本日の一本@多分、きっと恐らく、有名処なんじゃないかな。
『大統領の執事の涙』
2013年の、お米の国の作品。
原題は、『Lee Daniels’ The Butler』。
ジャンルは、歴史ドラマ映画、だそうな。
未だ公式がある&確かDVDレンタル開始になったばかりなので、諸々は公式で。
簡単に粗筋を言うと、1950年代から1980年代に掛けて、ホワイトハウスで執事を勤めた実在のホワイトハウスバトラーの方の話が基になっている、アイゼンハワーからレーガンまで、計七名の大統領に仕えた黒人執事の話。
あ、尚、以下には映画のネタバレが書かれているので、これからご覧になられる方はご注意を。
この映画、上記にも書いた通り、アイゼンハワー大統領からレーガン大統領まで、計七名の大統領に云々ってことだったんだけども、フォード大統領とカーター大統領時代が素っ飛ばされたのは、その辺は、この映画的にも歴史的にも美味しいエピソードが無かったからなんだろうか。
そりゃまあ、フォードさんとカーターさんって、あんまりパッとしない印象あるけど。
フォードさんの前にニクソン大統領だから、特に。
──それは扨措き。
んー…………。面白かったか、面白くなかったか、どっちだ、と言われれば、多分、それなりに面白かったと思う、と答えると思うんだけれども……、個人的に、激しくビミョー……、と思ってしまったかなあ……。
映画終盤の、2008年──バラク・オバマ氏が大統領選戦ってた頃の逸話が登場した辺りで、急激に冷めた。
それまでは、第二次世界大戦後のアメリカの暗部の一つと言うか、お米の国が積極的には触れたくなかろう話でもあるよなー、とシミジミしながら観てたんだけど、オバマがー、ってなった所で、何と言うか、言葉悪く言っていいなら、わざとらしさが鼻に付いた……。
え、もしかしてこれって、政治的or思想的にビミョーな話……? とかも思っちゃって。
という訳で、個人的にはとってもビミョー。
主人公が思い立ってホワイトハウスバトラーを辞して、長男と和解したよー、って処で終わっていれば、個人的には良かったんだけどね。