本日の一本@日本未公開映画。だと思う。多分。
『アーミー・オブ・ダークネス』
2013年の、お米の国の作品。
原題は、『ATTILA』。
ジャンルは、DVD発売元の我等がアルバトロスに曰く、『アクション&アドベンチャー&SF!!ジャンルの壁もブチ壊す痛快エンタテインメント!!』……だそうです。
尚、この映画を拵えたのはアサイラムさん。
B級映画やパクリ映画が十八番なアサイラムさん。
んで以て、粗筋は、我等がアルバトロスのサイトから全部転載してやる(笑)。
アメリカvs暗黒魔神軍団
その残虐さで歴史上最も恐れられた“破壊王アッティラ”。
1500年の時を超え、不死身の魔神は再び地上に降臨した。
究極の戦士軍団に挑む、精鋭アメリカ軍特殊部隊。
世界の覇権を賭けた負けられない戦いがはじまる!!東ヨーロッパの紛争地域で、アメリカ軍が発見した世紀の秘宝。それは1500年前に大帝国を築いた、フン族のアッティラ王に神秘の力をもたらしたとされる“モーセの杖”だった。アメリカの狙いは秘宝の謎を解き、不死身の兵士を産み出すこと。しかし杖の魔力は、共に眠っていたアッティラの息子、最強戦士ノーマッドのミイラを蘇らせてしまう。不死の肉体と、究極の戦闘力を備えた怪物。その猛威の前に、米軍基地は壊滅の危機に瀕する。特殊部隊のヴィト大尉は、精鋭チームを率いて最強の敵に戦いを挑むが……。
……えーと。
アルバトロスの公式では、引用した通りに謳っているけども、アメリカvsではない。
アメリカ軍の軍人さん複数名が戦ってたけど、アメリカ、ではない。
vs暗黒魔神軍団でもない。闇の力がうんたらで不死者になっちゃったよ〜、な御仁が敵ではあったけど、軍団、ではない。単体。
……物凄い誇大広告だな(笑)。
見始めて暫く、もしかして、アサイラムさんが作った&アルバトロスがDVD売ってる映画にしては、そこそこまともなアクション・アドベンチャーなのかな、と思って眺めてたけど、そんなことはなかった(笑)。
又一段と、ワタクシのB級〜Z級映画耐性&感性は、おかしな方へステップアップしたのかな、と自分で自分を疑っちゃったりもしたけど、杞憂だった。
モーセの杖がどうこうでー、アッテラ王の息子が不死者になって杖を守っててー、とか何とか、登場人物達が言っていたので、ひょっとしてひょっとすると、ワタクシの期待を良い意味で裏切り、とっても壮大な、トレジャーハントな冒険活劇が繰り広げられたりするのかも! ……なんて思ってみたりもしたのに、上官な大将に命じられるまま、モーセの杖をネコババしてきた主人公の軍人さん&その部下達と、何となく甦っちゃってモーセの杖も取り返してみたりしちゃった不死者な彼が、「正直、盛り上がらんなー……」なバトルを繰り広げる映画だった。
或る意味、B級映画らしいB級映画だったかも知れないけど、B級映画のお約束、美人なお姉さんの乳orおケツが、バインバイン揺れる、とかいう訳でもなかったしな……。
物凄く真面目に映画と向き合いつつ制作してるんだろうな、とは感じるんだけどね。
その設定は果たして必要なのか、ってな部分も多かったしね。
そりゃそうと、お米の国の映画製作関係者の皆様は、いい加減、爆破すりゃあ何でもどうにかなるぜ! ってのを止めた方が良いと思う。真面目に。