ごく最近、米村先生の手術を受けた腹膜偽粘液腫患者さんのご家族(M.Hさん)から、最新手術事情をいただいた。すごく参考になると思うので、ここに載せておきたい。なんと、昨年の患者支援の会のシンポジウムで米村先生がお話しされていた、がんが光るのを利用した手法をされたらしい。
(以下、M.Hさんのメール転載)
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光る癌の仕組みは専門にお任せするとして、
患者サイドからの情報としては、手術2時間前にカプセルをハサミで切り
中の粉をコップへ入れて、ジュースと共に飲むよう指示され、
手術に臨みました。本人いわく凄くまずい薬のようです。
(なのでジュースで飲めとの事みたいです)
カプセルをそのまま飲まないのは、カプセルが溶けない?
そんな都合もあり、粉だけ飲むようにとの指示でした。
私は、粉がカプセルに詰まる(落ちない)ので、つまようじで
より多くの粉を取りだし、飲ませました。
(半分ぐらい詰まるので、つまようじの準備は必須と思われます)
内容物は安全なもののようですが、承諾書を書かされた事から、
試験的な運用なのかもしれませんが、小さながんでも光るという事で、
完全切除へ向けて、1つレベルが上がるのではないかと思われます。
また、術後はICUには入っていないのです。
入るものと思っていたので、軽いから入らないのか?
聞いたところ、混んでる。最近はHCU直行で対応し、
病室が空けば入れると言う流れだそうです。
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だそう!! 光るっての、やったんですね〜! すごい。
また、HCU直行というのが良い。(これは岸和田徳洲会病院での情報なので、草津総合病院はわかりません。どなたかそちらの情報、ぷりーず!)
患者の精神的負担を思いっきり軽減できる。ICU、本当に嫌で嫌でたまらなかったし。
M.Hさんはこんなことも仰っていた。
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今困っている人や、これから困る人たち(あまりいないでほしいですが)の役に立つように、情報を伝えていただければと思っています。
腹膜偽粘液腫だけの検索だと10年前の情報とかで、
治らない、余命2年とか、古い絶望的な情報しかないので、
1日でも早く新しい情報を見ていただける事に協力出来れば
何よりです。
手術の怖い話ばかりでもと思い、でも余計なことかな?なんて考えましたが、
つまようじは、まじめな話なんですよ。本当によく詰まる。
飲みが少なくて、光らなかったら・・・・・なんて、
事を思い、病室で真剣にかき出してました。
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情報提供してくださったM.Hさん、ありがとお〜(←関西弁のイントネーションで)。皆で情報をシェアしていこ〜〜!
追記:りなこさんからコメントいただき、ここに載せたもの以前にM.Hさんからいただいたメールを載せないとわかりにくいと反省。。。
それ以前のメール内容とは、手術で横隔膜や胆嚢、粘液(前回手術で取っていたのでさほどなかった)等を取り、そして、
事前に、薬を飲み、開腹→腫瘍摘出後、特殊ライトを当てると
癌が光る→取り残しなし。
となるような事も行いました。
手術で、最新の技術を盛り込んでいただいたようなので、
これから手術する方はこれがスタンダードとなると思われます。
ということだった。失礼しました!
りなこ
2012年09月13日(木)23:40
–最新情報—こういう生情報が本当に聞ける人がいないので、載せてくださって・・本当にありがとうございます。
ちなみに、このカプセルを飲んだ日の術後の事も書いてありましたが、検査だけではなく、切除の手術も一緒にされたんですかね・・同時進行という事なのかな。
pom
2012年09月14日(金)02:03
りなこさん、コメントありがとうございます。
ご質問について、H.Mさんからその前にメールを頂戴していて、それが抜けてたのでわかりにくかったです。申し訳ありませんでした。
検査というより、手術で腫瘍の取り残しがないようにするものなのです。ですから、もちろん切除されています。
良いご質問・ご指摘ありがとうございます! 追記で補足します!!
りなこ
2012年09月14日(金)23:19
なんだか質問までしてしまってすみません。。私事ですが、今月末に米村先生に初めてお会いしてきます。これからおこりうる手術内容なので、本当にありがたいです。
また気軽にコメントさせてもらいます(^0^)!
pom
2012年09月15日(土)02:44
りなこさん、どうぞどうぞお気軽に。
質問があったら、M.Hさんも答えてくれるそうです!