無事に(何が)DVDを観たので本日の一本@日本未公開映画。
『新アリゲーター 新種襲来』。
2013年の、お米の国の作品。
ジャンルは、やっぱりモンスター・パニックになるのかな。
原題は、『RAGIN CAJUN REDNECK GATORS』。
──◯◯が襲って来るー! な映画に登場するモンスターの定番は、やっぱり鮫とかワニなのかしら。
それとも、お米の国とかは、それだけ鮫やワニが身近なのかしら。
って、それは兎も角。
粗筋は、販売元のアメイジングD.C.さんのサイトから転載。因みに、配給元はアットエンターテイメントさんだそうな。
野生のアリゲーターが多く生息するルイジアナ州の湿地帯。
その近くに住む一家は、密かに化学物質を川に廃棄していた…。
そしてある日、ワニを捕獲しようとした男が、とんでもないモンスターに襲われる!!
それは巨大化し、棘のあるしっぽをもった、新種のアリゲーターだった!
男は無残にもアリゲーターに丸飲みされてしまい、
居合わせた警察官が銃で応戦を試みるが…。
新種のアリゲーターは次々と出現し、容赦なく人間を襲う!!
うん、大体、こういう話。
主人公の姉ちゃんと、姉ちゃんに惚れてる保安官補佐の兄ちゃんの家は、百年くらい前からワニ狩り絡みのことでいがみ合ってる一族同士、とか、そんな設定もあるので、その辺を加味して語るなら、ワニ狩りを巡ってロミオとジュリエット的な立場に置かれた若人と、その一族と彼等の町を、モンスター化したワニさん 達が襲うぜ、てな話かな。
──新種の化け物ワニが出現した理由は、保安官補佐な兄ちゃんの一族が、ネットの情報信じて密造酒にケミカルな添加物混ぜたら失敗しちゃって、失敗したその密造酒をワニの住む沼に不法投棄したらワニが~~、ってな奴で、その辺は鉄板&ベタな設定だったけども、突然変異したワニに噛まれた人間も化け物ワニになっちゃう辺りとか、新種ワニが尻尾の刺をミサイルの如く発射して攻撃してくる辺りとかは、一寸、おお! って思った。
ワニ凄い、と微笑んでしまった(笑)。
但……、物語の着地点と言うか、オチと言うかが、ワタクシ的には「?????」で、何でそうなるの? と冷静に突っ込みたくなってしまって……。
「こういうことなんだろうなぁ」ってのは判るし、言いたいことも判らなくはないんだけど、観終わって数十分が経過しても、着地点に失敗しちゃった映画なんじゃないか、な感想が消えなかった。
ワニが~、とか、鮫が~、とか、ピラニアが~、みたいなB級映画がお好きな方には良いかなと思うけど、そうでない限りは、ワタクシはお薦めしないかな。