シャーロック・ホームズvsモンスター

本日の一本@流石に、本気で、いい加減懲りた方がいいんじゃないかな、と思ってきた日本未公開映画。
『シャーロック・ホームズvsモンスター』。
2009年の、お米の国の作品。
配給元の、我等がアルバトロス曰く、『アクション・アドベンチャー(特殊キャラ系)』。
……そうね、激しく特殊だったわね。
──とっても粗筋を纏め辛い話なので、アルバトロスさんの公式サイトに書いてあった粗筋を転載してみる。

1940年イギリス・ロンドン。アパートの一室で、老人がメイドに語りかけた。それは、死んだ友人の「最も偉大で世に知られていない功績」だという。老人の名はジョン・ワトソン。その物語とは―。
1881年イギリス海峡で大金を積んだ船が、何者かによって沈められた。警察庁の依頼で調査に乗り出したのは、かの名探偵シャーロック・ホームズ。彼は友人のワトソンを連れ現地へと向かう。しかし人間業とは思えない事件の痕跡に、真相を突き止められないままロンドンへと戻る。そして、今度はニューヘブンで住民が怪物に襲われるという事件が発生。果たして一連の事件の裏に潜む謎とは・・・?!

……うん、まあ、確かにそういう話ではあった。
アルバトロスが出した奴だし、タイトルからしてB級だし、やっぱり、アルバトロスのサイトのDVD紹介の処に、

すべては奇妙な出来事からはじまった。絶滅したはずの古代生物による襲撃事件。捜査に乗り出したホームズと相棒ワトソン。一連の事件に潜む、巨大な陰謀とは…。19世紀末、霧のロンドンはジュラシック・パークと化す!

って書いてあったから、「うわー、やっちまった感溢れる映画な匂いがする。これは爆笑出来るかも知れない!」と思って借りた。
原作が、同じコナン・ドイルって繋がりだけで、ホームズネタと、「ロストワールド」ネタを強引にミックスした話なのかとも思った。
思った通り、確かにB級だったし、「うん、見て呉れは恐竜だねぇ」ってのも、登場したことはしたけど。
最終的にホームズさん達が戦うのは、有機質なモンスターじゃなくって、空飛ぶ巨大メカだし、個人的に、何がどうしてそうなったのか、もう少し判るように説明してくれないかい? って思っちゃったし、何より。
全てが間違った方向に突き進んだ映画、としか思えなかった……(笑)。
どうしようもなく、お馬鹿路線を極めた作品かと思ったんだけどなあ。裏切られたと言うか、期待外れと言うか。
一応、ホームズ物ではお馴染みの面子も出て来ることは出て来るけど、ホームズ先生のお兄さんは、最大限優しい目で見ても、マイクロフト兄さんじゃないし、ホームズ先生には、本名が別にあって、「シャーロック」はミドルネーム、とかいう謎な設定が付いてるし、挙げ句、その謎な設定を盛り込んだ意義が見出せないし(あっ)。
…………一言で言うなら、本気で、日本未公開のB級映画に懲りた方がいいんじゃないか、って悩まざるを得ないような映画だったかな。
多分、今後も懲りないけど(笑)。

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