9月の恒例

毎年9月に大学のゼミのOB会があり、出席した。去年は無理せず欠席した行事だ。OB会といっても指導教授が亡くなって久しく現役ゼミもないわけで、後輩たちも皆、いい歳。よく続いているものだ。

今年は、私たちを引っ張ってくれていた先輩の奥さんをゲストに呼んだ。先輩自身は、もう一人の先輩が撮った写真の中に収まってテーブルの上座に載っていた。

先輩の奥さんと私は仲良しなので、会に行く前にちょっとおしゃべりしてから行くことにした。

思い出話ばかりでもなく、今の彼女の仕事の奮闘ぶりが聞けたのは良かった。でも、「いないってわかってるのに、家にいるとつい話しかけちゃっているのよね。で、あ、一人なんだって思うの。」という言葉がせつなかった。

この日は久しぶりに遠方からも先輩が見えた。面白い先輩なんだけれど、校長先生になっていた。。。(こんな校長先生がいっぱいいたら、すごくイイと思う。)また、この会で出会って結婚した先輩と後輩が今年もこどもたちを連れてやって来たのだが、お姉ちゃんのほうは中学生というのだから、オバサンも歳取るわけだわ〜。

同期の女子組とも会えて楽しかった。もう少し話せる時間があったら良かったかなあ。

ちなみに中華料理で、スキップするものはして控えめにいただいたつもりだったが、その夜と翌日は下痢だった。。。

(おしゃべりした店で、付いていたプチフールはお持ち帰りしつつも、つい頼んでしまった柔らかプリンが生クリーム含有量高し!で、これが最大の敗因だったもよう。)

さて、そしてもう一つの9月恒例。一昨年から出品させていただいている小さな展覧会に、ただいま出品中である。

ゼミのOB会でもお願いしたのだが、ここでもオープニングパーティで、IP、HIPECの保険適用のための署名にご協力いただいた。皆さん、快く書いてくださった。

パーティの中に、2か月前に奥様をがんで亡くされた方がいらっしゃった。その方は画家で、奥様の話をされながら署名してくださった。今も落ち込んで、仏壇の前で泣いてばかりいるらしいのだが、周囲が「泣いてばかりいないで無理にでも街に出て来なさい、アーティストなら絵を描きなさい。」と励ましているらしい。

病気になったことを言うと、相手は私に対して敷居を低くしてくれて、初対面でも心のうちを話してくれることがある。皆それぞれに、いろいろあったりするのだ。

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