本日の一本@日本未公開映画。
もー、欲しくって欲しくって、やっと見付けて買ったビデオの一本。
その名も『キラースノーマン』!
1996年のアメリカ作品。
最高に馬鹿な映画の一つだとワタクシは思う。んで以て、確実にZ級。
──五年間で38人殺しまくった殺人鬼が、死刑執行当日の真夜中、ハプニングに遭遇して、その果て、雪だるまになってしまうという、スクリーンに向かって生暖かい声援を送りたくなる馬鹿映画(笑)。
まーーた、この雪だるまってのが、何処からどう見ても着ぐるみにしか見えないんだ。
向こうの雪だるまって三段重ねだったりするから、余計モコモコで、登場人物達の背後に、ヌーーー……っと立つ姿が、激しく間抜けなんだ。
製作した方々は、多分、七割はホラーのつもりで作ったんじゃなかろうか、と思うけど、九割五分はコメディとしか思えない。
ラブリーな着ぐるみにしか見えない凶悪雪だるまが、殺人鬼と化して、ってだけだったら、単なる駄目映画で終わっちゃうんだけど、通常兵器が一切効かないにも拘らず、ドライヤーに負けるトコが素晴らしい。
小さな片田舎が舞台なんだけど、その小さな町の雪だるまフェスティバルに居合わせた人達が、全員でドライヤー構えて雪だるまに迫ってくんだよ。
受けない訳がない(笑)。
人参で出来てる鼻を、自分で『下』に付け替えて裸のおねーちゃん襲うし(笑)、この手の映画のお約束の、復活しちゃうかも知れないぜ! な鉄板ラストだし。
笑うしかないよね、としか言えない笑いを有り難う(笑)。
焼け糞だったとしても、こういうのを本当に作っちゃう心意気が素晴らしいよ!(笑)