Archive for 2011年07月21日(木)

術後24日目

いよいよ明日が退院で、待ち遠しい反面、こんな状況で退院してしまって大丈夫なのだろうかとも思う。

食事の量は若干増えたとはいえ、通常の2割程度。こんなでは確実に痩せてしまう。その上、食べた後、小1時間ほど寝転がるというか、体をもたげるというか、とても人様にはお見せできないような格好で、じっとしていなければ、苦しくてならない。変なゲップを何度も出しながら、ひたすら食べた物が無事、落ちていくのを待つのだ。

お腹のドレーン跡からの膿も、一向に止まる様子がない。看護師さんからは、今お腹に貼っているサージットPというのを薬局で買って、自分でケアできると教えてもらう。1週間くらいで止まってくれればよいけど、傷口を絞るたび結構出てくるので、なんだか不安だ。

普通、退院後、2週間めくらいで外来で診てもらったりするものだが、私の場合、遠方なので、もうこの病院に来ることはない。3か月後に、今度は静岡にある池田病院で術後フォローをしてもらうことになっている。すでに先生からは、池田病院に行くための資料もいただいた。

その間、万一何かあったらどうなるんだろうと思っていたところに、米村先生がいらっしゃって(いつも神出鬼没、いきなりやって来る!)、「退院後、何かあったら電話して」とおっしゃってくださった。それで安心した。

お向かいさんは未だつらい状況。それでも、少し調子が良い時に、娘さんと共に一緒にいろいろお話しした。

「今度会う時には、ちゃんとお化粧した顔で会いましょうね。」

そう、私たちはパジャマを着て頭はボサボサ、スッピンの、それも闘病顏しか、お互いを知らないのだ。いつもハツラツとしているであろう本来の姿で、また会いたい。再会を約束し、住所を交換しあった。