちは~

    りんごさんもお元気そうで、安心しました。

    こちらは、抗がん剤の副作用がだんだん
    きつくなってきましたが、海の日にはゆずの
    コンサートでパワーをもらってまいりました♪

    来週の抗がん剤も頑張りますね!

  • happy

    6月 9th, 2013

    返信

    pomさん、こんにちは~

    お陰様で元気に復活してきましたよ!

    抗がん剤の副作用で慢性的な便秘ですが、来週の東方神起東京ドームコンサートに向け、テンション↑↑です。

    では、楽しんでまいりますね♪

    • pom

      6月 11th, 2013

      返信

      happyさん、コメント入れてくれてコマウォヨ〜!

  • wakaba

    6月 9th, 2013

    返信

    Happy さん

    カレンダーとにらめっこしながら
    楽しい予定どんどん入れましょうね~

    エルプラット卒業生より

    • pom

      6月 11th, 2013

      返信

      wakabaさん、何か情報等あったらまたよろしくです〜。

  • ひさみ

    6月 9th, 2013

    返信

    皆さんこんにちは

    こちらのブログお仲間さんでにぎわって?ますね。。。
    皆さんいろいろな形で不安をかかえながらも一生懸命頑張っているんですよね。ぽんぽこさんの文章からもしっかり伝わってくるのでたくさんの方のよりどころです。
    私は 当初手術まで5か月あったので 2週間毎に米村先生の診察と腹水の吸引の為草津に通っていた頃同病の方に声をかけていただきました。
    お腹が大きかったのですぐに解ったのでしょうね。
    「腹膜偽粘液腫の方ですか?」って。その方は4年前に手術をされて今は1年に1回診察に来られているとの事でした。生憎その日に限って診察が早く回ってきてしまいゆっくりとお話しができなかったのですが、覚えていることは「手術の事は何も心配しなくても、米村先生に任せたらいいのよ」って言葉とお元気な姿を拝見できた事です。
    連絡先を伺っておけばよかったと悔やまれました。

    その後私は、術後後遺症が残ってしまい、精神的に病んでしまいました。お仲間の事も気にはなりましたが、知る元気はありませんでした。

    今では この場を通して皆さんの頑張りを心の拠り所に「再発はしないぞ」って前向きに今できる事を頑張っています。

    ぽんぽこさんりがとう!!!!

    happyさん
    先日私の友人も東方神起のライブではじけてきていましたよ。。
    残念ながら私は切符が入手できませんでした。。。

    • pom

      6月 11th, 2013

      返信

      ひさみさん、そうそう、前向きが大事っす! くよくよとかしていても、全然おトクなことはないからなあ。
      皆で盛り上がっていきましょう〜〜。

  • happy

    6月 9th, 2013

    返信

    wakabaさん、ありがとうございます。

    体調の良い時期はどんどん楽しい事をして、
    免疫力を高めております♪

  • happy

    6月 9th, 2013

    返信

    ひさみさん、「病は気から」ですよ・・・。

    いつも東方神起のお陰で、元気でいられます!

    来週のライブでパワーもらってまいります♪

  • りんご

    6月 29th, 2013

    返信

    はじめまして。私は去年の9月に岸和田で腹偽の手術を受けました。こちらのサイトは、手術前に主人が見つけてくれました。
    私は某サイトで、ある方に良くして頂いていて、その方とぽんぽこさんののおかげで、岸和田でhappyさんにお会いすることが出来ました。ただその時に、happyさんから腫瘍をすべて取ることができなかったというお話を伺って、ず~~っと気になっていました。happyさんの近況がわかって、安心しました。
    happyさんは、すごく明るくて、優しいかたでした。
    あの時はすごく元気をもらいました。
    私も前向きにがんばっていかなければと、思います。

    • pom

      7月 2nd, 2013

      返信

      りんごさん、はじめまして。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。
      happyさん、HIMEさんからお話は伺っていたので、その後どうされているかな〜と案じていたところ、コメントをいただき嬉しいです。
      速攻happyさんに電話したら、happyさんはちょうど池田病院受診の日で点滴中だった〜〜〜。けど、そのときは調子良さそうでした。たぶん、今週は副作用で辛いから、りんごさんのコメントは来週あたり、読むんじゃないかと思います。
      happyさん、腫瘍も小さくなっているとのこと。彼女、頑張ってますよ。
      りんごさんも前向きにがんばっていると知ったら、もっとパワー出ると思うよ〜〜!

