抗癌剤感受性試験、しましたか?

池田病院で、腹膜播種治療支援機構の勝谷さんにお会いして、少しお話をお伺いした。
で、その話はひとまず置いて〜〜〜。

以下、お仲間の皆様へ業務連絡。

抗癌剤感受性試験をされた患者さんで、費用を払い忘れている方! お振込みくださいませませ〜。

いろいろな話の中で、播種性転移研究会が行っている抗癌剤感受性試験について、勝谷さんによれば、病院での支払いに含まれていると勘違いされる方や、退院する頃には感受性試験のことを忘れてしまっているかもな方がおられるとのこと。

営利目的でないとはいえ、本人に直接催促すればいいのに、、、あまりにも勝谷さんが控えめなので、代わりまして、ワタクシがここで今、「はっ!忘れてた!!」と気づいた方にお伝えしますYO!

振込先口座名義:播種性転移研究会
ゆうちょ銀行から振り込む場合:ゆうちょ銀行 記号14650 口座番号8327351
ゆうちょ銀行以外から振り込む場合:ゆうちょ銀行 店番468 口座番号0832735
振り込み金額(試験費用。消費税込):12万円

振込手数料は負担してネ。
あと、振り込み票をもって領収書と代えさせていただきます系なもようなので(事務員雇う余裕なんてないだろーし)、振り込んだら紙を捨てないよーにネ。んじゃ。

2016 春、池田

一昨日は、半年ごとの池田病院での検査&米村先生の診察の日だった。

オーバーヒートする順番待ち地獄からの、完全予約制に移行してまだ間もなく、どんな感じかなと思いながらーの、そんなことより、私は「問題なし」かどうかがちょっぴり心配だったりもして、な思いで出かけた。

先に先生の診察結果を言うと、MRIも触診もしていただき、問題なし。良かったっす! 腸閉塞の4歩手前くらいの予兆感の後、腸がボコっと腫れて下腹が突き出る状態が数日続く、というのを数回経験しており、単純に腸が変なだけなのだろうが、もしかして、、、みたいなビミョー感があったもので〜〜。

で、池田病院の話に。

半年前に予告していた、「池田病院の美術品紹介」でございますが、撤去されており、ご紹介がかなわなくなりまして〜〜。きっとアレらは、院長先生のご趣味と拝察しておる次第でございますが、どこか昭和な、なんかこう、みうらじゅんとかが取り上げてくれそーなムードを醸し出した逸品揃いであったと記憶しておりますです。

そして待合室が。

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ピンクの椅子と木目の感じがオサレな検診センター感を醸し出している!(安心してください、ここだけですから。今のところ)という事実はともあれ。

これは、お昼の12時の風景なのである。今までの、あのワサワサした状況と打って変わり。

あの、順番カードと順番マシーンもなくなった。

一応、池田病院の今後の過ごし方を書いておくと、

1)病院受付
2)写真の待合室で待つ
3)血液検査とかで呼ばれたら、廊下の椅子で待つ
4)次にMRIとか処置がすぐあるなら、そのまま廊下で待つ(ここまで今までどおり)
5)なかったら、診察予定時間が来るまで出かけて良し(繰り上がりで呼ばれることもあるかもしれず、今後、携帯番号を聞かれることとなる。)待合室で待っているのも良し
6)診察予定時間になったら自主的に廊下で待つ
7)診察
8)隣の部屋に呼ばれて、次の予約を取る(あるいは勝谷さんの部屋?)
9)会計
10)お疲れ様でした

なんか、、、あまりの変化に驚いて、ぺぺろみあさんから庭の桜でも見てきてと言われていたのに、忘れてしまった。

今回、滞在時間も少なかった。劇的に改善されたというべきだろう。

スタッフの皆さんは仕事が増えてしまったようで、予約を入れてくださった看護師さんの話によれば、まだ慣れないからうまく機能していないかもと控えめな話しぶりながら、ちょっと大変ぶりが伝わってきた。患者さんからは、送迎してくれる家族の都合や抗がん剤をする時間などもあって、希望する早い時間に診察予約が取れないのは困る、という話もあるという。

