1か月後。
NEWさんは息を引き取った。よく頑張ったというべきか、いやまだ頑張れたはずだというべきか、私にはわからない。(いつもわからない。励ましたのが良かったことかどうかも、わからない。そして自分を責めてしまう。)
昨年末にNEWさんが作ったグループを、超マメなK田さんがネット上でさらに進化させていたので、それを利用して、その前後の状況はK田さんやcapiさんがリアルタイムで知らせてくれていた。
亡くなる前日にもK田さんは見舞っていて、「少し浮腫んでしまった足を、愛を込めてさすって」あげたとか、当日もcapiさんがNEWさんに電話した、なんて話が入っていたのだけれど。
その日、K田さんは病院に戻ったり、数百キロの道のりをものともせず、一足先に自宅に戻ったNEWさんのところへ、capiさんとともに、、、お線香をあげたとのことだった。
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告別式の日、Roseさん夫妻と私は初めてcapiさんに会った。こんな時に「初めまして」なんて挨拶してるの、なんかヘンだよ! でも、NEWさんメインの、NEWさんがいるその場、ってことはやはりNEWさんが私たちの出会いを仕組んでくれたのだと思う。
「昨日のお通夜ではKさんと号泣でした」
そんなことをcapiさんから聞きながら、Roseさんと私は、K田さんがNEWさんの奥さんに託した例の御守を、capiさんから受け取った。どうやらこの御守には、病気治癒はともあれ、縁結びのご利益があるのかもしれなかった。
式の最中、隣でcapiさんが男のくせに泣くから、私もつられて泣いた。