  • happy

    7月 20th, 2013

    返信

    pomさん、りんごさん、こんにちは~

    りんごさんもお元気そうで、安心しました。

    こちらは、抗がん剤の副作用がだんだん
    きつくなってきましたが、海の日にはゆずの
    コンサートでパワーをもらってまいりました♪

    来週の抗がん剤も頑張りますね!

老老介護

老紳士さんからまたまたお電話をいただいた。10月に私のテレパシーでお電話いただいてから数ヶ月ぶりのお声だ。

「展覧会の時期なのですが」と老紳士さんは仰った。

1年前のこの時期、老紳士さんの奥様が出品される展覧会を拝見しに行った。そのときの話をブログに載せたかったけれど、プライバシーにかかわるかもととどまった。

ご主人の老紳士さんとは、患者支援の会でお知り合いになってから何度かお会いしているが、同じ病気で同じ趣味の奥様とは、その展覧会で初めてお会いし、それきりお会いする機会を得ていない。

奥様は目鼻立ちの整った美しい方で、気品を備えていた。少しだけお話しし、どうしてそう言われたか忘れたけれど「良いこと言うわね」と私の肩をポンと叩いて、どこか江戸っ子的な活発さも垣間見せた。気難しい方かと思っていたが、まったくそうではなかった。

この日、電話をくださった理由は、今年は寒さも厳しく風邪を引きそうなので出品しなかった、とわざわざご連絡くださったのである。

老紳士さんといろいろお話ししているうち、老紳士さんご自身が夏からお体を悪くしているのが分かった。車で銀座でもどこでもいらっしゃっていたのに、それもかなわないという。

老紳士さんは驚くほど献身的に奥様を介護されている。いつも息抜きしたらどうかと申し上げるが「そうですよね」と仰るものの、そうはされていないようだった。

「介護サービスを上手に利用してはいかがですか? 毎日、ご飯の支度するのも大変でしょう。」

「そうですよね。少し、お願いはしているのです。でも、そういうのを使うのが後ろめたくて。」

「そんなことありませんよ。きちんと使って少し休憩しなければ、生活が続かないですよ。」

「そうですよね。わかりました。」

本当にわかってくれたかどうか。

でも、以前お話ししたことで、この日の会話から推測するに、1つだけわかってくれていたことはあった。かなりシビアな話だったんだけれど。どんなことかというと、悪性で再発がわかった奥様に対して、米村先生は半年後の診察予約を入れ、手術する時期についてはなぜか明言されなかったということについて。

言うべきかどうか迷ったのだが、私は言ってしまった。「ご高齢だし、かなり痩せてもいるし、手術は体力が持たないのでは? 手術したら痛いし苦しいんです。そんな思いをするよりも、今の穏やかな時間を二人で大切にしたほうが良いと私は思います。」

あのとき、老紳士さんは驚いた目をされた。言い過ぎたかなと思った。

穏やかな顔に戻った老紳士さんは、それからはっきりした声で「そうですよね」と仰った。

M.Hさんの池田報告から

患者の家族として情報を送ってくださるM.Hさんから、先月末にメールを頂戴し、ブログに載せさせていただきたいと思いつつ、今日まで来てしまった。。。

 

予定どおり、23日に池田病院へ行ってきました。(略)受付では、色々な方言が飛びかっており、全国から集まっているんだと改めて感じました。

10時に来たものの、MRIを1時まで待ち、MRIが終わってからは、4時半の診察まで待ち。病院を出たのは5時でした。

私は子供を連れて10時~12時までいちご狩り。1時半~3時まで沼津漁港で食事。と待ち時間を有効に使い子供を飽きさせないように過ごしました。(略)

