ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース

本日の一本@日本未公開映画。
『ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース』。
2012年の、お米の国の作品。
ジャンルは、アクションだ、と発売元は言っている&まあ、アクションっちゃアクションだけど、前半戦はグロと言った方がいいかも知れない。
尚、レーベルも発売元も、我等がアルバトロス。
アルバトロスが出している&タイトルから、真っ向勝負のB級だというのは、お判り頂けると思う。
んで。面倒臭(以下略)なので、粗筋は、アルバトロスの公式から転載。

第二次世界大戦末期。「死の天使」と怖れられたヨーゼフ・メンゲレ博士をはじめとするナチス軍の残党は、連合軍の追っ手を逃れ忽然と消した。そして現代、南極のニブルヘイム観測所。調査に出かけたマークとペイジが戻らず、残りの観測員たちが彼らの消息を追っていた。調査場所から何かをひきずった跡があり、それを辿っていくと大きな氷穴を発見する。さらに地下へと進むと、そこには地上とは異質のもう1つの世界が広がっていた。驚愕する彼らの前に博士とナチス軍が現れる。博士は地上の科学をも凌駕する技術で“ある人物”を復活させ、再び世界を支配することを目論んでいた…。

我等がアルバトロスの皆さんには申し訳ない言い草だけれども、こんな映画を観る方の数は絶対に少数だと思われるので、以下、何一つ遠慮しないで書く。
──……うん、まあ、確かにこういう話ではあった。
ジャンルも、アクションと言えばアクションかも知れない。
但、上にもチョロっと書いたけれども、冒頭からクライマックス付近まで、この手の映画では毎度お馴染みなナチの皆さん側のメインが、悪名高き変態メンゲレさんなので、割にグロいシーンが続いたりもすると言うか、スプラッタ耐性無い方にはきついかも。
んで、B級。言うまでもなくB級。
もしかして、結構真面目に作ってる? とも思ったけどB級(きっぱり)。
……でも。この映画、出来れば是非見て頂きたいブツがある。
それが何かと言えば、変態メンゲレさんが復活させた「ある人物」。
……ま、ある人物ったって、DVDのパッケージ観れば、それが誰なのか一目で判ってしまうし、メンゲレが復活させようなんて思う人物なんざ彼しかおらんだろう、って奴なのだけど、一応、様式美で、「ある人物」と言い続けてみる(笑)。
──ほんで。
この映画に登場する「ある人物」さんは、首から下がロボット化してる。
爆笑出来るという意味で、大変素晴らしい見て呉れ。
良く言えば、ターミネーターの一作目に出てくるような、悪く言えば、ロボコンの出来損ないのような、生温い笑顔を拵えつつ目線を逸らしてみたくなる、激しくビミョーな、でも、お笑い要素はあるよ! な感じのロボット@オン・ザ・生首。
………………素晴らしい。
ワタクシは、それを観る為だけにこの映画を借りた。それこそが目当てだった(笑)。
この、「ある人物」の誠に馬鹿馬鹿しい姿、それを鑑賞する為だけに、この映画は存在しているとワタクシは思う。
あの、ロボット@オン・ザ・生首、あれがなければ、恐らくこの映画に価値はない(笑)。
正直、それ以外の部分は、色々諸々、一寸ナニではあるけれども、ロボット@オン・ザ・生首は一見の価値がある……筈。多分(笑)。
後は、あれかな。もっと突き抜けた馬鹿作品にすれば、心の底から楽しめたのに、って処かな。

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