本日の一本@日本でも公開されたことのある映画。
『デス・レース2000年』。
1975年のお米の国の作品。
2008年に公開された『デス・レース』って映画は、これのリメイク版。
有名になる前のシルベスター・スタローンが出演してる。
ずーーー……っと、どっかのお店でレンタルしてないかなー、って探し続けて、此度、めでたく巡り合えた。
尚、カルト映画です。
──仮想の西暦2001年@近未来のお話(1975年の作品だからね)。
手っ取り早く且つ強引に例えるなら、『二十世紀少年』の「ともだち」みたいな位置付けなのが大統領やってる、独裁国家と化したアメリカが舞台で、年一回開催される、国民に絶大な人気を誇ってる『デス・レース』って言う大陸横断(NYからLAまで)カーレースを軸にした物語。
──色んな意味で問題作、とは聞いてて。故に、どんなもんなんだ? と思って探しまくったんですが。
うん、確かに問題作……、って言うか、倫理的にどうなんだ? って内容でした。
『デス・レース』は、一位でゴールすれば優勝って訳じゃなくって、ゴールするまでの間に何人車で轢き殺したかってのも得点対象になってるレースで、女性とかお年寄りとか赤ちゃん程、轢き殺した時の得点が高い、ってな設定もあって、現在では絶対に製作は不可能だろう、一言で言えばエグいストーリーだったのですな。
……まあ、褒められた内容ではない。
で、そんなレース繰り広げてるレーサー達と、主催してる独裁者な大統領とかを何とかしようとするレジスタンスな皆さんも登場するんですが、正直、ドジっ子ばかりが集まってるようなレジスタンス集団だったりして。
一応、独裁者は独裁者の末路を辿りはするけれど、何処までもB級と言うか、Z級と言うか、そんな感じの映画なのは間違いないかなー、と。
ワタクシの愛する超絶馬鹿なZ級映画の、『殺人冷蔵庫』、あれに、漂う空気が良く似てる映画でもあるような。
──倫理的には沈黙したくなる以前の、人としてどうだ? って内容でもあるけれど、「あくまでも架空のお話」or「あくまでもカルト映画」みたいに割り切って鑑賞する分には、悪い映画ではないんじゃないかな。
ホラーでもスプラッタでもない、ブラックコメディだしね。
やっぱし、倫理的に……、ってのはあるけれど、ご覧になってみるのもありかと。
一寸、借りるの大変な映画かもだけど。
久し振りに、『インディー・ジョーンズ 最後の聖戦』も観たよ。
B級ばっかり観てたら、チャレンジ精神と共に観なくてもOKな映画が観たくなったのね。一寸、疲れたのね(笑)。
ワタクシのB級映画へのチャレンジ精神も、たまには休息を欲求するらしい(笑)。