ワナオトコ

本日の一本@チャレンジ精神ゲージが溜まったので、日本未公開映画。
『ワナオトコ』。
2009年のお米の国の作品。
ホラーと言うか、ホラーアクションと言うか、そういうジャンルのようです。
ワタクシは、再生掛けるまで全く気付きませんでしたが、R-18指定。
エロいんじゃなくて、グロい(多分)し、残酷な内容だから。……だと思う。
──奥さん(もしかすると元・妻なのかも知れない)が拵えちゃった多額の借金返済する為に、宝石仲買人な人のデッカいお宅に、金庫破りの兄さんが忍び込む。
……と、家族旅行に出掛けてて誰もいない筈のお家に、兄さん以外の侵入者がいて……、って話。
──えーと、最初に申し上げておきます。
この映画、結構残酷なシーンが沢山登場するので、十八歳未満の方は固より、その手合い&スプラッタ系が駄目な方は絶対観ちゃ駄目です。
犬スキーな方&猫スキーな方も、昆虫が大っ嫌いな方も観ちゃ駄目です。

……松竹さんは、何故、この映画のDVDを出したのだろう(素朴な疑問)。
アルバトロスが出してるなら激しく納得なんだけど。
これ、原題を『The collector』というのですが、コレクター、ってタイトル付いてる映画には、大抵、碌でもない変態犯罪者が登場するので(でも、ビリー・ワイルダー監督が撮った『コレクター』は、秘かに愛してる)、これもそうかなー、と思ったら、やっぱりそうだった(笑)。
金庫破りの兄さん以外に、宝石商のお宅に忍び込んでた侵入者が、変態犯罪者だった。
見た目で、もう、ああ、こいつは変態犯罪者、と判る奴だった(笑)。
ですが、ワタクシは面白かったと思います。この手がお好きな方にはいいんじゃないかな。
飽きないし、映像も見せ方も綺麗だったと思う。
無論、スプラッタなーシーンの見せ方が綺麗という意味ではないです(笑)。
スプラッター度合いは、個人的には、うーん……、な感じで、これだったら、クライモリの二作目の方がキツいんじゃないかなあ、と思ったりもしましたっけ。
──旅行に出掛けてる筈の宝石商の家族捕まえて、ウリウリしちゃう変態犯罪者は、家中に悪質なブービートラップみたいなのを山程仕掛けて、獲物な人間を罠に嵌めたりするんですね。だから、邦題がワナオトコなんだと思いますが(……もう一寸、違う邦題を付けた方が良かったんじゃないですかね、松竹さん/小声)。
金庫破りの兄さんがお宅に忍び込んだ時には、そんな物、一つもなかったのですよ。
玄関の鍵も、四つも五つも増殖してる。兄さんが忍び込んだ時には(以下略)なのに。
兄さんが金庫を開けようと奮闘している間にやったんだと思え、ってことなんだろうとは思うけれども、それにしても、あの数と複雑さは、「一体、何時の間に、どうやって?」と首捻らざるを得なかった(笑)。
変態犯罪者は、実は亡霊でした、とか、この世の生き物じゃありませんでした、とかいうんだったら納得出来るけど、そうじゃないっぽいしなあ。
……まあ、その辺含めてホラーなの、と思えと言うことかな(笑)。
あ、そうそう、変態くんのメイン攻撃方法がトラップ系なので、『刻命館』ってゲームがお好きだった方には、この映画、イケると思う。
館中に罠仕掛けて歩いて人間狩りに勤しむ、ちょいとエグいゲーム。
…………楽しいですよ、刻命館(笑)。

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