本日の一本@アニメ。
『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』。
2010年、東宝。
──細かいことはすっ飛ばしていいですか。いいですね、飛ばします。
要は、××年後の、大人になった野原しんのすけにピンチのテーマが掛かったので、彼の婚約者が、五歳児の野原しんのすけに助けを求め、以降、お約束の冒険(と言うか、野原しんのすけ@五歳児の活躍)が始まる、という話。
──クレしんの劇場版は、一昨年だったか一昨々年だったかに、劇場に足を運んでまで観る作品ではなくなってきたのでは……、と思ってしまった為、DVDレンタルで済ましており、去年に至ってはレンタルする気にもならなかったんですが、全作観てるので、去年の奴も借りてみたのです。
が。
……うん、借りなくても良かったかな…………。
本郷みつるさんや原恵一さんが監督されてた頃のクレしん劇場版作品と、原監督がお辞めになられて以降の作品とを比べるのは、正直、可哀想だろうと思ってはいるけれど、これは一寸……、な感じだったかなー……。
……いや、でも、この作品は、作中にて発生するタイムパラドックス&パラレルワールド部分を考察しつつ観るべきなのかな。
大人になったしんちゃんと、その婚約者のタミコちゃんが、五歳のしんちゃんに助けを求めた世界と、未来世界に行く前のしんちゃん@五歳児の世界と、未来世界から帰って来た後のしんちゃん@五歳児の世界、それぞれが生むタイムパラドックスと、三つの世界のパラレルワールド的関連性とでも言うべきものを深く掘り下げる映画なのか?
だとするなら深い……のかな。
でも、こう書きつつも、「んなこたぁなかろう」と思っている自分もいる。
一応は子供向けな劇場版アニメ作品で、所謂処の「親殺しのパラドックス」を察しろというのは無茶な気がする……(笑)。