Archive for 2012年06月26日(火)

happyさんからの再発報告

去年のシンポジウムで私に声をかけてくださって以来、意気投合しているhappyさんから、日曜日にメールが届いた。

内容は、前日に行ったという池田病院検診の結果だった。再発が見つかり、8月頃に手術することになったと。

「一年ちょっとで、再発してしまいショックですが、体力つけて頑張ってきますね」

絵文字つき、いかにも明るく振る舞うそのメールはカラ元気満載、ショックな気持ちが逆に痛いほど伝わってくる。

再発って、やっぱり、あるんだ。。。

私もショックを受けてしまった。

happyさんに返信しようと一所懸命メールを打つけれど、どうもニュアンスが伝わらない気がして、思い切って電話してしまった。

「もしもし?」

「もしもしー。」

どのくらい話しただろう。

話してわかったことだが、happyさんが去年受けた米村先生の手術では、温熱化学療法をしなかったとのこと。米村先生の腹膜偽粘液腫の手術では腹膜切除に加えて温熱化学療法がデフォだと思うけど。

「先生忘れたんじゃないのぉ?」

「まさかー、こればっかりは忘れないでしょ〜。」

happyさんは良性。その時の状態からも、お腹に抗癌剤を入れるよりそのまま様子を見たほうが良いと先生は判断されたのだろう。

米村先生がこれまで診て来た患者さんのなかには、とても珍しい例ながら、何もしなくても偽粘液腫が消えてしまった人もいるらしいし、お腹を開いてポロッと取れてしまった人もいるとか。いろいろなパターンがあるわけで、一律同じ手術ではないはずだ。

「先生は、再発したらまた切ればいいんだって言うしね。」

「それでね、先生に何回まで切れるんですかって聞いたら、15回まで切れるって言うのよー。」

「簡単に言うよねー。」

「ホント、簡単に言うんだから。。。」

「今度は温熱するんじゃない? そうしたらもう再発しないよ、きっと。」

「うん、しっかりやってもらうわ!」

happyさんはすっかりさばさばした口調で言った。

明日は我が身である。私もさばさばといきたい。だが、その前にウジウジ聞いてしまった。

「聞いてもいい? お腹、膨れてきた感じ?」

「うん、ちょっと太ったかなあって。でも3か月前の検診では何でもなかった。」

そうなのかー。他にも変わったこととして、便の出具合に変化があり、緩いのがちょろちょろと出てくるらしい。。。

「ねえ、happyさんのこのこと、ブログに書いてもいい?」

「うん、書いて。こういう例もあるって、他の人に知ってもらいたいし。」

「わかった。」

happyさんの、再手術体験報告もいずれ聞けるだろう。

happyさん、その持ち前のスカッとさわやかな性格で、8月になったらスカッとさわやかにやっつけてきて! それまで美味しいもの食べて体力温存、ファイティン!!

東戸塚記念病院に行った

土曜日は、紹介状を持って東戸塚記念病院の外科へ。

正直なところ、他の病院にしようと思っていた。というのも、以前、腹筋痛のような痛みと熱で行ったときに納得いかない診断だったのが、実はこの病院だったから。しかし今回、お世話になりたいのは外科だし、もし腸閉塞になったら近いほうが良いに決まってると思い直した。

このたびの担当医は、有田先生。

紹介状には岸和田徳洲会病院の紹介状コピーも添付されていて、先生は一瞬、なんだこれは?と思われただろう。

お腹の触診と聴診をして「腸閉塞はありません」。先生、スミマセン、今は違うと私も思います。。。

その後、CTを撮ることとなった。私が結石のことを伝えたので、造影剤なしで撮ることに。

真ん中の骨の上側、やや左の、白色ポインタが指し示している左上のうっすら濃い色部分。これは総胆管の拡張かも?とのこと。下の絵の赤い部分のことらしい。

むー。胆摘との関係はあり?なし?

膵臓のほうは腫れていないので膵炎ではないが、いずれにしてもこのCT画像では確定診断ができないということで、後日、造影剤をしてCTを撮るべく、腎臓の血液検査をしてから帰ることになった。結果として無駄に健康保険を使った気がし、このご時世にあって後ろめたい。先生ときちんと話し合って無駄なく検査すべきだった。

診察室を出るとき、有田先生は「銀座医院にはこちらから伝えておきます。亀山先生は同じ大学の1年後輩で、とても優秀な先生ですよ」と仰った。へー!と思うとともに、この偶然から先生方の連携に憂うことはなさそう。難民にならずにすんだよ。。。