絵馬(その6)

今はFacebookやらYoutubeやらの時代である。NEWさんが天に旅立ってから、追悼の写真や映像が続々紹介され、生きている時には知りえなかった彼の姿をたくさん見た。病気仲間が知らない、生き生きとした姿がそこにあり、これまで閉じられていた箱が私たちにも公開されたような、そんな感じである。

NEWさん、こんなにカッコ良かったんだねえ。。。(って言ったらきっとアッチから、「なに今頃気付いてるんだよ!」と返ってきそう〜〜。)

以前よりも今のほうが、確実に彼のことを知っていると思う。

さて、例のグループも疎遠になったかといえばそんなことはなく、というよりむしろ、やけに熱気を帯びて、というかなんというか、不思議な友情で結ばれてしまったかもしれず。

少し落ち着いたところで、という感じで、6月半ばにはグループ内でイベントを行うこととした。って、飲み会だけど。

Roseさん夫妻ご贔屓のお店で、もちろんメンバーはRoseさん夫妻、K田さん、capiさん、私。あ、NEWさんも。ということでおちょこは6個。

DSC_0894

よくもまあ酒飲みが揃ったもので、美味しいお料理をいただきながら、かなり飲み、しゃべり、、、どこかホンワカした気分に包まれるひとときを過ごしたのである。

***

また、NEWさんの奥さんとは、例えばお互いのややおばさんチックなスマホの使い方に「ダサっ」と言えば「文字デカっ」と返せる間柄になっているし、その後も、二度お会いしている。

一度は、んーーー、これまた悲しいことだけれど、おはぎちゃん(ちびまるぱんださん言うところの「お隣さん」)のお通夜のとき、Roseさん夫妻の車にNEWさんの奥さんと私が乗せてもらい、一緒に行ったのである。

もう一度は楽しくも、思い出すと胸がきゅっとなるかもなイベントで。大学病院の夏祭りだ。

K田さん夫妻、NEWさんファミリー、私で、NEWさんとK田さんが入院していたときに見たという、夏祭りでの花火を皆で見ようということになったのである。

話が飛ぶけれど、K田さんはそもそも、NEWさんが大腸がんで入院している時に同じ部屋だったのだそうで、これまた患者つながりだった。

私もそもそも「卵巣がんかも?→手術→腹膜偽粘液腫でした〜」の病院がここで、因縁(?)もあり、実家からも近いので、ご一緒させていただくことにしたのである。

皆でワイワイと飲んだり食べたり記念撮影したり、、、いよいよ暗くなって花火が始まった。それぞれの思いを花火に重ねながらだろう、皆、空を見上げた。

DSC_1128

***

今ももちろん、皆との交流はホットに続く。

14日のcapiさんのグループ内報告はコレ。

「今日は突然でしたが、NEWさんの初盆にお邪魔してきました。(略)
キュウリとナスの馬と牛も完成してました。初号機は特殊なポーズをしてましたが、改良型で成功したようです(^ ^)」

NEW家の誰が作ったのかな、なんて思いながら、NEWさん、無事帰って来られたね、と微笑ましかった。

またまたcapiさんから、NEWファミリーも含めた皆に向けてだろう、

「まだまだ暑いですね〜。夏バテしないように、がんばりましょう!」

だってさ。

これからも、私はこの人たちと遊びに行ったりするんだろうな。NEWさん、このご縁をありがとう。これからも、よろしく。

(NEWさんのブログ「LIFE:あきらめない日記」

  • Rose

    2015年08月17日(月)23:51

    返信

    Pomさん

    今日はNEWさんの命日ですね。NEWさんが旅立ってから17日はお花を飾ってプレモルなんぞを一緒に飲んでおります。さっきも飲みました。
    兄と慕っていたNEWさんが旅立ってしまったはとても哀しい事なのですが、ちょくちょくイタズラをしに来てくれているようで…不思議体験が増えました。それはまた何時かお話しますね。
    また前回のメンバー+NEWさんのご家族で一緒に食事(飲み会とも言う)しましょうね。これからも宜しくお願い致します。

    • pom

      2015年08月19日(水)03:32

      返信

      Roseさん、書き込みありがとうございます!

      NEWさんが私に、Roseさんのことを最初に話したとき「お酒好きな人だから、今度、一緒に飲むことにしよう」でした。NEWさんは、お酒好きを集める嗅覚に優れていたのかもねwww

      そちらはその後、不思議体験あるんですね。こちらはもうさっぱり。病室でも、奥さんが「誰に会いたい?」って聞くと「Roseちゃんに会いたい」って言ってたもんなあ。オラのとこなんかには来ないワケだわ。

      これからも、皆で集いましょうね。

      抗がん剤治療は大変だと思いますが、治療するために生活しているのでなく、生活するために治療しているってことで、楽しいことをいっぱいできるようにして、でも無理はしないで気楽に、、、あ〜そんなこと、Roseさんが一番わかってるんだった。スミマセン。

      んじゃ、また!

  • No trackbacks yet

Leave a Comment

* are Required fields