レイン・オブ・アサシン

本日の一本@日本でも公開された映画。
『レイン・オブ・アサシン』。
2010年の、台湾・香港・中国の合作。
日本での公開は2011年。
原題は『劔雨(けんう)』だそうです。
ジャンルはアクション。
ワイヤー・アクション系かなー、と思って借りてみた。
──明朝時代の中国が舞台。
腰辺りから真っ二つに引き裂かれちゃった達磨大師の遺体を完成形にすると、究極奥義が得られて武術界の覇者になれるー! って伝説のある世界観で、黒石という名の、暗殺集団と言うか、秘密結社と言うか、犯罪請け負いギルドと言うかな組織の皆さんと、そんな組織の一員なのに嫌気が差して、達磨大師の遺体の半分を持ち逃げした主人公の姉さんが、主人公の姉さんの旦那を巻き添えにと言うか、絡めてと言うかしながら、うんにゃらー、とする話。
…………うん、多分、この粗筋説明で間違っていないと思う。あくまでも多分。
──何やら、良く判らん話だったようなー……。
いや、判らないってことはないんだけれども。多分、この話、大味なんだな。
随所が(ストーリー的に)大味。うん、そんな感じなのかも知れない。
故に、ワタクシ的にはビミョー。
某レンタル屋の棚前で、引き裂かれちゃった達磨大師の遺体を手に入れて完成形にすると武術界の覇者になれるんだぜー! って設定らしいと知った時、「あー……B級?」と素で思ったので、ガックリ感は喰らわずに済んだけれども、何処までも個人的には今ひとつ感が拭えない。
黒石の頭領が遺体Getを望んだ理由は、激しく切実だな、と思えたので、その辺りは、ある意味での妙なリアリティあって思わずしみじみしちゃったけど、その他には、取り立てて目新しい部分はなかったように思えるしなあ……。
アクションシーンその他に文句を付けるつもりは毛頭ないけれど、ひたすらに個人的には、アクションシーン求めるなら、私は、この映画じゃなくて別のを観る。
…………何だろう。良くも悪くも、B級映画の見過ぎかしら、私。
それはそうと。
この映画、冒頭で、達磨大師の遺体Get!=武術界の覇者! って伝説があるんだよ、と語ってたと思うのだけれども、一つ訊きたい。
何故、何時の間にか、遺体をGetすると、若返りとかも望めちゃうかも知れない力が! ってことになってたの?
私、何か見逃した?
鑑賞開始直後から、お猫が、「画面じゃなくて私を見なさい」と、ワタクシの腹の上に乗り上げて、尻尾ブィンブィン振って邪魔してくれたんで、何処か見逃したかな。

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