Archive for 2011年07月24日(日)

食べる→寝る→食べる→寝る→

もう無理に食べないことにしよう。そう思った。

食事を摂り、しばらく椅子に座ったまま食休みをするが、そのうち痛みが襲ってくるのでベッドで右を下にして横になる。結局そのまま寝てしまう。そして目が覚め、また食べなきゃと思って少量何かを口にし、、、同じことの繰り返し。今日は寝てばかりだ。

病院での栄養指導は、1日5食だか6食だかに分けて食べろということだったか、今の私にはとんでもない話。少量しか食べなくても、食事と食事の間隔が狭すぎてお腹もすかないし痛いし、とても食べられたものではない。

このままではもっと痩せちゃうなとは思うが、学生時代の私は今の私よりまだ2キロ痩せていた。だから2キロ分は痩せても大丈夫と、勝手に思うことにする。食べて痛いよりマシだ。

そんなわけで本日の夕飯は、フルーツジュースとダノンのbioと、半熟卵、ビタミン剤のサプリという、夕飯とは言えないメニュー。

自宅へ戻る

昨日、関空から飛行機で戻ってきた。大阪には1か月ほど滞在したことになる。またまた甥夫婦が空港まで車で送ってくれた。

どうも体調が不安だったので、乗るANAには事前に介助のお願いをしておいた。しかし関空では搭乗口がすぐそばだったので問題なさそうだから、羽田での介助だけをお願いし直した。

甥夫婦にお礼の挨拶をして手を振りながら搭乗口へ向かう。涙が出てしまう。本当に良くしてもらった。

台風が去った後で、天候は良好。機上では富士山が見えた。関西から関東に戻るんだな、、、なんだか入院生活が不思議な夢だったように思えてくる。関西弁しか聞けない(関東の言葉は誰も話さない)入院生活だったので、なおさら「帰って来る」感があった。

飛行機が羽田に着く。え?タラップ&バス移動? 今回それが嫌だったからスターフライヤー共同運行便にしなかったのに〜(でもスターフライヤーは乗り心地がとても良いので、こういう非常事態以外は積極的に乗っている)。介助をお願いしておいて良かった! バスも優先席に座らせてもらった。見た目は普通のオバちゃんなので「なんでこの人が?」と周囲は思ったかもしれないけど。

バスを降り、車椅子で到着ロビーまで介助していただく。ちょっと大袈裟だよな、とりあえずゆっくりなら歩けるし、と思いながらもこのほうが手っ取り早そうなので、そのまま車椅子を利用させていただいた。

介助の方に預け荷物をピックアップしていただき、振り向くとガラス越しに大きく手を振っている3人組がいた。迎えに来てくれた夫と弟夫婦だ。

「お帰りなさい!」

「帰ってきました。」

彼らを見たら安心してしまい、ちょっとお腹に入れたいという感覚がわいた。機内で腹痛や嘔吐を起こさないよう昼食は抜いていたので、少し食べてもいいかなと。それで空港内のあまり歩かないところにあるレストランに入ることにした。

彼らは食事を済ませていたので、私が食べたいものを2~3品選ばせてもらい、それを皆でシェアすることにした。飲み物は、夫と義妹はビール、運転手の弟はノンアルコールビール、そして私はトマトジュースで乾杯した。これまでになく(と言っても少量だが)食べられ、結構大丈夫じゃん!と自信がわいてしまった。

その自信が裏目に出る。家に送ってもらい、しばらくしてから夫とお菓子を食べたら、胃と腸が痛いのなんの。結局、夕食の時間になっても調子が悪く、夕飯はまぐろの握りが1個だけ食べられたという、情けないことになった。

さて、久しぶりの我が家に帰ってみると、いつもの家でないような錯覚に。でもやはり落ち着く。ベッドもトイレもリビングの椅子もすごーく落ち着く。あー、帰って来たんだな、自分の家へ。