患者側も、例えば、抗がん剤治療もなく、送迎時間の心配もなければ、昼過ぎからの予約を取るようにするとか、お互いに譲り合いの精神でいきたいものだ。

自己導尿のはなし

腹膜偽粘液腫の根治を目指す手術は、手術する先生はもちろん大変だけれど、患者のほうもそれなりに大変だ。

「お腹の中をこんなに取っても生きられるんですか!」「こんなに取らなきゃ生きられません!」みたいな。

だから術後、以前の身体とは違う自分の身体と付き合うことになるわけで、人によっては後遺症として、たとえば排尿障害になり、自己導尿が必要になった人もいる。

自己導尿になってから数か月で排尿障害が治らないと、一生のお付き合いと考えるべきらしいんだけれど、術後4年にして自己導尿を卒業!なんてこともあるらしい。

ヨガが効いたかも?というのは本人の弁だが、それだけでなく、彼女は気持ちも明るく、いつも綺麗に美し〜くしているし、活動的に過ごしているから、そういう総体的なことで治ったのではないかと、私は思う。

ひさみさんの話である。ブラボー!!

そして2016 Spring

毎度のごとく、今年も期日ギリギリに確定申告書を提出した。とりあえず提出して、ちょっぴりだけスッキリした。

毎年、春の訪れを確定申告で感じるという、しょーもないワタクシであるが、ここ数年は嬉しいことに、もう一つの春の風物詩が。

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いかなごサマの到来である。今年もひさみさんが律儀に送ってくださったという。

ぽんぽこさんへ
今年も“いかなご”炊けました〜。
昨年はお向かいさんにも届けることができたのに、今年はできなくなってしまいまいた。
残念。淋しい。

いかなご、いかなご
そが上に熱き涙をしたたらせて
いかなごを食ふはいづこの里の習いぞや。。。

ひさみさんが作った今年のいかなごのくぎ煮をむさぼり食らいながら、約5年前に同室だったお向かいさんのことを思い出す。昨年旅立っていったお向かいさんを。元気を取り戻した時もあったけれど、入院生活が結局長かった。お向かいさんもお向かいさんの娘さんも、大変だったと思う。

今頃、お向かいさんはどうしているかな。きっと何かを、娘さんたちに伝えたいと思っているだろうな。お母さんの味は大事よ、って言っているかな。。。

お仲間とは、別れもあるけれど、嬉しい話ももちろんある。

ひさみさんのところは下の娘さんもご結婚された。先日その時の写真を見せてもらったけれど、花嫁の娘さんが可愛いし。そして、あらま〜お母様っ、お若くて素敵だわ!って感じで、もー、ひさみさん、元気になって娘さんの結婚式をしっかり体験できて良かったネ。

みんな、いろいろだ。

いろいろだけれど、同じく春は巡るのだ。

病院で頑張っている、あつママさんたちにも。かーなーり辛いところを頑張ってるもよう。応援してるよ。すごくすごく応援してる!! ジワジワ、薄皮だったっけ?剥がれるように良くなっていくんだってさ。

春は巡るのだ。そしてやがて太陽が燦々とふり注ぐ季節に向かうのだ。

あれから5年

東日本大震災から5年。今も辛い思いで過ごす人がたくさんいるなんて。

5年前のあの日を思い出す。

あの時、私は腹水と暗い気持ちを思いっきりためこみながら、それでも普通に仕事をしていた。数日前に腫瘍マーカーに「H」が付いているのを大学病院で見せられ、がんの可能性を言われていた。その時は、もう何がなんだか、、、この先どうなるのだろうと恐ろしかった。腹膜偽粘液腫という疾患があることも知らなかった。

切った張ったの縫った点滴したで、よろよろゲップゲップぬぐぐぐ〜〜ブシャーっ、、、と月日は流れ、周囲の理解と協力のもとで、私はすっかりこの通り復活を果たしてしまった。ありがとう、みんな!

