先日、池田病院から電話が来た。3月の受診から予約制になるとのこと。これまで超ユルユルの予約制だと認識してたけど、パキパキの予約制になるとか?
「pomさんはMRIの予約が12時になってますよね。それでは、診察は午後2時から3時くらいに予約を入れますから。」
「血液検査もしますよね。何時ごろ行けばいいでしょう。」
「MRIの30分くらい前で良いですよ。」
「わかりました。」
「なにぶん初めての試みですから、なかなかその通りにいかないかもしれませんが。。。」
「いろいろありますもんね。ありがとうございます。」
池田病院の診察の順番に関しては、当ブログでも何度か話題にしていた通りであ〜る。患者は多い、先生ははるばる新幹線に乗ってやってくる(それも日帰り!)、患者もはるばるやってくるから先生にあれこれ質問したいし、、、と、まあそんなわけだから、時間通りにいくのは至難の技と考えて、これまでカッチリした予約制とはしていなかったのだろう。
ここ最近の順番取りについて漏れ聞くところ、以前にもまして熾烈をきわめ、診察日の前日から患者さんが行くという。実際に行った患者さんがそれでも1番じゃなかった〜〜!みたいな話も聞いた。
それを聞くと、昔、自動車教習所に通っていたときのことを思い出す。
当時、私が通った教習所はとても混んでいて、教習車の予約が取りにくく、仕方ないので当日のキャンセル待ちでよく乗った。
まだ教習所が開かない早朝、眠い目をこすりながら自転車をこいで行くわけ。すると、もうすでに何人かが待っている。だいたい同じメンツだったりして、しばらくお話しなんぞしながら、職員さんが来るのを待つ。50代の女性がこれから免許とるのね〜と思っていたら、「いえ、ウチのバカ息子の代わりに来てるんです。起こしても起きれなくて、お母さん行ってきて、って。」「お母さんが甘いから起きないんでしょう?」と意見するオジサンは免許失効しちゃった人で、すでに運転は上手いからどんどん進んでいて、私と言えば下手くそで教官から「もう1回やっとくか」ばっかりで。
と、職員さんがやってきてドアを開け、整理券を配る。順番に整理券をもらって、一人一人と散っていく。私もまた自転車で家に戻って一眠りだ。最初の受付時間まであと3時間あるし。。。ちなみに、お母さんが整理券を取りに来たくだんの息子は、9時の乗車時間にも来ないこともしばしば。おかげでこちらは寝坊しちゃった日に「繰り上げ当選」したこともあった。
まあそんな呑気なことでは、ないわけだ。
じっくりと先生の話を伺って今後どんな治療をするか決めたい人、当日、診察のほかに抗がん剤治療も受けるから時間がかかる人、、、そんな人たちが一所懸命、ほんと一所懸命、早く行くのである。
そんな一所懸命な患者さんも、もはやこの熾烈な競争に疲れていたはずである。病院側も対応策が迫られていたのだと思う。
今日も池田病院では米村外来の日だ。
Roseさんの話によれば、今月については前日18時に予約開始だったとのことで、それもご苦労様なことだが、順番を取ってホテルでゆっくりできると言っていた。
たぶん今後は、大学病院のように次回の診察時間を予約して帰るということになるのだろう。MRIは予約時間があるから、このところ毎度受けている私はあまり変わったという印象はないけれど。新たに受診したい人は、電話すると日にちだけでなく時間を指定されるのだろう。
あとは。
患者さんが、「時間通りに診察されない!」とか「待ち時間が長い!」と怒らないことだと思う。自分ばかりが患者じゃないんだから。いっぱいいるんだから。皆で良くなっていこーよ!
先生はもちろん、病院だっていろいろ考えて対処してくれているし。文句言う人は、もっと良いシステムを考えて病院に教えてあげてください。