本日の一本@邦画。
尚、以下は、多少なりとも虫絡みな話が駄目な方は読んじゃ駄目です。
飲食中の方も、読まれてはなりません。
そして、下品です。
映画が下品な内容だったので、必然的に下品な話になるので。
んでは、改めて、本日の一本@邦画。
故に、或る意味脅威なことに、劇場公開されている。
『ゾンビアス』
2012年 日本。配給は日活。
R-15指定。
公式サイトも生きているし、八月三日にDVD発売&レンタル開始になったばかりの映画だけれども、この映画を観ようと思われる方は、とってもとってもとっても限られていると思うので、遠慮なくネタばれする。
尚、この映画の公式サイトへのリンクは貼らない。
公式サイトからして、観る人を選ぶから。
────ま、要は、主人公の少女以下数名が、宇宙の彼方からやって来たんじゃないかなー? な感じの虫に寄生された所為でゾンビになっちゃった人々に襲われる、という話。
但。
どういう訳か、この映画に登場するゾンビ達は、古式ゆかしい、汲み取り式のトイレから登場する。
大挙して這い上がって来る。ボットン便所から。
どうすれば、そんな所に何人ものゾンビが潜めるのか、という素朴な疑問を一切無視し、汚物塗れで襲い来る。
因みに、ゾンビ達の攻撃方法の一つは、う◯ち投げ。
……ええ、汚物を投擲してくるの、汚物塗れのゾンビの群れが。お尻から寄生虫を生やしながら。
──今年の二月下旬だったか、この映画が公開になった時、本気で劇場まで行こうかどうしようか悩んだ。
だがしかし、東京都では新宿での単館上映、しかもレイトショーのみ、行ったら最後、多分終電にも間に合わない、一人で映画観に行くのは毎度のことだけれど、見終えたばかりの映画に関して語らう相手も得られぬまま(こんな映画、誰が付き合ってくれると言うのか)、朝まで一人、飲み屋で管巻くのも寂しいと言うか虚しいと言うか、汚物ゾンビな映画の話なんて、Barの店員だって敬遠するだろうよ、と思い、二の足を踏んでしまった。
でも、劇場まで行かなくても良かったかも知れない(笑)。
古式ゆかしい野外の雪隠から、汚物塗れなゾンビ達がワラワラ這い出て来て、右往左往始めるシーンを観た瞬間は、真剣に大爆笑したけど、確実に、B級通り越してZ級としか言えない映画、ちょっぴりだけ、レンタルにしといて良かった、と頷いてしまったのは正直な処。
しかもさー、汚物なゾンビに襲われるー! ってだけじゃなくてさー、寄生した虫が孵化した印ってのが、放屁なんだよねー。おならなのよ、おなら。
大量に放屁=寄生虫孵化の証、って図式なのよ。
挙げ句、孵化した寄生虫の出口ってのが(以下略)。
………………うん、中々ないよねー、こんな映画。
間違った意味で激しいよねー。勇者だよねー。落ち着け、って言いたくなるよねー。
所々、唐突に、しかもビミョーにエロっちいしねー。
配給が日活だからなのか、それとも、監督の趣味なのか。どっちなんだ。
……あー、この映画観てたら、『遊星からの物体X』が観たくなった。
という訳で、Z級映画を愛する方か、汚物関係のマニアな方以外には、間違ってもこの映画は薦めない。
何が遭っても薦められない。
────日活さん、今年は、創業百周年に当たる記念すべき年なのに。
そんな大事な節目の年に、何でこの映画を配給したんだ、どうしたんだ、何が遭った、大丈夫なのか、日活。
あーもー、全力で応援するよ、日活!