さて、診察結果はと言うと問題ないとの事で、待ち疲れや緊張から解放され、一安心。次回は腫瘍マーカーの結果発表とMRIの経過観察となりました。

 

待ち時間の使い方が素晴らしい! そこにフォーカスしてめちゃくちゃ弾けたムードでこのメールを紹介するつもりだった。のだけれど。

M.Hさんは、深刻な状況から脱していない患者さんやそのご家族の気持ちを考えると、弾けた感じは不快感を与えないかとご心配された。

M.Hさん自身、余裕でこどもを遊ばせていたわけではないらしい。検査結果が出るのをドキドキしすぎて「患者に寄り添い不安を共有と言うのが苦手と言うか」こどもを遊ばせることでなんとかドキドキ時間をやり過ごしたかったのだという。

ドキドキはこどもにも伝わったかもしれない。これまでの事情は小さい子だって理解している。ドキドキ父子でいちご狩りに没頭し、無理矢理「楽しいね」と言い合う姿が目に浮かぶ。

ではあるが、こどもと一緒に検診に来られた家族は、もしかしてM.Hさんたちが初めてではなかろうか。もちろん、こどもを待合室で待たせ続けるのは無理があり、何のアイデアもなく連れて来るのは良くないだろう。

しかし、このような形で連れて来られれば(車じゃないとダメだけど)、家族の思い出の一つにもなれるし、患者一人の事でなく家族皆で共有できる。

ウチなんかさ〜、忙しくて来られない夫とは「問題ないって」「あっそ」で終わりだもんね。一緒に会社をやっているから忙しさが分かっているし、私の分まで働いてくれと思うけれど、普通の家なら「仕事と私とどっちが大事なの?」くらい、心の中でつぶやきそうな気がする。

横道にそれるが、それにしても「あっそ」でなく、せめて「良かったね」くらい言ってほしいものである。家族は先生に実際にお会いしてお話を聞かない限り、気持ちが遠のくのだろう。あーあ、病気が分かったときに感じた「美しき家族愛」よ、いずこ。。。

話、戻ります。

というわけで、術後の経過観察は家族皆で来られたらステキだなと。それから、とくに付き添いの家族はあの待ち時間にうんざりだろうけれど、皆お互い様なのだから何かうまい方法で、ステキな時間に変えてはどう?

「予約時間は○時なのに」と思うけれど、もし予約時間どおりに診察するなら、時間に余裕を見なければいけないから、あれだけの人数は無理。それに、たとえば私は「何かあったら来て」と先生から言われている。もし異変を感じて地元病院では分からなかったら、半年後の予約を待たずとも診ていただけるわけで、安心だ。だいたい、多忙なのにわざわざ関西から来てくださるんですよ! それだけでもすごい。

あの待ち時間は、「安心」との引き換えなのだと思う。

泣いて笑って池田病院(Happyさん編)

Happyさんに帰りの挨拶ができなかったので、診察後ずいぶん経ってからだったがご機嫌伺いのメールをしてみた。帰りは大丈夫だったろうか。。。お返事には絵文字を散りばめながらこうあった。

 

池田病院ではお疲れ様でした

こちらは点滴が2時半から4時半までかかり、5時に病院を後にしました
帰りの新幹線では駅弁を食べ無事に家に着きましたが、その後1週間位は調子悪かったですわ

お陰様で抗がん剤が効いていて、小さくなっているようですがもう少し様子を見たいと思いますわ

 

Happyさんは今、池田病院に毎月通っている。

再発し再手術してスッキリ、のつもりだったが腫瘍が残ったため、ただいまXELOX療法(全身化学療法の一つ)を受けている。再切除しやすくするために腫瘍を小さくしているのかと思う。またはこれで消えちゃうとか?

