お向かいさんが、いよいよ小腸の穿孔を塞ぐ手術を受けることになった。
入院される前に、お向かいさんにお電話した。「もしもし?」
「ア、もしもしぃ!」
youさんそっくりの(というか、娘さんのyouさんがそっくりなんだけれど)元気なお向かいさんのお声! youさんからお母さんのことはずっと伺っていたが、直接、話せて嬉しい。
お向かいさんはご自宅に戻ってから、3kgばかり体重を戻したのだそう。あれから20kg減ってしまっていたというから、3kg増くらいでは全然まだまだだが、声には張りがあり、体力がついてきた感じがこちらにも伝わってくる。
「youさんから、お友達といっぱいお出かけしていると伺っていますよ。」
「今度の手術のことをいろいろ考えてしまうと怖くなってしまうから、家にばかりいないでね、出かけていたのよ。」
これまで本当に大変だったから、不安材料を挙げていけばあれやこれやと出てきてしまうのは当然だろう。そんな不安を忘れるためにも、お出かけしていたのですね。
健康になるために、勇気・根性・体力を必要とする手術をしなければならないなんて、まったくもって大変なのである。
電話を切る前に、お向かいさんは仰っていた。
「前向きよ!」
そうそう! とっととやっつけて、すっかり良くなったら新幹線でぴゅ〜っと東京来てください。私もすてきなお庭を拝見しに、遊びに行かせてください。待ち遠しいなあ!