本日の一本@日本でも公開された映画。
『ハプニング』。
本当は、劇場まで行こうと思っていた作品だったのだけれど、「やー、行く程のことはないんじゃないかなー?(意訳)」な噂が聞こえてしまったので、DVDでいいか、になった作品。
──始まりは、NYの公園なこの映画。
ある朝突然、人々が奇行に走り出し、遂には次々自殺を始め、その謎な現象はアメリカ北東部に広がって行き、難を逃れる為に主人公達は街を脱出するが……、ってストーリーで、多分、パニックホラー系なんだろうなあ、な感じなのだけれど。
……ん、んー……。んんんんー…………(唸)。
個人的には、悪くはないけど確かに劇場まで行く程のこたぁなかったな、な感じ?
途中まで、結構面白いんだけど。「え、これの何処がつまらないの? 何処が訳判らん話なの?」なんだけど。
一言で言ってしまえば、尻窄みかなあ、と。え、それで終わりか? と思わず言いそうになった。
「謎は唐突に始まり唐突に終わるんだぜ」な辺り、ヒッチコックの『鳥』系かと思うけど、申し訳ない言い方しちゃえば、遠く及ばない。
ま、作中に一つ、「ああ、その言い方は凄い」な科白があったので、それだけで、レンタルDVD代払った甲斐はあった、と私は思えた(笑)。
但、見料なりレンタル代なり払って観てもいい、人生の内の二時間を費やしてもいいぜ、と思えるかどうかは、その人次第と言うか、ビミョーかも。
…………この監督の作品で、一等いいのは、やっぱ、シックスセンスかな。