XELOX療法は、飲み薬のゼローダのほかエルプラットを点滴する合わせ技らしい。だから点滴に病院へ行かなければいけない。

彼女は会えばいつも明るく、大きな目で相手の顔を覗き込みながら話しかける。見る限り、抗がん剤治療をしているようには見えない。

不安な気持ちや体調の不良もそれなりにあるだろうが、そういう素振りを見せないし、いわゆる「かまってちゃん」でないから、悲劇のヒロインに酔いしれようとはしない。それどころか、軽〜く治療してますが何か?的なノリ。

会ったときも人気俳優の話などで盛り上がった。気持ちを楽しいことに振り向けるほうが、免疫だってアップする。Happyさんはそれを体現していた。

さて、このブログは当初、「私のための覚え書き」だった。今も基本的にはそういうスタンスだ。そこを逸脱しては自分の興味が続かない。ただ、続けていると、このようなブログでも情報の一つになると感じるようになった。

そのようななか、お仲間のことは自分自身の話ではないのだけれど、有用な情報になるだろうし、かつ私自身のために留めておきたいことでもある。(彼女には学ぶべきことが多い。なお、この記事は彼女が了承してくれたらアップされ、そうでなかったら下書きとして保存しようと思う。)

お向かいさんが病気を克服したのと同様、Happyさんも、なんだかんだありつつも克服しちゃいました!となるだろう。焦らず養生してくださいね!

泣いて笑って池田病院(新しい知り合い編)

仕事が今もって忙しく、あっという間に3週間経ってしまったが、池田病院の話はなお続く。(これを含めてあと3つ載せようかと。)

私は今回、知らない人に声をかけてみようと思っていた。というのは、Happyさんにいつも感心させられていたからである。彼女は何人もの患者さんと知り合いで、それゆえ情報量も多い。順番の話も彼女から教えてもらった。

Happyさんに何故知り合いがそんなにできるのか尋ねると、「たまたまお隣に座っていた人に話しかけただけ」と事も無げに言う。そう言えば彼女と知り合いになれたのも、彼女が私に話しかけてくれたからだった。この私はというと、リアル世界では自分からあまり話しかけられないのだ、意外にも。HIMEさんだって、HIMEさんから話しかけてくれて宅飲み仲間?にまでなれたのである。

よし。難しいことではないのだから、私もひとつやってみよーではないの。

てなことで、血液検査で呼ばれて待っている時に、お隣に座った女性に話しかけよう。

と思ったんだけど、やっぱりやめとくか。。。だって、隣の女性は脱いだジャケットを握りしめて下を向いている。深刻な雰囲気が漂っていた。「寒いけど良い天気ですね」なんて話しかけたら、きっと困った顔をするだろう。

いや。ここはどんな人の集まりか私は最初から知っている。そこで話しかけようというのだ、この状況は想定内である、よーし、、、「あのう、話しかけてもいいですか?」

彼女に発した第一声、なんとも間抜け。話しかけてもいいですか、なんて。

でもその女性は「あ、、、はい」と顔を上げてくれた。マスクをした彼女は30代くらい、もし元気だったらきっと活発な感じの人。

「この病院って、昭和の香りですよね。」

急に声をかけられ、さらに間抜けなことを言われて、「フフ」と彼女が小さく笑った。

「私は腹膜偽粘液腫で診ていただいているのだけど、あなたは?」

「ふく、ま、く?」

腹膜偽粘液腫を知らないならば、どこかのがんから腹膜播種となったのだろう。

「私は大腸がんで。。。」

彼女はそう答えるや、先ほどまで思い詰めていた気持ちが吹き出すように顔がゆがんで、目から涙がしみ出してきた。「まだ、小さなこどもが、いるんです。」

その日に初めて米村先生の診断を受ける人だった。うん、わかるよ、こどものためにも死にたくないよね。口に出して言わなかったけれど、私の気持ちは伝わったと思う。

「大丈夫。先生に手術してもらって元気になっている人、いっぱいいるし。」

そうだ、大腸がんから結構元気になっている人を紹介しよう。そう思った。

「私は大腸がんのことはわからないから、同じ病気の人をあとで紹介します。」

血液検査が終わってから、紹介したい人を彼女の元へ連れて行った。どんな話をしたか、その場にいなかったのでわからないが、少しは気持ちが楽になったはずだ。

ちなみに彼女に紹介した人、実はその日、初めて知り合いになった方。もちろんHappyさん経由である。Happyさんとその方とは、もはや年賀状のやりとりまでするような間柄らしい。で、二人が話しているところにNさんと私が加わって、先ほどまでワイワイとやっていたのである。