病気だとわかってから、地震が来てから、私はずっと、、、比較すべきことでないかもしれないが、密かにずっと、地震で家をなくしたとか家族をなくしたとか仕事をなくしたとか、そのような人たちと自分を比べたら、私のほうがはるかに気楽だと、思った。

私の場合は、自分の病気のことに集中して、周りを巻き込んじゃえば良い話で、いたってシンプル。とにかく自分がそこそこの健康を取り戻せばいいんだ。でも、地震で辛い思いをしている人たちは、国をはじめ、周りとの関係も複雑になったりして、シンプルに事が運べなくなっているかもしれない。

とにもかくにも5年も辛く過ごしている人がいるわけで。

元気になった私はシャバのあれこれで今また悩み中だけれど、よほど嫌になったらちゃぶ台ひっくり返してトンズラするっス、と開き直ったら、どうってことないって気づいた。そんなことで悩んでるなんて、へそが茶を沸かしてしまうでないか。あ、ちょっと誰か、へそ貸して〜。

大腸癌腹膜播種に対する治癒を目指す包括的治療

虎の穴の、もとい、腹膜播種センターの米村豊先生が書かれた論文(総説)が、日本大腸肛門病学会誌に掲載されている。

「大腸癌腹膜播種に対する治癒を目指す包括的治療」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcoloproctology/69/3/69_135/_pdf

掲載された、というのが何を意味するか。

その学会(この場合、大腸肛門病学会)が、この治療法(この場合、腹膜切除+HIPEC)を認めたということであり、標準治療化へ進んだということだ。

これまで大学病院等で大腸がんからの腹膜播種となったら、「これ以上は治療できません」と言われてしまっていたけれど、もうそうとは言わせない!という。

内容を見てみると、やはり広範に広がっているとかは手術の適用外とのことだ。ということは、早めにGO!ってことである。迷ってる場合ではないってことである!

今後、先生は、胃がんや卵巣がんなどの腹膜播種治療としても標準治療として認められるよう、どんどん突っ走るらしい。さすが、虎の穴の、あ、違った、いや違ってないな〜、やはり虎の穴のボスである。マジ尊敬する。

虎の穴

ただいま、あつママさんは術後数日経ったところだと思う。

しんどいだろーけど、頑張っているはず。

ほかにも、月曜に手術してる人も知っている。

♪白いベッドの ジャーングルに〜 今日も 嵐が〜 吹きあーれーる〜〜
ルール無用の 腫瘍には 手術のパンチを ぶちかませ
ゆけ ゆけ みんな〜
応援し・て・る〜〜

タイガーマスクの替え歌を歌ってみますた〜〜。
ふざけてないよ、結構マジで。

池田が予約制に(続き)

前の投稿に、2月に池田病院に行ったRoseさんが詳細をコメントしてくれている。彼女が病院からもらってきた「予約診療制開始のお知らせ」がこちらっ↓
(クリックすると大きくなります)

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池田が予約制に

先日、池田病院から電話が来た。3月の受診から予約制になるとのこと。これまで超ユルユルの予約制だと認識してたけど、パキパキの予約制になるとか?

「pomさんはMRIの予約が12時になってますよね。それでは、診察は午後2時から3時くらいに予約を入れますから。」

「血液検査もしますよね。何時ごろ行けばいいでしょう。」

「MRIの30分くらい前で良いですよ。」

「わかりました。」

「なにぶん初めての試みですから、なかなかその通りにいかないかもしれませんが。。。」

「いろいろありますもんね。ありがとうございます。」

池田病院の診察の順番に関しては、当ブログでも何度か話題にしていた通りであ〜る。患者は多い、先生ははるばる新幹線に乗ってやってくる(それも日帰り!)、患者もはるばるやってくるから先生にあれこれ質問したいし、、、と、まあそんなわけだから、時間通りにいくのは至難の技と考えて、これまでカッチリした予約制とはしていなかったのだろう。

ここ最近の順番取りについて漏れ聞くところ、以前にもまして熾烈をきわめ、診察日の前日から患者さんが行くという。実際に行った患者さんがそれでも1番じゃなかった〜〜!みたいな話も聞いた。

それを聞くと、昔、自動車教習所に通っていたときのことを思い出す。

当時、私が通った教習所はとても混んでいて、教習車の予約が取りにくく、仕方ないので当日のキャンセル待ちでよく乗った。

まだ教習所が開かない早朝、眠い目をこすりながら自転車をこいで行くわけ。すると、もうすでに何人かが待っている。だいたい同じメンツだったりして、しばらくお話しなんぞしながら、職員さんが来るのを待つ。50代の女性がこれから免許とるのね〜と思っていたら、「いえ、ウチのバカ息子の代わりに来てるんです。起こしても起きれなくて、お母さん行ってきて、って。」「お母さんが甘いから起きないんでしょう?」と意見するオジサンは免許失効しちゃった人で、すでに運転は上手いからどんどん進んでいて、私と言えば下手くそで教官から「もう1回やっとくか」ばっかりで。

