ついに退院日。朝からなんとなく落ち着かない。
朝の回診は、米村先生、石橋先生、呂先生の豪華フルメンバー。「今日、退院だね」と軽く一言で終わる。もう、初回外来は3か月後に池田病院で診ていただけると聞いているし、まあ、特に何というものもないわけで。それより、お向かいさんが今つらい状況で、先生方はそちらに注力しなければならないのだった。
ふと、先生にお伺いしておきたいことがあるのを思い出し、お向かいさんの回診後、3つの質問をする。池田病院には事前予約をすべきか、受けておいた抗がん剤感受性試験の結果はどうだったか、カレーやコーヒー、抹茶など口にしても良いか(栄養部からいただいたパンフレットはダメってことだったけど)。
事前予約は1週間くらい前でOK、抗がん剤感受性試験の結果は出ている、何でも食べたらええよ~、とのことだった。やった!
その後、会計など退院の手続きをしに1階へ。迎えの甥夫婦もやって来た。再び病棟に上がり、入院中ずっと右手首についていたネームタグを切ってもらう。まるで儀式のよう。これで晴れて退院だ。お友達になったお向かいさん、お世話になった看護師さんたちに挨拶をし、まとめた荷物を甥夫婦が持ってくれ、車で病院を後にした。
今日は夫の実家に1泊させてもらう。家に着く前に、ドラッグストアとスーパーに寄ってもらう。膿が出ているところのケアをするものを買わねばならなかったし、お腹が空かないながらも食べたいものがあったのだ。ブドウ、納豆、それから食べたいというわけではないが、気軽に摂取できるシリアル。
家に着くと早速昼だったので、私は勝手にシリアルに豆乳をかけて食べることにする。やはりほんの少しでお腹いっぱいになってしまった。しかし、しばらくして、私を心配してくれた義母がドリンク剤をもってきてくれたので、ありがたくいただいた。
ふと気づくと、病院からの着信履歴があるではないか。慌てて電話すると、病院が石橋先生に回してくれる。抗がん剤感受性試験結果を私はもらい忘れて帰ってしまったのだ。説明を伺え、さらに郵送していただけるとのこと。あー、うっかりしてしまった。
夜、退院おめでとうということで、一口だけビールを飲んだ。美味しかった!
納豆やらなにやら、少しだけたべたつもりが、またまた苦しくなり、横にならせてもらう。あーあ。。。
それにしても、今回の入院では、夫の親戚が入れ替わり立ち替わり見舞いに来てくれたし、甥のお嫁さんが洗濯物を引き受けてくれた。本当に世話になった。また、彼らは難病指定の嘆願書の署名を自分たちだけでなく、知り合いにも声をかけて集めてくれたのだった。
klois
2011年07月23日(土)10:36
退院おめでとうございます!こちらもビールで乾杯!
pom
2011年07月24日(日)22:57
本当にありがとうございます!