2年前だかに進行性の大腸がんがわかり、以来、米村先生にお世話になっているというその方は、今も抗がん剤の服用はしているそうだが、とても元気に見えるし、話す内容からして明るく、憂いがない。私からのお願いも「いいわよ、お互い様だし」と快く引き受けてくださった。

***

私の診察が終わってからだったかその前だったか、あの彼女がいるのに気づかず通り過ぎるところを、彼女のほうから私を見つけてくれた。ご主人らしき人も一緒だった。

手術して退院して、だんだん元気になっていくのだ。彼女は次は経過観察のためにここへやって来るはずだ。そんな気持ちで、私はまだお互いに名前を知らないその人に挨拶した。

「来年、再来年も、元気でまたここで会いましょう。」

お向かいさんのその後(8)

昨年末にお向かいさんと電話でお話しした。何よりそのことをブログに綴りたかった。でも、慌ただしい中でチョイチョイと書いちゃうのが嫌で、今日まで来てしまった。

勝手な私の思いなのだけれど、お向かいさんが元気にならなきゃ私も元気になったことにならない、なんだかそんな気がして仕方なかった。

そのお向かいさんのとても元気な声を聞けたのだ。驚くくらい声が軽く、気持ちが晴れ晴れしているのが手に取るようにわかった。やった〜〜〜!

お向かいさんは術後の合併症で、1年3か月くらい入院生活を送った。合併症がなかなか治らず、全部で4回も開腹手術を受けたという。

合併症に苦しむ日々が続き、そのときはお向かいさんも娘さんも果たして手術を受けて良かったのかと悩んでいらっしゃった。本当に辛い日々だったと思う。そんな日々を克服して勝ち取った元気である。

私は今なら聞けるかもと思って、失礼とは思いつつお向かいさんに聞いてみた。「手術して良かったですか?」

答えはYesだった。

「結局のところ粘液腫を取らなくてはいけなかったのだから、米村先生の手術を選ぶしかなかったと思うわ。」

道のりは本当に険しかった。合併症になって後、再発も見つかった。また、栄養点滴のためのポートを埋め込んだり、小腸ストーマ、大腸ストーマも経験された。大腸ストーマでは貼り付ける皮膚がただれてしまい、とてもとても大変だったらしい。

あれこれいろいろあったけれど、数度にわたる合併症の手術時に再発した腫瘍を同時に完全切除、小腸ストーマも大腸ストーマも閉鎖された。大腸ストーマのほうは皮膚のただれでやむなくだったようだが、今は外出時には薬を使うなどしてなんとかコントロールしているとのことで、かえって吉と出たようだ。栄養点滴もやめて、すっかり自力で栄養を摂取されている。「美味しい物が好きだから栄養が足りてるみたい」と屈託なく笑うお向かいさんを想像するに、きっとお肌もツヤツヤに違いない。

長きにわたる入院生活を終えるときには、お向かいさんは思わず米村先生に「ありがとうございました」と心の底から声が出たという。

「あの先生を見るとね、ふわーっと明るくなってしまうのよ。入院中も気軽に『さっき娘さん見たでー』なんて声かけてくれてね。」

ズバリ、米村先生はマダムキラーである。厳しい手術にも関わらず不安な思いを抱かせないユルい受け答えと、まるで偉ぶらず患者に気安く話しかけてくるのが米村先生の魅力なのだろう。

さて、お向かいさんが手術、入院を振り返って話されていたのは病院の体制である。岸和田のような急性期型病院では合併症になっても退院せざるを得ず、一時、病院難民になってしまったのだ。退院したもののとても通常の生活を送れるはずもなく、やっとのことで大きな病院に入院、のち草津総合病院に転院された。最初の手術は岸和田だったけれど、あとの手術はすべて草津でされたわけである。