と、職員さんがやってきてドアを開け、整理券を配る。順番に整理券をもらって、一人一人と散っていく。私もまた自転車で家に戻って一眠りだ。最初の受付時間まであと3時間あるし。。。ちなみに、お母さんが整理券を取りに来たくだんの息子は、9時の乗車時間にも来ないこともしばしば。おかげでこちらは寝坊しちゃった日に「繰り上げ当選」したこともあった。

まあそんな呑気なことでは、ないわけだ。

じっくりと先生の話を伺って今後どんな治療をするか決めたい人、当日、診察のほかに抗がん剤治療も受けるから時間がかかる人、、、そんな人たちが一所懸命、ほんと一所懸命、早く行くのである。

そんな一所懸命な患者さんも、もはやこの熾烈な競争に疲れていたはずである。病院側も対応策が迫られていたのだと思う。

今日も池田病院では米村外来の日だ。

Roseさんの話によれば、今月については前日18時に予約開始だったとのことで、それもご苦労様なことだが、順番を取ってホテルでゆっくりできると言っていた。

たぶん今後は、大学病院のように次回の診察時間を予約して帰るということになるのだろう。MRIは予約時間があるから、このところ毎度受けている私はあまり変わったという印象はないけれど。新たに受診したい人は、電話すると日にちだけでなく時間を指定されるのだろう。

あとは。

患者さんが、「時間通りに診察されない!」とか「待ち時間が長い!」と怒らないことだと思う。自分ばかりが患者じゃないんだから。いっぱいいるんだから。皆で良くなっていこーよ!

先生はもちろん、病院だっていろいろ考えて対処してくれているし。文句言う人は、もっと良いシステムを考えて病院に教えてあげてください。

ぐちゃぐちゃな

部屋。机の上。頭の中。仕事。その他もろもろ。

なんだかも~~~!な状態っスが、とりあえず山場というか修羅場は超えたっス。と思いまっス。

一時は足の踏み場もないとはこのことか!と思う状態だった(写真撮って載せる勇気はさすがにナシ)。頭の中も混乱を極め、同じことを何度も言ってみたり(認知症か?)、夢と現実がごちゃ混ぜになってしまって変なこと言ったり。

夢と言えば、変な夢を見た。

綿棒で耳掃除しようと思ったんだけれどカサカサ耳なので、ネバッとした綿棒のほうが釣果がありそうだと、綿棒にハチミツをつけて耳に入れたら、ちゅぽっと耳の中に垂れてぽんっと耳に栓された感じになり、うげ~~っっ、トントントン、トントントン!と頭叩いたけど出てこないから、プールサイドでやるみたいに頭を傾げて片足でトントン、トントン、トントン、、、としたら、あったかいのがドローっと出てきてホッとして、ティッシュで拭いて、キレイな綿棒で耳の中をぬぐったので、なんか内耳もハチミツで保護されて良かったなあ。と思った。という。

大のオトナが見る夢であろうか。アホすぎる。他愛なくていいけど。それとも何かを暗示している?

ま、いーや、どーでも。本題から思いっきり逸れてるし。

さて、慢性的なぐちゃぐちゃ具合から脱出するにはまだまだ時間がかかるのだけれど、時間が経つとともに新たなぐちゃぐちゃが出現してしまう。

片付けるといっても、空間も頭の中も時間も有限である。少しでも空きを作って納めるには、「捨てる」ことが必要なのだ。

最近、ミニマリストって流行っているが。断捨離する人とミニマリストって、似て非なるものだと思う。私のイメージは、断捨離は物を捨てると同時に、面倒な付き合いもシンプルにしようとする人。で、ミニマリストは面倒な付き合いがあるほど社会とかかわりを持っていない若い世代で、自分のことのみそぎ落としている感じ。(あくまで私のイメージ。)

その感覚からいくと、私がなるならミニマリストでなく断捨離する人になるのだろう。すっかり付き合い&しがらみ世代に突入しているからだ。

だけど、愛着あったりこれまでの付き合いを狭めるほど歳もとっていない。

というわけで、これからも断捨離はしません!なので、やっぱりぐちゃぐちゃは解消できません!という結論に達した。あれ?これで良かったのだろーか???