本日の一本@日本未公開映画。
『悪霊のはらわた』
2012年の、スウェーデンの作品。
原題は、『WITHER』。
ジャンルはスプラッター・ホラー。
提供は、プライムウェーブ。販売は、我等がアルバトロス。
……えー、一応、粗筋をアルバトロスの公式から転載。
語らずともいい気はする。
週末をすごすため山小屋にやって来た、アルビンとイダのカップル、7人の友達グループ。だがその家の地下室には、恐るべき悪霊が棲みついていた。とり憑かれた者は、人間ではない邪悪な存在に豹変する。そしてその血を浴びた者も、魂を奪われ魔物と化すのだ。1人また1人、悪霊に憑依されてゆく仲間たち。生き残るには仲間を倒し、その息の根を止めるしかない。凄惨な殺し合いの挙句、2人だけ生き残ったアルビンとイダ。だがついに、イダが悪霊の血を浴びてしまい…。
タイトルからも、DVDのパッケージからも、『死霊のはらわた』のパクリorオマージュorリスペクトだろうなー、と思って借りた。
思った通りだった(笑)。
てか、本当に、死霊のはらわたのオマージュだかリスペクトだからしい。
──スウェーデンの映画って、余り巡り合った覚えがないけど、この映画に関しては、真面目と言うか、オーソドックス? と言うかな作りかなー、な印象を受けたかな。
でも、可もなく不可もなく、とも思った。
良くも悪くも、飛び抜けた何かは無い、みたいな。
この手のがお好きな方には悪くないとも思うけども、この手のが突き抜けてお好きな方には、物足りないかもね。
──そりゃそうと。
最近の恐怖映画は、画面が暗いのが流行りなの?
ここ、クライマックスorクライマックス付近ですよね、なシーンなのに、画面が暗くて登場人物達が何やってるか良く判らないよ、ってのが流行りなの? 誰か教えて。
そういう演出なんだと判っちゃいるけど、目を細めて見ても何が何だか良く判らないまでに暗いのは一寸……。
その辺は、もうちょいだけでいいので、御都合主義で突き進んで頂けまいか。
この設定で、そんなに明るい訳はない! みたいな突っ込みは入れないから。そんなことも思わないから。
せめて、もう一寸画面を明るくして下さいまし。
……あ、それと。
作中、シャベルが登場したから、思わず期待したのに。
それがシャベルの本来の使い方だとしても、ゾンビや化け物を倒す映画の中で登場するシャベルに、土なんか掘らせちゃアカンよ。
それでゾンビor化け物を殴ろうよ。
あれは、緊急時最強の武器じゃないか(笑)。