というわけで大変な思いをしたお向かいさんは、追い出しを食らわない草津がオススメと仰っている。

私の意見としては、比較的体力のある年齢の人、とっとと手術したい人は岸和田で良いと思う。草津より早い手術日を押さえられるし、合併症のことはわからないけれど、とりあえず早い退院を目指せるからだ。私も膿が出たまま退院したし〜〜。

また、遠方の人も岸和田でも良いかもと思ったりする。というのは、関西に長逗留するよりも地元病院に転院するほうが本人も家族も楽ではないかと思うからだ。私は入院しているときにオール関西弁に辟易してしまい、関東に戻って来てとてもホッとしたのをよく覚えている。家族だって遠い病院ではそうそう行っていられない。ただし、合併症の手術のついでに再発した腫瘍を切除、というわけにはいかない。それは米村先生のいらっしゃる草津ならではだろう。

本当に大変な思いをされたお向かいさんだったが、結果としてはすっきり何もかも取れて、粘り勝ちである。これは先生方のおかげは勿論だけれど、ご本人と娘さんたち家族の性格によるところも大きい気がする。

前向き。明るい。(そのうえジョークが面白い。笑)

笑う門には福来る。

お向かいさんは本当に元気そうなんだってさ。草津に定期検診に行ったHIMEさんが、ちょうど検診に来たお向かいさんに会って言ってたし。良かったね!良かったよ!

happyさんが退院

happyさんが先日のブログにコメントくれた〜〜! 人にもよるのだろうけれど、あの入院生活、ほんとキツいもんね。それを耐えきっての退院、おめでとうございます。ゆっくり療養してね。

以下、彼女からのコメントをそのままコピペしちゃうよ。

***
こんにちは

お陰様で、先週の金曜日に無事退院しました。

昨年の一回目に比べて、今回二回目の術後は、お腹の痛みや張り、熱が出たりで、かなり辛いものでした!

入院中は持っていった東方神起のうちわで、先生や看護師さんたちにファンであることが有名になったり、楽しい事もありました・・・。

退院の日は新大阪で、お好み焼きと焼きそばをいただき、新幹線では歌手の西川峰子さんに握手と激励されました♪

まだまだ療養中ですが、できる範囲での家事やウォーキングで体力をつけています。

***

M.Hさんから術後初池田報告

10月に、奥様の術後初めての診察で池田病院に一緒にいらっしゃったM.Hさんから先日メールを頂戴したので、遅くなってしまったけれどご紹介。(抜粋です。)

***

その日の午前中に行われた学会での発表結果と照らし合わせながらの説明で、病理はLowグレード、温熱を行ったので、5年生存率は99%。
このパターンでの再発リスクは20%で、再発するとすれば2年以内が80%、4年で95%と言う感じなので、まず2年は4カ月検診でまわして行こうか
というような話でした。次回は2月にMRIの予約をと言われ、
予約を入れましたが、相当な混雑具合でした。

お腹が痛いが?との問いについては、内臓が癒着していると言う事で、時間が解決すると言う事でした。(人それぞれなのでしょうか?)
ご存知かと思いますが、
やっていけない事や食べてはいけない物も無いみたいです。

***

再発の話も出ましたが、ご存じかと思いますが、また切ればと言う話でした。

情報としては大した内容ではありませんが、条件次第で5年99%と言うのは、腹膜偽粘液腫を検索した当時の余命2年打つ手なし!と言う情報からすれば、患者及び家族にとっては、凄い明るい情報だと思います。
(条件が複雑なのもこの病気の特徴なんだと思いますが)

確率に一喜一憂するわけではありませんが、とりあえず一安心です。

***
Lowグレードで温熱を行った場合、5年生存率は99%って、以前より生存率が上がってる! その日の学会はどんな学会だったかわからないけれど、最新の情報だろう。

M.Hさんのホッとした気持ちが手に取るようにわかる。奥様も本当に良かったわ〜。

そうそう、M.Hさんは池田病院を「昭和の香り」と形容されていたのが面白かった。(行ったことある人は「うんうん!」って頷いているはず!笑)

M.Hさん、ありがとうございます。落ち着いたら、「だんじり時期入院&付き添い記」頼みますね〜〜。