ゾンビVSチアガール

本日の一本@ちょいと、目線を漂わせつつ告白してみたい日本未公開映画。
『ゾンビVSチアガール』。
2009年のお米の国の作品。
ジャンルはホラー。ホラーには思えないけど(涙)。
──第二次世界大戦末期、毎度お馴染みナチス・ドイツの皆さんが、死人を生き返らせる研究とやらをしたら、ゾンビ薬みたいなのが出来ちゃって、それを分捕ったアメリカ軍が、秘密裏に研究を引き継いではみたものの、余りにもヤバい薬だってんで、山奥に不法投棄してペシペシ埋めてより、時過ぎること六十年、ゾンビーな薬が不法投棄された場所に潜り込んじゃったリスが、ゾンビーな薬の入ったドラム缶に落っこちちゃってゾンビ化し、ゾンビ化したリスに襲われた兄ちゃんもゾンビ化し、その近所にチアリーダーの合宿に来てたチアガールの姉ちゃんも、ゾンビ化した兄ちゃんとエッチしてゾンビ化し……──。
…………もういいですか、語ることを止めても(遠い目)。
兎に角、そういう話です。
……うん、御免。我ながら、どうしてこの映画をチョイスしたんだろう、と今でも激しく思ってる。
OPで、お馴染みナチの皆さんが云々で~って処から、リスがゾンビ化、って処まで一気に説明されるんですが、其の説明パートは、紙芝居風アニメーションで片付けられてまして、それ見た瞬間は、激しく間違った意味でセンス溢れる映画だな、と呟けるくらい余裕があったんですけども。
話が進むに連れてね、何て言うかね、己の中の何かを誤摩化そうとする笑いしか零れなくなったと言うかね。
ひと欠片もやる気の無い映画を観てしまった気がしてならないと言うかね。
ゾンビ化リスくん、一目で縫いぐるみと判る見て呉れだったし。お約束のよーに出て来た生首は、あからさまにマネキンだし。ゾンビな皆さんの見て呉れも(以下略)。
唯一の救いは、本編が90分しかないという処かしら。
画質も、某国営放送の教育テレビとかでやってる、外国語講座とかの寸劇を彷彿とさせるような感じだったし。
──後で知ったんですが、『ゾンビVS~』ってのはシリーズ化されてるそうで、吹き替え版の日本語訳が偉いこと受けるんで結構有名なんだらしいんですけども、ワタクシ、映画は字幕で観る派なので、これも、字幕版で観ちゃったんですよね。
でも、改めて吹き替え版にチャレンジしようって気持ちは湧かないわ……。
或る意味、中毒性のある映画のような気がしなくもないけど。

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