新選組オブ・ザ・デッド

本日の一本@邦画。

『新選組オブ・ザ・デッド』
2015年、クロックワークス。
ジャンルは、ホラー且つゾンビ時代劇。
未だ、公式サイトが生きているのと、レンタルビデオ屋での扱いが準新作なので、諸々は公式に丸投げ。
一言で言えば、幕末の京で、新撰組隊士数名と、ゾンビーが戦う話。
……戦うって言うか。…………うん、まあ、戦う。

こんなんばっかり観てる私が言って良いこっちゃないが、ゾンビ時代劇って何なんだ。
激しく判り易く、どストレートなんだけど、半ばお約束として、何なの? とは言いたくあり、なんでもかんでもゾンビ出しときゃホラーになると思うなよ、と突っ込んでもみたい。
配給先がクロックワークスだと知った瞬間、取り敢えず、全てを受け入れて鑑賞しよう、と腹括ったけど。

この映画、バナナマンの日村さんが主演を務めてる。
役名は、屑山下衆太郎(くずやまげすたろう)。……凄い名前だな。素直にそう思う。
演じられてる所、初めて拝見したけど、演技、上手いのね、あの方。
但、お話自体は、うーん……。
この手合いは、何処の国の作品でも、ホラーだろうがスプラッタだろうがパニックムービーだろうが、お笑い、と思って観てるけど、お笑い、と割り切ってしまうには、突き抜けた笑い所が無いし。
ゾンビ時代劇、ではなくて、ライト感覚な時代劇にゾンビを投入してみた、ってだけで終わっちゃってる感があるんだよねー……。
正味の話、数年前に公開された、『リンカーン/秘密の書』って映画(第十六代アメリが合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンは、実はヴァンパイヤ・ハンターだったんだよー、という粗筋)みたいな方が、奇想天外と言う意味では勝ってるし。
まあ、予算等々の関係があるから、『リンカーン/秘密の書』と比べたら可哀想なんだろうけど。
でもなー……。B級~Z級映画耐性のある方か、こういう手合いの映画を観ても素直に楽しめるタイプの方でないと、辛いと思うんだよなー。
故に、この映画も、個人的にはビミョー。

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