本当に性懲りもなく本日の一本@日本未公開映画。
『ロストジョーズ』
2014年の、お米の国の作品。
原題は、『Raiders of the Lost Shark』。
ジャンルは、モンスターパニック。『設定上は生物兵器らしい人食い巨大ザメに、人々が食われまくる』ジャンル。
DVD売ってるのは、アサルトワンという所だそうなのだけれども、オフィシャルブログしか見付からないので、粗筋は、GEOさんのDVD宅配サービスから転載。
巨大鮫と人間の激闘を描いたパニックアクション。バカンスを楽しみに孤島にやって来た4人の男女。だが、いつの間にかひとりが行方不明になってしまう。3人は仲間を探すことにするが、その島には政府が極秘開発した巨大な人食い鮫が潜んでおり…。
ワタクシ的、今夏のサメ映画第四弾。
………………私は、変なサメ映画「だけ」を愛している訳ではない。
単に、サメ映画が続いただけで、決して、サメ「だけ」を愛してはいない(主張)。
──確かに、とっても簡潔に纏めれば、上記のような粗筋「には」なる映画ではあるけれど、実は、もう一寸、うんじゃらくんじゃらがある。
が、要するに、と或る所に、この手の映画お約束の生物兵器チックな巨大サメがいて、そのサメが、その辺の人々をパクパク喰らってく話、という以外、把握する必要はゼロで、転載した粗筋すら忘れても無問題。
はっきり言って、内容がないしね、この映画。
ここまで酷いのは久し振りかも知れない、ってくらい酷かった。
本年上半期の、「ベスト・オブ・酷い」映画。
お話から何から学芸会レベルだし、このシーンの意味は何処に? な場面多いし、何より、サメが酷い。
この話のサメくん(サメちゃんかも知れない)は空を飛ぶのだけれども、ソフトビール製か? ってな感じの、如何にも作り物なサメを、唯、左から右へと真っ直ぐ動かしたワンカットのみで、「ほら、空飛ぶでしょ!」とヤラれても、正直、困る。
挙げ句、問題解決方法が、お約束にも程がある、「爆破しちゃえばOK!」だしねー。
爆破すりゃ、何でも解決すると思ってるだろ、北米人。違うとは言わせない。
それでも、バルサミコ酢が爆発した「恐怖!キノコ男」よりはマシだな……、と素で頷いた私も私だが。
……あー、兎に角。
この映画は、生粋のマニアでない限り、手を出さぬ方が吉かと。